バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

  (1957年のインタビューでの発言)

 自分が尊敬すべき人物だと思われていることに気づくと、私は自分はどのような罪を犯したのだろうかとか思案し始めました。私は、自分はとても邪悪な人間に違いないと思い、最大限不快な内省を始めました。

When I found myself regarded as respectable, I began to wonder what sins I had committed. I must be very wicked, I thought. I began to engage in the most uncomfortable introspection.
Source: Interview with Irwin Ross, September 1957;
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<寸言>
 1949年にメリット勲章(英国で民間人に授与される最高の勲章/定員は24名なので死亡者がでないと新たな授与者なし)を授与され、1950年にノーベル賞を授与されると、その後、無数の名誉がラッセルに授けられるようになりました。
 ラッセルは、過去、いろいろ名誉を受ける人には「世の中に害をもたらす人間」が少なくないという思いを抱き続けてきたため、「自分はどんな罪を犯したのだろうか?」という思いが湧いてきたしだいです。
 日本でも、田中角栄も罪が露見しなければ逮捕されることもなく、大勲位が授与されたはずです。某総理経験者(複数)は罪が露見しなかったために大勲位が授与されました。ラッセルの思いも理解できるような気がします。

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