バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 ある種のドグマティズム(教条主義)から抜け出すよい方法は、自分が属する社会的集団とは異なる社会的集団で抱かれている意見に気づくようになることである。私は若い頃、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカなど、国外(外国)でたくさん暮らしたことがある。これは島国(祖国である英国)の偏見を減らすために非常に有益であることがわかった。もしあなたが旅行ができないなら、自分と意見の合わない人を探したり、自分の支持政党とは異なる政党の新聞を読んだりしよう。

A good way of ridding yourself of certain kinds of dogmatism is to become aware of opinions held in social circles different from your own. When I was young, I lived much outside my own country- in France, Germany, Italy and the United States. I found this very profitable in diminishing the intensity of insular prejudice. If you cannot travel, seek out people with whom you disagree, and read a newspaper belonging to a party that is not yours.
Source: Bertrand Russell : An Outline of Intellectual Rubbish, 1943  Reprinted in: Unpopular Essays, 1950, chapter 7
More info.: https://russell-j.com/0811OIR.HTM

<寸言>
 若い時はまだ自分の考えが固まっていないので、いろいろな考え方を知ろうとします。しかし、年を取ってくるとめんどうくさくなってきて自分が好まない人々の話を余り聞かなくなる人が多くなる、というのが世界共通の傾向のようです。
 私ももちろんそういう傾向がありますが、YouTube などではそういったあまり好きではない(どちらかと言うと嫌いな)人たちの話をいろいろ聞くことができます。
 私は保守的あるいは右翼っぽい人たちが好きではないですが、YouTube で時々そういった人たちの動画を覗いたりします。たとえば、最近は百田尚樹氏のYouTubeチャンネルを時々視聴しています。百田尚樹氏に対しては嫌悪感さえ抱いていましたが、かぼそい?声で弁解気味にまくしたてる姿は意外に思いました。その考え方は同意できないにしても、性格には憎めないところがありそうです。一方、ホリエモンのYouTube 動画もたまたま視聴しますが、その態度にはあいかわらず反感をおぼえます。

#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell