バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 第一に、宗教は保守的な勢力であり、過去に悪だったものの多くを保持している。聖職者の大多数は、平和時にはしばしば平和主義者であるけれども、戦争が起こると常に戦争を支持する。奴隷制が存在していた間には、(聖職者達による)奴隷制を支持する宗教的議論が見い出された。今日では。資本主義的搾取を支持する、同様の議論が見い出される。

In the first place, religion is a conservative force, and preserves much of what was bad in the past. ... The immense majority of ministers of religion support war whenever it occurs, though in peace-time they are often pacifists. ... While slavery existed, religious arguments were found in support of it; nowadays, similar arguments are found in support of capitalistic exploitation
Source: Education And The Social Order, by Bertrand Russell, 1932, chapter 8
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<寸言>
 第二次世界大戦の反省から、日本は平和主義を長い間守ってきましたが、戦争の経験や記憶のない人がほとんどを占めるようになった現代日本では、また軍備を抜本的に増強すべきとの議論が多くなってきました。
 防衛費を5年以内に倍増せよと声高にさけんでいる人達は、安全保障環境が厳しくなってきたことを強調します。それは確かにそうでしょうが、第二次世界大戦前も、冷戦時代も、同様のことが言われ、多くの禍根を残しました。残念ながら、アメリカに追従しているだけで、日本独自の平和外交はほとんどなしです。

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