バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 道徳的要件(必要なもの)と知的要件とは解きがたく絡み合っている。悪しき情熱は真理を見ることを不可能にし、誤った信念は悪しき情熱への口実を与える。世界が浮上するためには(暗い時代を乗り切るためには)、世界は明晰な思考と思いやりを必要とする。このどちらも極度の悲惨を経過せずには学び取ることができないかもしれない。しかし、私はそうならないことを願っている。

Moral and intellectual requirements are inextricably intertwined. Evil passions make men incapable of seeing the truth, and false beliefs afford excuses for evil passions. If the world is to emerge, it requires both clear thinking and kindly feeling. It may be that neither will be learned except through utmost disaster, I hope this is not the case.
 Source: adaptation: An Autobiographical Epitome, by Bertrand Russell.
In: Portraits from Memory and Other Essays, 1956.
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<寸言>
 ラッセルは亡くなる3年前から1年前にかけて(つまり、1967年から1969年にかけて)3巻からなる自伝を出版しました。ラッセルの自伝と言えば通常これを指しますが、実は、1956年に Portraits from Memory and Other Essays (『記憶からの肖像』)という書名の自伝を出しています。(ラッセル=アインシュテイン声明を発表した翌年です!)
 本日の引用は、この本の序章「自伝の試み」の最後の段落から採ったものです。
 ラッセルの著作になじんでいる人なら、「また言っている」と食傷気味に感じる人がいるかも知れません。しかし、ラッセルが言うことを理解や共感しない人も、言い方を変えると理解や共感することがあります。つまり、大事なことは表現を変えて何度も言ったほうがよいということです。

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