バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 「ロシア人にだって,フランス人にだって,トルコ人にだって,プロシヤ人にだって, もしかするとイタリア人にだってなれたかもしれないが,他の国籍に変わる誘惑がいっぱいあったにもかかわらず,彼は現在でもイギリス人のままだ。」

 大部分の人は,国籍を変更する機会を与えられても,その国家(国籍)が(自分にとって)外国籍である場合を除いて,国籍を変えないであろう。国籍の原則(注:希望すれば国籍を変更できるという原則)がうまくいったということほど国家の強化に役立ったことはない。愛国心と公民の身分(公民権)とが手を携えて進む時,一人の人間が国家に捧げる忠誠心は,通常,教会や政党のような自由意志でメンバーとなる組織(体)への忠誠心を凌駕する。


He might have been a Russian,
A Frenchman, Turk, or Prussian,
Or perhaps Italian,
But in spite of all temptations
To belong to other nations,
He remains an Englishman.

Most people, given the chance to change their State, would not choose to do so, except when the State represents an alien nationality. Nothing has done more to strengthen the State than the success of the principle of nationality. Where patriotism and citizenship go hand in hand, a man's loyalty to his State usually exceeds his loyalty to voluntary organizations such as Churches and parties.
Source: Bertrand Russell : Power, a new social analysis, 1938
 More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER13_110.HTM

<寸言>
 世界で最も帰化が難しいのはオーストリア、2番ドイツ、3番日本、4番スイス、5番米国、だそうです。最も難しいオーストリアは同国に15年以上居住しなければ帰化を申請できず、二重国籍も(日本同様)認められていないとのことです。
  https://kikajapan.net/kikatop5/
 日本で永住権を得るには以下の3つの条件がそろわないといけないということで少し厳しすぎます。(以下の条件をクリアするために偽装結婚し3年後に離婚する人もけっこういそうです。)
 (1) 10年以上在留(日本人の配偶者がいれば3年以上/日本への貢献が認められれば5年以上)
 (2) 独立した生計を営むに足る資産または技能を有すること
 (3) その者の永住が日本国の利益に合致すること

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