バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 開かれた精神・知性(偏見がないこと)は,知識への欲求が本物である場合必ず存在しているはずの資質である。この性質が欠けるのは,知識欲とは別の欲求が,自分(we)はすでに真理を知っているのだという信念とからみあっている場合に限られる。これが,偏見がないという性質がおとなよりも若者においてずっと普通にみられる理由である。

Open-mindedness is a quality which will always exist where desire for knowledge is genuine. It only fails where other desires have become entangled with the belief that we already know the truth. That is why it is so much commoner in youth than in later life.
 Source: On Education, especially in early childhood, 1926, by Bertrand Russell
 More info.:https://russell-j.com/beginner/OE14-050.HTM

<寸言>
 知識欲よりも権力欲が強い者は、何が正しいかよりも(正しくなくとも)何が力があるか(効果的か、権力の源になるか)の方に注目する。権力を持てば持つほど、そういうことが可能となる。黒を白にかえることも、また、それが無理な場合でも灰色くらいには変えることができる。そうして権力(者)に追従する者たちがそれをサポートしたり、時には身代わりになり、一時的な犠牲者になってくれる。
 「総理と桜を見る会」その他の不祥事も、安倍総理の公設第一秘書などが身代わりになり、「自分が勝手にやりました」と言うことになるのか?
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