バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 ベンサム主義(功利主義)の歴史家のエリー・アレヴィ(故人)は,かつて,おおざっぱに言って,人が自分の仕事に対して支払われる報酬(収入額)は,その人が自分の仕事がどれだけの価値があるかと考えているもの(自己評価額)とちょうど同じであると主張した。私は,この言葉は著作家の場合は当てはまらないと確信を持っている。私の場合は,ある本が価値があると思えば思うほど,支払われる報酬は少ないということを,これまで常に気づいている。

Per contra, the late Elie Halevy, the historian of Benthamism, once maintained that, broadly speaking, what a man is paid for his work is what he himself believes it to be worth. I am sure this is not true of authors: I have always found, in my own case, that the more I thought a book was worth, the less I was paid for it.
 Source: Power, a new social analysis, 1938, by Bertrand Russell
 More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER06_270.HTM

<寸言>
 これは学術的な著作に限ったわけではない。一時期ベストセラーになったもので、10年以上経過してもまだ多く読まれている本はいかに少ないことか!
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