バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル関係電子書籍一覧

 ムーア(G. E. Moore, 1873-1958,)の友人全てにとって,ムーアがパイプ(の煙草)に火をつけようとするのを見守ることは,お気に入りの楽しみの1つであった。彼はいつもまずマッチをすって火をつけ,それから議論を始め,指がやけどしそうになるまで議論を続ける。そうして,彼はもう一本マッチをすって火をつけ,また指がやけどしそうになるまで議論を続ける。後は,マッチ箱が空になるまで,彼は同じことを繰り返した。これは疑いなく,彼の健康のためには幸運であった。なぜならそれは煙草を喫わない時間を彼に与えたからである。

One of the pet amusements of all Moore's friends was to watch him trying to light a pipe. He would light a match, and then begin to argue, and continue until the match burnt his fingers. Then he would light another, and so on, until the box was finished. This was no doubt fortunate for his health, as it provided moments during which he was not smoking
Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1 :
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB13-150.HTM

<寸言>
 健康によくないとわかっていても昔はたばこを吸う人が多かった。知識人ならたばこの害はわかりそうなものなのに、楽しみが少なかったためだろうか? 最初からタバコを美味しいと言って吸い始めた人がどれだけいただろうか? いつの間にニコチン中毒になり・・・?。

 ラッセル関係電子書籍一覧
#バートランド・ラッセル / #Bertrand_Russell