バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

  権力が一つのセクト(党派,分派)のメンバーだけに限られている場合,イデオロギー上の厳しい検閲が存在することは不可避である。(特定の)信条を心から信ずる者は,どうしても正しい信仰を世の中に広げたい(広めたい)と熱心に思うであろう。それ以外の人々はただ外的に順応(表面的に同調)することで満足するであろう。前者のような態度は,知性の自由な行使を殺してしまう(自由に働かせることをできなくさせてしまう)。後者のような態度は,偽善を促進する(助長する)。

When power is confined to the members of one sect, there is inevitably a severe ideological censorship. Sincere believers will be anxious to spread the true faith; others will be content with outward conformity. The former attitude kills the free exercise of intelligence ; the latter promotes hypocrisy.
 情報源: Power, 1938.
 詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER12_180.HTM

 <寸言>
 敵や競争相手が拮抗した力を持っていれば、お互い調整や話し合いをしようとする。しかし、1強の場合は、弱小反対勢力の気持ちを考慮することなく、力で握りつぶすだけとなる。