バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 コンラッドが生まれて2,3ケ月後に,ついにテレグラフ・ハウスを売ることに成功した。何年もの間全然申し込みがなかったが,突如として二人の買い手が現れた。一人はポーランドの公爵であり,もう一人は英国の実業家であった。彼らが競りあうことになったので,24時間で,彼らの申し出価格を1,000ポンド分,つり上げることに成功した。最後は実業家が勝利をおさめた。それまで,それが処分できなければ手持ちの金を費やさなければならず,それもごくわずかしか残っていなかったので,破産するかもしれないという悪夢に脅かされていたが,これでその悪夢からも解放されることになった。

A few months after his birth, I at last succeeded in selling Telegraph House. For years I had had no offers, but suddenly I had two: one from a Polish Prince, the other from an English business man. In twenty-four hours, owing to their competition, I succeeded in increasing the price they offered by £1000. At last the business man won, and I was rid of the incubus, which had been threatening me with ruin since I had to spend capital so long as it was not disposed of, and very little capital remained.
Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.2,chap.3: China
More info.: https://russell-j.com/beginner/AB25-070.HTM

<寸言>
 競売の心理といったところでしょうか?
 競争相手がいなければ、そんな値段で買って大丈夫か? 高い買い物になるのではないかと思うものが、競争相手が現れるとあっという間に態度が急変してしまいます。そうして、どんどん値段がつりあがり・・・、競り負けると、もう少し自分にお金があれば・・・と残念がったりします。
 テレグラフ・ハウスのように景色のよいところに建っている別荘は他にないので、資産を持っている人は「お金に糸目めをつけない」という態度にでます。
 と、書いていて、「糸目」とはなにかと疑問に思い、次の説明を読んで納得しました。
 「 糸目とは、凧の表面に数本付けて、揚がり具合や姿勢を制御するための糸、あるいはその糸を括るために空ける穴のことである。 糸目の付いていない凧が制御不能になり、風に任せて飛んでいってしまうことと、出費を抑えないことを掛けた表現である。」

 
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