電子掲示板(過去ログ 2021年7-12月分

過去ログ索引

 無料掲示板は一定の件数を越えると削除されていきます。そこで、古い書き込みは、電子掲示板の「過去ログ」としてここに掲載します。(新しい記事から古い記事の順番となっています。)


低身長差別の国

 投稿者:国語  投稿日:2021年12月29日(水)09時11分33秒
 
山本五十六は160センチですよね。
香取慎吾は183センチ。
低身長男性の功績を高身長男性が剥奪しているキャスティングであり、NHKに抗議すべきではないですか。
しかし誰が?

大学時代サークルの後輩で2丁目でウリやってる、という噂の人物がいました。身長が女性平均程度といういがいは色白で非常に造作がよく、私が男でおっさんだったらいいと思うかな?という感じでした。お金に困っているのか趣味なのかわからんし不可侵案件だな…と流していました。
本当の差別は見えないことにされていますよね。

私はおかしいと思います。

では。
 

12/24副反応検討部会報告

 投稿者:φ  投稿日:2021年12月24日(金)21時40分30秒
  10代、20代の心筋炎がいよいよ酷いことになっています。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm39798206
未報告分を含めると・・・
 

Re: 死亡原因

 投稿者:φ  投稿日:2021年12月14日(火)19時10分30秒
  > No.6344[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

 その件については、看護師と医師による次の二つの動画が参考になります。
 https://www.youtube.com/watch?v=QWLxysfACbs
 https://www.youtube.com/watch?v=3VDi7S6xswo
 二人とも怒ってますね。当然でしょう。
 基礎疾患のない若年者にとってコロナ感染症の害はほぼゼロなので、ワクチン接種にメリットはないでしょう。
 対して、基礎疾患のある人もない人も平等に危険にさらされるロシアン・ルーレット性がワクチン接種の不条理。健康への配慮を無にする不条理です。
 ウイルスだったら、健康な鼻や喉の粘膜なら大部分ブロックできるので、健康に自信ある人は、わざわざ粘膜を飛び越して有害な脂質ナノ粒子やmRNAを直接体内に入れようなどと本来思わないのでは。
 ともあれ国は、コロナ感染症に限定せず全死因無差別で、年齢層ごとに接種者と未接種者の死亡率を発表すべきですね。
 私の予想では、
 接種後死亡者数/接種者数 ≫ 未接種者死亡者数/未接種者数。これが四月以来の超過死亡の原因となっているのではないかと。
 

死亡原因

 投稿者:TMPRSS2  投稿日:2021年12月14日(火)09時53分43秒
  中日ドラゴンズの木下雄介投手が「急性心筋炎(劇症型心筋炎)、高度の僧帽弁閉鎖不全症」を発症してお亡くなりになったわけですが、

・モデルナワクチン1回目接種日(6月28日)
・7月6日の練習後に意識消失
・8月3日、心停止

でした。

◆医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく
製造販売業者からの副反応疑い報告状況について
(COVID?19 ワクチンモデルナ筋注 基礎疾患等及び症例経過)
(令和3年 10 月 25 日から令和3年 11 月 14 日報告分まで)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000861751.pdf


---

であるにもかかわらず、私はワクチン肯定派ではあります。
 

Re: 新型のあれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年11月14日(日)16時03分45秒
  > No.6342[元記事へ]

13歳、
10月30日ファイザーワクチン接種、
30日当日に死亡。No.1328
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000853794.pdf
 ワクチンとの因果関係・関連あり(搬送先医療機関)
 他要因の可能性・無し(搬送先医療機関)
まったくニュースに上がってきませんね・・・
  何としても子どもに打たせようと
 

Re: 新型のあれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年11月 8日(月)18時55分32秒
  > No.6333[元記事へ]

ワクチンの安全性広報については
国ぐるみのデタラメが目に余るので、
もう一発追加します。
「新型コロナワクチンの心筋炎リスクは感染者の●●倍! 厚労省の数字捏造を糾弾!」
https://tocana.jp/2021/11/post_224949_entry.html
11月10日12時配信予定
 

Re: ご無沙汰しております。

 投稿者:φ  投稿日:2021年11月 6日(土)04時14分7秒
  > No.6340[元記事へ]

千さんへのお返事です。

>
> ひとまず、ハッピーなサイエンスに傾倒してるだとか極めて右に染まってしまったとかではないようで安心しました。
>

少なくともワクチンに関するスタンスは、右も左もないでしょうね。
テレビではワクチン推奨一本槍の先生も、専門家同士のプレゼンではだいぶニュアンスが異なります。
https://www.youtube.com/watch?v=Z7fXH6cWBso&t=11283s
 

Re: ご無沙汰しております。

 投稿者:  投稿日:2021年11月 5日(金)17時18分43秒
  φさんへのお返事です。

ご返信ありがとうございます。
ひとまず、ハッピーなサイエンスに傾倒してるだとか極めて右に染まってしまったとかではないようで安心しました。

> 科学的立場を堅持したうえでの整合的信念体系がいかなる政治的バイアスからも外れるのは必然なので、べつに不本意ではありませんが……。

わかりました。
私自身はあまり政治的なことや社会問題に明るくないので矢鱈なことは言えませんが、とりあえず不穏な内容の回答ではなくてよかったです。
イデオロギーや社会問題について考えると頭が痛くなってくるので、仮想現実やループに思考を割くことにします。
 

Re: ご無沙汰しております。

 投稿者:φ  投稿日:2021年11月 5日(金)13時25分33秒
  > No.6338[元記事へ]

千さんへのお返事です。

> 突然ですが、φさんは幸福の科学についてどう思われますか?
> 以前こちらに挙げられていた地球温暖化のURLがザ・リバティという幸福の科学メディアによるものでしたので、ちょっと気になりました。
>

幸福の科学に対しては、宗教としては普通の団体であろうくらいの印象しか持っていませんね。とくに関心はありません。教義についても知りません。

>
> 確かに地球温暖化懐疑論の中心にいらっしゃるのは動画にも出演していた渡辺正氏ですが、数多くある情報源の中でなぜあれを選んだのでしょうか。
> たまたまあのサイトを紹介しただけかもしれませんが、ザ・リバティが取り上げている他の話題を見たところ何やらφさんが日頃から支持するもの(トランプ賞賛、反ワクチン、地球温暖化懐疑論etc.)と通ずるところがあるような気がしました。
>

基本的に私は、情報源より内容で評価します。
政治系Youtuberの中でも、及川幸久は信頼が置ける方だと思っていますし。

地球温暖化は、自然変動の一断面にすぎない確率が高いでしょう。気候変動の最も重要な要因は太陽の活動であり、CO2は何千もあるその他群小の要因の一つにすぎません。CO2増加は、温暖化の原因というより、結果です。
CO2の量は、たまたま人間がある程度コントロールできそうな要因であるために、過大評価されて活動家に利用されているだけの、恣意的に選ばれたパラメータにすぎません。
たまたま人間が操作できそうな要因(CO2)が地球の運命を決めているというのは人間中心主義的信仰であり、カルト宗教そのものです。
温暖化テーゼを信じる人には、逆に尋ねてみたいです。なぜあなたはそれを信じるようになったのか、と。
人間由来のCO2が温暖化の原因である証拠は?
温暖化が人類文明にとって不利である証拠は?

LGBTにしろ温暖化にしろ、フィクションとしてこそ楽しめる物語を、本気で信じてしまう輩の言動が政治力を持つのはどうしてでしょうね。誰もが愚行権を享受すべきですが、共同体レベルではやめてほしいものですよ。

>
> 私はあまり右や左で物事を捉えたくない性分なのでどちらかを支持する立場にはなれないのですが、とりあえずφさんは右翼ということでほぼ間違いないですよね?
>

私は右翼とは程遠いでしょうね。
右翼をどう定義するにせよ「天皇制支持」は必要条件の筆頭でしょうが、私は逆なので。
皇族という制度がある限り、日本社会から非合理的な階級差別、性差別等々は無くなりません。
あと、私は大正まではともかく昭和の大日本帝国が大嫌いであり、
南京大虐殺をデマ認定するネトウヨ言説には絶望しているので、まあその点でも私は右翼失格でしょう。
いわゆる北方領土は紛れもなくロシアのものですし。
というわけで、私は右からも左からも弾き出される位置にいるかもしれません。
科学的立場を堅持したうえでの整合的信念体系がいかなる政治的バイアスからも外れるのは必然なので、べつに不本意ではありませんが……。
 

ご無沙汰しております。

 投稿者:  投稿日:2021年11月 5日(金)10時12分11秒
  突然ですが、φさんは幸福の科学についてどう思われますか?
以前こちらに挙げられていた地球温暖化のURLがザ・リバティという幸福の科学メディアによるものでしたので、ちょっと気になりました。

確かに地球温暖化懐疑論の中心にいらっしゃるのは動画にも出演していた渡辺正氏ですが、数多くある情報源の中でなぜあれを選んだのでしょうか。
たまたまあのサイトを紹介しただけかもしれませんが、ザ・リバティが取り上げている他の話題を見たところ何やらφさんが日頃から支持するもの(トランプ賞賛、反ワクチン、地球温暖化懐疑論etc.)と通ずるところがあるような気がしました。

私はあまり右や左で物事を捉えたくない性分なのでどちらかを支持する立場にはなれないのですが、とりあえずφさんは右翼ということでほぼ間違いないですよね?
 
 

世紀末感覚

 投稿者:国語  投稿日:2021年10月30日(土)10時05分35秒
  大学卒業の年に地下鉄サリン事件が起きました。
私の住む町の教員採用は募集ゼロ。
そんな世紀末をサバイブするのに伏見憲明さんが提唱した「キャンピィ」という感覚は非常に有難いものでした。
「笑わば笑え。こっちも笑い返しているのだよ」
とでも申しましょうか。
予定調和を嘲笑う、というのかな。
そういうものがないとなんとなく酸素が足りない感じがあった、と思います。
「クィア」というのも、ちょっと風変り、とか珍しい、くらいの意味で出てきたと思います。

プリンスを聞いたことないし興味もない田舎の高校生が岡村靖幸は矢鱈と聴き込んで頭のなかに「幻の都会生活」を描くように、アンソニー先輩に連れられて「珍しいキノコ舞踊団」を見に行ったりしていました。アンソニー先輩は海外の様々なモダンダンスを見ていたし躍りもできたので、私とは全然違う立場から見て、引用や解釈を楽しんでいたようでした。

だから、他人の頭の中はわからないですよね、基本。

それがわからない人は変わっているなあ、と、私は思ってきたし、思っているのですが。

これから松浦大悟さんの本を、高校一年生の孫娘にたまに本を送っている70代の女性に押し貸しに行ってきます。
きっと役に立つでしょう。

φ先生のことも、ちゃんと書いてありましたよ。

それではよい週末を。
いろいろありがとうございました。

 

Re: 新型のあれ

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年10月14日(木)14時24分33秒
  φさんへのお返事です。

> 遅読猫さんへのお返事です。
>
> (50万×0.5×0.95)÷1.25億 ≒ 2/1000
> (5000×0.95)÷1.25億 ≒ 4/10万

1.25億は日本の総人口ですね。
ありがとうございます。
 

Re: 新型のあれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年10月14日(木)14時06分57秒
  > No.6334[元記事へ]

遅読猫さんへのお返事です。

(50万×0.5×0.95)÷1.25億 ≒ 2/1000
(5000×0.95)÷1.25億 ≒ 4/10万
 

Re: 新型のあれ

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年10月14日(木)11時51分19秒
  > No.6333[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> 参考まで・・・
> 「新型コロナウイルスワクチンが人を危険に晒している6つの状況証拠」
> 『トカナ』10月10日

「ワクチン本来の売りである「発症予防効果」は、mRNAワクチンの場合、95%ほどだと言われました。ワクチンの有効期間とされる半年間[2]をとると、未接種段階で陽性は日本で50万人ほど。陽性者の5割が発症[3]するとして、そのうち95%の発症がワクチンで防止できる[4]とすると、1000人中約2人が恩恵を被ることになります。
 発症者の大多数は軽症なので、死亡だけに着目しましょうか。未接種死亡者は半年あたり5000人なので、命を救われるのは10万人に約4人ということです[5]。」

お手数ですが、

「1000人中約2人」



「10万人に約4人」

の計算式をご提示願えないでしょうか?

理解が悪くてすいません。
 

新型のあれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年10月10日(日)19時46分42秒
  参考まで・・・
「新型コロナウイルスワクチンが人を危険に晒している6つの状況証拠」
『トカナ』10月10日
https://tocana.jp/2021/10/post_222468_entry.html
北欧でのモデルナ若年層への使用停止、等々、少しずつ流れが変わりそうな気配です。
 

Re: 地球温暖化の研究がノーベル物理学賞を受賞

 投稿者:φ  投稿日:2021年10月 7日(木)06時06分16秒
  > No.6331[元記事へ]

C6さんへのお返事です。

>
> 地球温暖化問題に関して、φさんの他に整然とした考察を述べられている方として個人的に参考にしていたのが下記サイトの方です。
> (こちらを知ったきっかけが量子消しゴム実験関連のネット記事に散見されるエンタメ色への懐疑でしたので、そちらのURLにて失礼します。色々と気になる話題が取り上げられているサイトなので、よく見に行ってます)
> https://taste.sakura.ne.jp/static/farm/science/delayed_choice_experiment_eraser_terrible.html
>

 量子消しゴム実験というのは、多世界解釈を強力に支持するものでしょうね。
 量子論の解釈問題もまた、地球温暖化と同じく、専門家の合意が成立していない領域で、それゆえ素人があれこれ批評家気取りで論戦しても甲斐あるテーマと言えます。

>
> 地球温暖化、コロナ、LGBTなど世を席巻している問題を取り上げると何かと誤解されたり謂れのない誹りを受けたりすることもありますが、そういった声に気圧されず心強く向き合っていきたいものです。
>

LGBTについては、ここの記事が最近の事件をわかりやすくまとめてくれています。
https://note.com/yousayblah/n/n74284a22d214
 TRAが大学で学生を得々と洗脳している有様は無残です。学生には事実と論理に基づいて考えてもらいたいですね。
 

Re: 地球温暖化の研究がノーベル物理学賞を受賞

 投稿者:C6  投稿日:2021年10月 6日(水)20時57分26秒
  φさんへのお返事です。

> 私は地球温暖化はイデオロギーであって科学ではないと思っています。

ためになる参考URLとφさんの仔細な見解を頂きまして、ありがとうございます。
参考先の動画は一般の身にもわかりやすかったですし、φさんの考察も含め整然としていて受け入れやすかったです。
講義内で余談としてサラッと触れられていた話でしたが、気になる動向をはらむ問題でしたので、あらためて詳しくうかがえて僥倖です。

> 具体的には、
> A 地球は温暖化しているのか
> B 温暖化しているとして、人間が出すCO2が主因なのか
> C 温暖化しているとして、人間に対して害になるのか
>
> A、B、Cすべて、正解は「ノー」だと私は思っています。状況証拠によってですが。
> 結論ありき・研究課題を維持しようという魂胆が透けて見えます。
> 地球のような複雑系を、CO2という単一の要因を誇張して扱おうとする疑似科学的姿勢は、
>  数多くの病気の中からCOVID-19だけをクローズアップし、しかもCOVID-19の多くのパラメータの中から「感染者数」という重要でない要因(しかも本来「陽性者数」と呼ぶべき誤称)だけクローズアップするという露骨な政治的姿勢に通ずるところがあり、
>  我々は絶えず警戒せねばならないと思います。

地球温暖化問題にもコロナ関連にも懐疑的に思うところはあれど、世の流れ的に安易に触れてはならないような空気が漂っていたので肩身が狭かったですが、筋道立てられた考察のおかげで暗澹とした心に光明が差しました。

> 真鍋氏が「二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデル」を作ったというのは、
>  べつに、真鍋氏のモデルが地球の気温が実際に上がることを予測しているとか、そういうことではないでしょう。
>  「(他のパラメータを一定に保った場合の)二酸化炭素と地球の温度との関係」の解明に貢献した、というくらいに理解しておくべきなのでは。

なるほどです。
テレビ番組の視聴中に速報が流れてきた際、アナウンサーが
「二酸化炭素と地球温暖化が関連しているというモデルを構築した……」と報じていたので、その言い方だと語弊があるのではと感じたのです。
速報の性質上、端的にニュースを伝える必要性があったためにそのような言い回しになったものと思われますが、何か引っかかりを覚えたので思うままにこちらで尋ねてみてよかったです。

地球温暖化問題に関して、φさんの他に整然とした考察を述べられている方として個人的に参考にしていたのが下記サイトの方です。
(こちらを知ったきっかけが量子消しゴム実験関連のネット記事に散見されるエンタメ色への懐疑でしたので、そちらのURLにて失礼します。色々と気になる話題が取り上げられているサイトなので、よく見に行ってます)
https://taste.sakura.ne.jp/static/farm/science/delayed_choice_experiment_eraser_terrible.html

地球温暖化、コロナ、LGBTなど世を席巻している問題を取り上げると何かと誤解されたり謂れのない誹りを受けたりすることもありますが、そういった声に気圧されず心強く向き合っていきたいものです。
 

Re: 地球温暖化の研究がノーベル物理学賞を受賞

 投稿者:φ  投稿日:2021年10月 6日(水)05時01分7秒
  > No.6326[元記事へ]

C6さんへのお返事です。

>
> だいぶ前にΦさんが講義中の余談として地球温暖化問題の欺瞞性について述べられていましたが、今回のノーベル物理学賞をどのように見ますか?
> ノーベル賞は世界的にも知名度高い賞なだけに、何か(政治的思惑のような)裏事情がある可能性もないとは言いきれませんが……。
>

> 地球温暖化と同様、コロナ関連についても今のところ中立的な立場で私は見ています。
>

地球温暖化否定論
https://the-liberty.com/article/16822/
が間違いであるという説得力ある立論を聞いたことがないので、
私は地球温暖化はイデオロギーであって科学ではないと思っています。
ノーベル物理学賞にも政治色が忍び寄ってきたか・・・とは必ずしも思っていません。
それについては後で述べるとして、

具体的には、
A 地球は温暖化しているのか
B 温暖化しているとして、人間が出すCO2が主因なのか
C 温暖化しているとして、人間に対して害になるのか

A、B、Cすべて、正解は「ノー」だと私は思っています。状況証拠によってですが。
いちばん単純なAについては、「ハイエイタス」という課題があり、
「温暖化は階段状に進む」というモデルに変更したり、「気候変動」と言い換えたりして、アドホックな補助仮説をいろいろくっつけて地球温暖化説を守ろうとしていますが、いかにも怪しいですね。
 結論ありき・研究課題を維持しようという魂胆が透けて見えます。
 Cは、温暖化すれば生物多様性は増し、人間の病気も減って、いいことずくめでしょう。
 むしろ怖いのは寒冷化ですね。寒冷化は、温暖化に比べて、対策がはるかに困難です。
 人口爆発必至の未来像が急転直下、地球レベルの人口減少予測に転じたことの教訓を、温暖化説支持者・温暖化対策推進者は学んでほしいものです。

Bについては、
 地球の気温に影響する要因は何千種類もあるのに、他の要因を一定に保った条件下でCO2だけを変化させて「気温にこう影響する」と証明しても、実際の地球の気候変動の予測には役立たないのではないでしょうか。
 CO2削減に国から地方自治体レベルに至るまで毎年何兆円も投じ非生産的ビジネスを量産するに値するとは到底思えません。
 地球の温度に圧倒的な影響を及ぼすのは太陽の活動周期であって、それに比べれば他の要因は微々たるものにすぎないので、CO2だけ取り上げるのは不合理です。
 無数の関連要因の中でCO2なら人間の活動によってコントロールしやすいからといって過大に注目するのは、自己満足的なイデオロギー以外の何物でもないでしょう。
 いずれにしても、
地球のような複雑系を、CO2という単一の要因を誇張して扱おうとする疑似科学的姿勢は、
 数多くの病気の中からCOVID-19だけをクローズアップし、しかもCOVID-19の多くのパラメータの中から「感染者数」という重要でない要因(しかも本来「陽性者数」と呼ぶべき誤称)だけクローズアップするという露骨な政治的姿勢に通ずるところがあり、
 我々は絶えず警戒せねばならないと思います。

地球温暖化は、その正否やメカニズムについて専門家の見解が分かれている問題なので、居酒屋談義っぽい放言をしやすいテーマでありますが、特定の研究、たとえば真鍋淑郎氏の研究の意義などについては、正しい評価に務めなければなりませんね。

真鍋氏が「二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデル」を作ったというのは、
 べつに、真鍋氏のモデルが地球の気温が実際に上がることを予測しているとか、そういうことではないでしょう。
 「(他のパラメータを一定に保った場合の)二酸化炭素と地球の温度との関係」の解明に貢献した、というくらいに理解しておくべきなのでは。
 理論的にはそれは重要な研究でしょう。(実践的価値は不明としても)
 詳しくはこれから学ぶことにしますが。

なお、無意味な投稿に対しては、無返信でいていただくのがよいですね。削除しづらくなるので。
(コミュニケーション機能を果たしていない投稿のみ私の判断で削除し、立場・内容の「検閲」をすることはありません)
 

Re: 地球温暖化の研究がノーベル物理学賞を受賞

 投稿者:C6  投稿日:2021年10月 5日(火)23時59分41秒
  返信をすべきではないとは考えていますが、ここまで言われる筋合いはありませんので……ごめんなさい。

一応、国語さんへのお返事です。
こういうことを直接的に申し上げるのは憚られるのですが、
なぜ長期間に渡りあたなの投稿に対しΦさんからの返答がなかったのか、またある時は削除されたのか。
心当たりは微塵もありませんか?

国語さんは国語さんなりに熱い想いがあってこちらへよく投稿されているんだろうと思いますし、そのこころざし自体は素敵なものだと私は感じています。

> 有害な自分語りそのものだと思います。
> 退屈極まりない社交場。
> ありふれたつまらぬ場所になってしまい、残念です。

なぜここまでの言葉を国語さんから浴びせられるのか、私としては心外ですし
何か誤解されているのかもしれませんが、私はあなた様やここによく現れる遅読猫さんに敵意があるわけではなく
ただ単に、相手を揶揄するような姿勢に対して拒否反応があるというだけです。

確かに、私はあなた様の好きそうな権威や地位のある立場の者ではございません。
しかし一般社会で生きる傍ら、この世にある多くの謎や知見に触れるのが楽しいという気持ちはそれなりにある方だと自負しています。
過去にΦさんの講義を受けていた時に、色々と刺激を受けたからこそ今でも質問したいこととかが湧いて出てくるんです。

怒りとかそんな安直なものではなく、私が国語さんや遅読猫さんの書き込みを見て感じるのは
建設的なコミュニケーションが行われる場としてこの掲示板が機能ほしい、ということなんです。
 

地球温暖化の研究がノーベル物理学賞を受賞

 投稿者:C6  投稿日:2021年10月 5日(火)19時48分57秒
  今年のノーベル物理学賞に日本人の真鍋氏が選出されましたね。
この方は二酸化炭素が大気や海へもたらす影響と地球温暖化との関連を分析し、研究していたとのことです。

だいぶ前にΦさんが講義中の余談として地球温暖化問題の欺瞞性について述べられていましたが、今回のノーベル物理学賞をどのように見ますか?
ノーベル賞は世界的にも知名度高い賞なだけに、何か(政治的思惑のような)裏事情がある可能性もないとは言いきれませんが……。

コロナワクチンに関してもそうですが、あくまで私の立場としては専門家として生の情報と関わってない以上、肯定派にも否定派にもなれないという考えです。
そういうこともあり、ワクチン接種に乗り気ではなかったものの「周りからの声もあるし、まあ受けてみてもいいかな」という感覚でした。
仮に副反応で苦しんだり最悪死に至ったりしたとしても、それはもう運命として受け入れようと腹を括りましたね。
幸いにも、私も家族も1日ほど腕が筋肉痛のようになったくらいで済みました。
勿論、ワクチン接種の影には犠牲になった方々もそれなりにいらっしゃるので、自身に何も起こらなかったからといってワクチンを信頼しきっているわけではないです。

地球温暖化と同様、コロナ関連についても今のところ中立的な立場で私は見ています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211005/k10013292011000.html
 

GoogleとDuckDuckGo

 投稿者:φ  投稿日:2021年10月 3日(日)00時52分52秒
  見える世界が真逆らしいです・・・
https://twitter.com/Kin_Tsuzuike/status/1444271489092505604

YouTubeからはSika先生などそっち系が一斉に消されてしまいましたが、
これなど参考になるものも残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=X6619ZZVDB4
 

こういうサイトが出来ています

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月28日(火)01時22分7秒
  賛同できる方はどうぞご協力お願いします。
https://womens-space.jp/
すでに削除経験を持つ多難な企画ですが。
(下の方の上の方を見ておわかりのように私は部外者ではありません)
 

思うこと

 投稿者:いち読者として  投稿日:2021年 9月26日(日)16時11分56秒
  情報はありがたいですし議論の意志それ自体は尊重しますが、こちらでよく名前を見かけるお二方は、ご自身が過去に宣言した約束すら守れないのですね。
絡まれると面倒なので、ささいな話題すらこちらに投稿しづらくなりました。
心当たりのあるお二方は、いいかげん自重くだいませ。

この掲示板のいち読者の意見としてですが。
単なる議論に留めればいいものを、醜い争いをしたり他者を貶めるような発言までしたりするのを繰り返してきた例のお二方には、良い印象なんて持てないです。

なぜ削除されたり無視されたりするのか、さすがに言わずともわかるでょうから、後はキレイさっぱり成仏して下さい。
 

(無題)

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 9月26日(日)11時39分38秒
  > 夢遊病といえば、件の惑沈接種後に死亡した10代少年は、発熱による夢遊病が死因だったようです。

> no.961の16歳が、熱性譫妄での死亡です。

------------
■No:961
■年齢:16歳
■性別:男
■接種日:2021年7月15日
■発生日:2021年7月23日
■接種回数基:1回目
■基礎疾患等:
 注意欠陥多動性障害あり。
 精神科から以前内服薬が処方されていたが、最近は自己中止しており、自傷行為が認められていた。
■死因等(報告者による見解・考察等):
 ■報告書上の記載:自殺(マンション最上階から転落)
 ■対応するMedDRA PT:自殺既遂
■報告医が死因等の判断に至った検査:不明
■因果関係(報告医評価):関連なし
■他要因の可能性の有無(報告医評価):有(注意欠陥多動性障害)
■ワクチンと死亡との因果関係評価:γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない)
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000830623.pdf
------------

「発熱」?による「夢遊病」??
「熱性譫妄」???

ちなみに、

> ワクチン死はなるべく少なく、コロナ死はなるべく多く計上するのが国の方針です。

上記No.961のケースを、
ワクチン接種から「自殺既遂」まで1週間以上経っているにも関わらず、

β(ワクチンと死亡との因果関係が認められない)

ではなく

γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない)

と評価しているのを見ても
厚生労働省が いかに科学的合理性を以て調査研究しているかがよく分かります。
 

Re: 逆転写酵素

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月26日(日)03時19分2秒
  > No.6318[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

> ==
> 私が思いまするに絶対量の少なく量的にすぐに減衰する、ワクチンのmRNAよりも、感染時にどんどん増加するSARS-CoV-2ウイルスのRNAのほうが、 ヒトの人体のDNAに組み込まれるチャンスが大きいのではなかろうかと存じます。
>

ワクチンのmRNAは新型ウイルスのmRNAを人工的に改変してあり、
外来でなく自己由来のmRNAと認識されるようになっているゆえ、自然免疫や酵素によって攻撃されない。
よって、安定してスパイクたんぱくを作り続けることができる。
というような仕組みだったと思います。

ともあれ、毒性がないと思われていたスパイクたんぱくに、どうやら血管壁を切断する?性質があるらしいと判明したことも、一つの誤算だったと聞いています。
完全専門外のあやふやな話は
「怖いのはどっち、コロナかワクチンか」険悪な分断を生みかねないので、あとは詳しい人の教えを乞うことに致しますが。
 

Re: マクスウェルデーモンは夢を見るか

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月26日(日)03時02分19秒
  > No.6317[元記事へ]

C6さんへのお返事です。

>
> それは日本国内であった死亡例でしょうか?私の知っている最近のニュースですと10代少女と記憶しておりますが。
> また、夢遊病が死因と考えられる情報はどこかに掲載されておりますでしょうか?
> Google検索してもそれらしい記事を見つけられなかったので、情報源を提示いただけると助かります。
> Φさんを疑っているわけではないですが、私は初耳でしたので。
>

厚生労働省のサイトでほとんどの情報は得られます。皆あまり見てないのでしょうが。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000830623.pdf
no.961の16歳が、熱性譫妄での死亡です。

10代少女はこれですが、
https://news.yahoo.co.jp/articles/4de2a6fe984fff0e0c10efa34e4beeb13741160f
 持病で長期療養中、ワクチンを一回接種した直後に持病が悪化したもの。
たまたまPCR陽性になったために、ワクチン死ではなくコロナ死として分類されています。
ワクチン死はなるべく少なく、コロナ死はなるべく多く計上するのが国の方針です。
PCR検査は信頼できないので、アメリカでは今年末で使用終了しますね。日本もそれに倣うと思われます。

PCR検査をやめれば、必ず「感染者」は激減しますが、ちょうどブースター接種開始の時期と重なるので、
「ブースター接種が効いた! 感染者激減!」と宣伝されることでしょう。

>
> > 自然選択の結果意識が生じるメカニズムがわかっているので
>
> この部分について語られている文献などありましたら、ご教示願います。個人的にはボルツマン脳であってほしい願望がありますが、自然選択の結果となると仕方ないですね。
>

 メカニズムは「偶然」です。自然選択では可能なあらゆる変異から選択されるので、どこかの惑星では脳が複雑化して意識実現に至る、という観測選択効果です。
瞬間瞬間がランダムであるボルツマン脳のメカニズムよりは(累積的であるぶん)意識実現を高確率で保証します。

 ともあれ、同調圧力には負けないようにしたいものですけれどね・・・
 

Re: 逆転写酵素

 投稿者:TMPRSS2  投稿日:2021年 9月25日(土)21時23分41秒
  > No.6318[元記事へ]

地縛霊が恐ろしいので、こちらの掲示板では再びROM化いたします。
 

逆転写酵素

 投稿者:TMPRSS2  投稿日:2021年 9月25日(土)21時20分7秒
  逆転写酵素の件にて考察材料をば。
doi.org/10.1073/pnas.2105968118
Reverse-transcribed SARS-CoV-2 RNA can integrate into the genome of cultured human cells and can be expressed in patient-derived tissues
Liguo Zhang, Alexsia Richards, View ORCID ProfileM. Inmaculada Barrasa, View ORCID ProfileStephen H. Hughes, View ORCID ProfileRichard A. Young, and Rudolf Jaenisch
==
【逆転写されたSARS-CoV-2のRNAは,培養したヒト細胞ゲノムに組み込むことができ,患者由来の組織でも発現することができる】
==
in vitro な実験の報告で、《エビデンス有り》な論文ですけれども…… in vivo でも起きていそうな現象ですね。
==
私が思いまするに絶対量の少なく量的にすぐに減衰する、ワクチンのmRNAよりも、感染時にどんどん増加するSARS-CoV-2ウイルスのRNAのほうが、 ヒトの人体のDNAに組み込まれるチャンスが大きいのではなかろうかと存じます。
 

Re: マクスウェルデーモンは夢を見るか

 投稿者:C6  投稿日:2021年 9月25日(土)18時28分44秒
  φさんへのお返事です。

> いつぞやは御贔屓のループものゲームを酷評してしまい失礼いたしました(印象は未だに変わりませんが)

とんでもないです。あの頃の私はループものの味を知ったばかりのくせして少し背伸びしたかったものですから、ループだの無限だのの概念に思いを馳せただけで意識高い系になれたような気がして悦に浸ってたんですよね。
今となってはお笑い草ですし、なぜあのようなシリーズを勧めてしまったのかと後悔しているくらいですが、酷評とはいえネタになったようなので私の黒歴史も多少は浮かばれたというものです。南無三。

> 夢遊病といえば、件の惑沈接種後に死亡した10代少年は、発熱による夢遊病が死因だったようです。(昔、タミフルの副作用とされた熱性譫妄の類ですね)

それは日本国内であった死亡例でしょうか?私の知っている最近のニュースですと10代少女と記憶しておりますが。
また、夢遊病が死因と考えられる情報はどこかに掲載されておりますでしょうか?
Google検索してもそれらしい記事を見つけられなかったので、情報源を提示いただけると助かります。
Φさんを疑っているわけではないですが、私は初耳でしたので。
私は人口が密になるような場所に住んでいるわけでもなく、行動範囲も限られているため自己責任でワクチンを受けない予定でしたが、周囲の猛烈な勧めに逆らえず本日2回目を接種し終えてきました。

> 自然選択の結果意識が生じるメカニズムがわかっているので

この部分について語られている文献などありましたら、ご教示願います。個人的にはボルツマン脳であってほしい願望がありますが、自然選択の結果となると仕方ないですね。

> 「情報」から、強引に惑沈へ話を持っていってしまいました。
> 実際のハナシ私、ウイルス感染はいつまで続こうがかまいませんが、カルト的精神感染は一刻も早く収束・終息することを待ち望んでいます。

私は一般人というのもあり、巷に蔓延る情報の誠実性を見極めるのはなかなか難しいです。
都市伝説のようなデマは論外として、ワクチン推進派・反対派ともにどちらの言い分も理があると感じてしまうのです。
ウイルス研究の最前線にいる者となり、純度の高い情報に触れられる機会があればいいのですが……。

「情報」と「感染」といえば。
素粒子レベルで情報を操作できるマクスウェルデーモン的能力を持った人間が、その能力を駆使して(悪意ある)情報を人々に伝播させて記憶を歪ませるという世界観のSFがあります。
かなりお気に入り作品なのですが、下手にオススメするとまたもや酷評を食らってしまいそうなのでその存在だけ仄めかして〆ることとします。
 

Re: マクスウェルデーモンは夢を見るか

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月25日(土)16時30分30秒
  C6さんへのお返事です。

> 唐突に語りますが、ボルツマン脳って人間原理めいた発想ですよね。
> 思うに、情報や熱というのは我々が俗に意識と呼ぶものについても何らかのヒントをもたらしてくれそうな予感がしております。
>

ありがとうございます。いつぞやは御贔屓のループものゲームを酷評してしまい失礼いたしました(印象は未だに変わりませんが)

夢遊病といえば、件の惑沈接種後に死亡した10代少年は、発熱による夢遊病が死因だったようです。(昔、タミフルの副作用とされた熱性譫妄の類ですね)

私たちがボルツマン脳の中の存在である確率はほぼゼロでしょうが(自然選択の結果意識が生じるメカニズムがわかっているので)、
人間原理的には、ランダムな現象よりも自然選択に流されるシナリオの方が、将来的には悲観的な成り行きが待ち受けている確率が高まりそうです。

「熱と情報」と言えば、「ネット情報」と変換されてワープロ上に出てきたりしますが、
発熱で何度苦しむことになりながらも標準的情報に唯々諾々従う人々の姿は、その当人らが「批判的な目を持つ発信者」のように見えれば見えるほど、哀れに感じられたりします。
こことか。
https://www.youtube.com/watch?v=o4oEiSfPolQ
間に合わない…?
ああそういう意味か。
8ヶ月空く! 期限は6ヶ月、どうすんの!・・・微笑ましいほど「善き市民」です。
他方、
世界標準の情報を、必要としない人々にも押し付けようとするマジョリティの傲慢さは、本日、冷静な医師が伝えてくれています。
https://www.youtube.com/watch?v=CmgYN5Jn-nM

「情報」から、強引に惑沈へ話を持っていってしまいました。
実際のハナシ私、ウイルス感染はいつまで続こうがかまいませんが、カルト的精神感染は一刻も早く収束・終息することを待ち望んでいます。
 
 

(無題)

 投稿者:C6  投稿日:2021年 9月25日(土)15時09分17秒
  思うところがあり、掲示板の管理者様宛てに先程メールを送らせて頂きました。
そちらでは私の実名を明かしておりますので、お時間のある時にでも目を通して頂けたら幸いです。

この掲示板が、かつてのように知的好奇心を刺激する場所として楽しいものであることを願って。
 

マクスウェルデーモンは夢を見るか

 投稿者:C6  投稿日:2021年 9月24日(金)23時37分3秒
  唐突に語りますが、ボルツマン脳って人間原理めいた発想ですよね。
思うに、情報や熱というのは我々が俗に意識と呼ぶものについても何らかのヒントをもたらしてくれそうな予感がしております。

マクスウェルデーモンの理想モデルとしてシラードエンジンを考案したレオ・シラードは、湯船に浸かりながら思索するのを好んだといいます。
彼がどこまで自覚的だったかはわかりかねますが、その行為こそまさに情報と熱とを結び付けるメタファーだったのではないかと勘繰ってしまいたくなるほど両者は密な関係にあるようです。

マクスウェルデーモンといえば2010年の沙川氏らの実験により、熱力学第二法則と矛盾しないことが示されました。
実験では情報をエネルギーに変換することに成功しているわけですが、それはつまりE=mc?のにも応用可能であると見なすこともできるでしょう。

ところで、私たち人間はしばしば錯覚を起こすことがありますが、これは生体内に備わったマクスウェルデーモン(実験では測定器に該当するもの)が環境からの膨大な量の情報を処理(捨象し圧縮)したがゆえに生じている現象なのかもしれない、と妄想しております。
そんな妄想が脳裏をかすめるのは、5年ほど前に私自身が経験した夢遊病も一因としてあるかもしれません。
薬剤による副作用で主観的意識経験のない状態で行動していたというのですから、まるでオートマタです。
「私」だと普段思っていた意識が儚いものであること、自身の身体への得体の知れなさを感じた出来事でした。

もしかすると意識というのはそれ自体が錯覚であり、進化の過程で獲得した機能に過ぎないのかもしれません。
意識とフィードバック制御……シラードエンジンとウロボロスの輪を脳内に描きながら、この世界の循環に身を委ねる今日この頃です。
 

4月以降の超過死亡

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月23日(木)15時45分55秒
  このたびのワクチン固有の危険性については、超過死亡のこのグラフからも察することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=-95pdE00Hgw
この種の記事はすぐ削除されてしまいますが、ここまでぼかしていれば大丈夫でしょう。
これもご覧ください。
https://note.com/info_shinkoro/n/nc4674fcd1ec4
 

「ワクチン・検査パッケージ」総裁候補の考え(というより態度)

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月23日(木)12時19分49秒
  総裁候補四名(というより候補陣営)
「ワクチン・検査パッケージ」について問われた結果、以下のとおりだったそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=sfV43BYyqpU
 

遅読猫さんへ

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月22日(水)16時15分31秒
  φ先生専門のフンコロガシにすっかり変身しちゃったね。
返信は遅読猫さんのブログに来ないと思うよ。
でもありがとうね。
私は小説を今後書いてもネットにはのせないし、ネットだけで知り合って住所交換もした数人の信頼できる人にだけ見せるつもりなんだ。
私は気がつかなかったんだけど、もしかしたら小説って誰にでも書けるものではないのではないかな、って遅読猫さんを見ていて気がついたの。
ダグラスもいろいろ苦しかったと思いますよ。
でも、ああいうものを書いたでしょう?
そこを考えてみませんか?
まだ「キキーッ」って、ブレーキかけられるんじゃないですか?
お互いみっともないなりに自分の場所を良くしようよ。
幻に石を投げても虚しい。

じゃ。ごきげんよう。
 

かわいそうに

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月22日(水)14時58分55秒
  謎のφさんへ

遅読猫さんはあなたに操られて裸躍りがやめられなくなってしまわれました。
満足ですか?

西鉄バスジャックの少年もあなたのような人に操られてレストランを求めて宇宙の反対側に行って取り返しのつかないことになってしまったという噂ですね。

自分のドラえもんがネットに現れた、という幻覚をみたのかしらね。

キテレツ大百科をみてコロ助作ったほうがよっぽど良かったね。

いつまで躍りが続くかな。かわいそうなさみしい躍りです。みっともないね。私もね。

では。
 

Re: (無題)

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 9月22日(水)14時21分56秒
  φさんへのお返事です。

>「ワクチンのmRNAの寿命がウィルスのそれより「1日だけ長い」」などという改竄はやめましょう。
> 岡田正彦はそんな発言はしていません。
> 正しくは――「彼らが実験室でつくった改造mRNAと、ファイザー社やモデルナ社が製品化したものとは別物で、かつ非公開であること、それにヒトでの実験データがまったくないというのが実情です。正しくは、いつまで残るかは不明ということです」

では、
なぜ岡田氏は、「いつまで残るかは不明だ」とだけ言えば済むものを、わざわざ

「原理を発明した2人の研究者が行った動物実験で、mRNAを改造したところ、分解されるまでの時間が1日だけ長くなった」

と言ってるのでしょうか。
岡田氏が反対派であることを考えると「ワクチンのmRNAの寿命については こういうデータがあるよ」と突っ込まれる前に先手を打っているようにしか見えません。
それに
なぜ岡田氏には「非公開である」にも関わらず、「実験室でつくった改造mRNA」と「製品化したものとは別物」であることが分かるのでしょうか。
私が「彼らが実験室で…不明ということです」を引用しなかったのは、こういった、貴方も含めた反対派ならではの不誠実さがプンプン臭ったからです。
しかも、
「非公開である」とはいえ、ファイザー社が製品化したものも モデルナ社が製品化したものも、その「原理」は同じはずで、
例えば、車のエンジンは どの会社が「製品化したもの」でも同じ「原理」で動きます。
そして、各社の設計図が「非公開」だとしても、どの会社のエンジンにも、エンジンの「原理」そのものに対する「研究」成果はほぼ適用できるはずです。

製品のmRNAの寿命の直接のデータはない、もしくは非公開だとしても(これはあくまで私の想像ですが、ファイザー社やモデルナ社が改造mRNAの寿命のデータを採っていないはずはなく、それを敢えて公開していないのであれば、それは、「え? mRNAワクチンって、そんなに速やかに分解されるの? そんなんじゃほんの短期間しか効果ないんじゃないの?」といった印象を一般に与えない為ではないかと思っています)、「原理」に対する研究結果から、

「ワクチンのmRNAの寿命がウィルスのそれより「1日だけ長い」」

と考えるのは至極妥当だと思います。

とにかく、
ワクチン接種で獲得した抗体が その後少なくなっていく事実は、抗原である改造mRNAが分解されている明白な証拠であり、

>長谷川秀樹の発言「人間も逆転写酵素をもっていません」は誤りです。
>人間にはちゃんと逆転写酵素があるそうです。
>よって、改造mRNAが期間未知の長寿命を有することにより、ワクチンから接種者DNAへの逆転写を起こす確率は高まります。

よって、少なくとも、「改造mRNAが期間未知の”長寿命”を有する」ことはありません。
そもそも、
もし感染すれば、体内でウィルスが増殖する間 次々とウィルスゲノム(RNA)が複製されている訳ですから、一回の接種による改造mRNAの寿命がどうのと取り沙汰しても意味はありません。

それに、
もし「ワクチンから接種者DNAへの逆転写を起こす」ことがあるとしても、
改造mRNAにコードされているのはスパイクタンパク質だけなので、何も怖れることはないと思いますよ、三浦さん。
しかも、
もし

「ワクチンから スパイクタンパク質のコードが接種者のDNAへ逆転写される」

というようなことが起こるのであれば、
感染した場合は、ウィルスゲノム(RNA)が”丸ごと”、次々と複製されて長期間体内に存在することになるので、

「ウィルスゲノムから ウィルスの複製に必要な”全て”のコードが感染者のDNAへ逆転写される」

ことも起こるはずです。


…ということで、
まだ明確な答えを貰ってないので 改めて、

>2については
>「感染よりもワクチン接種を危険にしている」と述べている人に聞いてください。

三浦さん自身は

「『ワクチンのRNAの方が長生き』であること(←これは事実でした)が 感染よりも ワクチン接種を危険にしている」
と 思っていますか?

「はい、思っています」/「いいえ、思っていません」

「はい」の場合は理由もお願いします。
 

ネットの記事では資料になりません

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月22日(水)05時13分25秒
  千葉雅也さんと國分功一郎さんの対談も、あとから千葉さんが極めて重要と考えていらしたご自身の発言が勝手にカットされたそうです。
紙媒体は簡単に更新できないぶん、責任が担保されます。
ネットの記事は最初に公開された時に読み、あとから削除箇所を確認し、都合の悪い部分はどこだったのか、つまり重要な箇所はどこだったのか読むのです。
そんなリテラシーもないと、今後は厳しいですし、他人は信者は増やしたいが真実など教えてはくれません。
答えのない問題と格闘していくことを楽しみましょう。
 

Re: (無題)

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月22日(水)02時43分3秒
  > No.6298[元記事へ]

遅読猫さんへのお返事です。


>
>ワクチンのmRNAの寿命がウィルスのそれより「1日だけ長い」ことが
>「感染よりもワクチン接種を危険にしている」
> とは 思っていないのですか?
>

「ワクチンのmRNAの寿命がウィルスのそれより「1日だけ長い」」などという改竄はやめましょう。
岡田正彦はそんな発言はしていません。
正しくは――「彼らが実験室でつくった改造mRNAと、ファイザー社やモデルナ社が製品化したものとは別物で、かつ非公開であること、それにヒトでの実験データがまったくないというのが実情です。正しくは、いつまで残るかは不明ということです。」

検証未了のワクチンゆえ、「打たない理由」ではなく「打つ理由」に立証責任があります。
率先接種して社会貢献気分の殊勝な人々が、大局的にみて自ら科学的倫理低下に加担していることに気づいていればよいのですが。
ちなみに、
この調査報告↓が、
https://unherd.com/thepost/the-most-vaccine-hesitant-education-group-of-all-phds/
興味深いことに、右1/3だけ削除されて、「高卒以下より大卒、修士修了者の方が・・・」「学歴とワクチン忌避には逆相関がある」などとあちこちで紹介されていました。
くれぐれも改竄はやめましょう。

なお、
長谷川秀樹の発言「人間も逆転写酵素をもっていません」は誤りです。
人間にはちゃんと逆転写酵素があるそうです。
https://www.sciencedaily.com/releases/2021/06/210611174037.htm
https://www.researchgate.net/publication/352339418_Polth_reverse_transcribes_RNA_and_promotes_RNA-templated_DNA_repair
よって、改造mRNAが期間未知の長寿命を有することにより、ワクチンから接種者DNAへの逆転写を起こす確率は高まります。

mRNAワクチンが安全とされた諸前提が次々に崩れていますが、これもその一つです。

ここもご覧ください。
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/nf4a58eda24e6
 

見ていますか?

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月21日(火)15時41分6秒
  謎のφさんへ

見ていますか?
私はあなたのような生き方をもっとも軽蔑しております。
しかし、あなたのようなことにしか楽しみを見いだせない方はお気の毒だなあ、としみじみ思います。
嫌なことが起きてそれが自分に無関係であり、自分が見下したちょうどお手頃な人物が上手に操れるとひとり醜く顔を歪めておおはしゃぎしているのかな。

天に唾するあなたの顔にあなたの唾が間違いなく落ちますように。
ごきげんよう。
 

二択脳

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月21日(火)14時10分28秒
  遅読猫さんへのお返事です。

二択脳…という現象がプログラミングのやりすぎで発生するような風情ですね。
勉強になりました。

イエスかノウかハンブンか…なあんて地口も全く聞いたこともなくお年を召されたのですね。
奥さまと仲良く、御体を大切によい一生をお過ごし下さい。
ご自分のブログにお返事がなかった場合、他人から見てお返事していただけるようなご自分であるかどうか、もう一度お考えになる良い機会を頂いた、と感謝して今までのご自分のこの掲示板への書き込みをじっくりとお読みになってみてはいかがですか?
ものすごく良い気付きがある可能性もありますよ。

横から失礼いたしました。

沢山の学びに感謝致しします。
ごきげんよう。
 

Re: 吸血鬼退治

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月21日(火)13時49分30秒
  遅読猫さんへのお返事です。


> > > この掲示板では、今後、
> > > 私に質問したり、
> > > 私のこれまでのコメントに言及したり(例えば「遅読猫さんはこう言っているが…」とか)は一切止めてください(もしも、一方的に言ってもいないことを言ったことにされたりしてはたまったものではありませんので)。
> > > よって、今後は
> > > 私への質問や私の意見に関することは
>
> > > 私のブログのコメント欄にお願いします。
> > >
>
> どなた様も返信場所をゆめお間違えなきよう、再度熟読いたしましょう。
> では。
 

Re: (無題)

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 9月21日(火)13時04分12秒
  φさんへのお返事です。

解答有難うございます。
只、私は今以上に蔵書を増やしたくないので ネットで調べました。

ます、
岡田正彦氏
https://okada-masahiko.sakura.ne.jp/
(このサイトは日々更新されているようなので岡田氏の最新の見解でしょう)
「ワクチンの主成分である「改造mRNA」が永久に体内に残るという噂が広がっているようです。私が投稿した動画から誤解が広がったのかもしれませんが、正しくは、いつまで残るかは不明ということです。わかっているのは、原理を発明した2人の研究者が行った動物実験で、mRNAを改造したところ、分解されるまでの時間が1日だけ長くなった、ということだけです」

そして、
宮坂昌之氏
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:XOr4fel0dIoJ:https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/2021/05/7897d1b1-e344-4451-acd0-7c3f98edeb88.pdf+&cd=5&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-b-d
「まず、1 番目の、mRNA に修飾を加えたというのは、RNA の構成要素の uridine(ウリジン)を N1-methyl pseudo-uridine(シュードウリジン)という、似て非なる塩基に換えた。…mRNA に化学的修飾をすることによって、RNA の翻訳効率が 10 倍ほど高くなる。すなわち、RNA からタンパク質がたくさんできるので、効率的な抗原刺激につながる。もう一つは、RNA 自身が実は異物と認識されるのですけれども、ウリジンをシュードウリジンに換えることによって、自然免疫反応を回避できる。そのために、過剰な免疫反応が起こらない。すなわちタンパク質がたくさんできて、その効果が発揮される状況ができるということなのです」

それから
長谷川秀樹氏(国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター)
https://www.businessinsider.jp/post-230148
「また、mRNAは非常に壊れやすく、その“寿命”はせいぜい1週間程度。ワクチンの接種後、いつまでも体内でスパイクタンパク質が作られるわけでもない」

ということは、

「mRNAに修飾を加えた」ことにより、ワクチンのmRNAの「分解されるまでの時間が1日だけ長くなった」。それでも「その“寿命”はせいぜい1週間程度」

ということですね。勉強になりました。
(しかも、「化学的修飾をすることによって、RNA の翻訳効率が 10 倍ほど高く」なっているそうです。おー、ワクチン、こわい、こわすぎるっ! (>Д<))

で、

>2については
>「感染よりもワクチン接種を危険にしている」と述べている人に聞いてください。

三浦さん自身は

ワクチンのmRNAの寿命がウィルスのそれより「1日だけ長い」ことが「感染よりもワクチン接種を危険にしている」
とは 思っていないのですか?

「はい、思っていません」/「いいえ、思っています」

「いいえ」の場合は理由もお願いします。
 

Re: (無題)

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月20日(月)17時27分8秒
  > No.6295[元記事へ]

遅読猫さんへのお返事です。

1は意見ではなく事実なのでどこを参照しても同じ情報が得られますが、
入手しやすいものとして新型コロナワクチン推進派・反対派それぞれから。
宮坂昌之『新型コロナワクチン 本当の「真実」』pp.132-142
岡田正彦『大丈夫か、新型ワクチン』pp.15-17

2については
「感染よりもワクチン接種を危険にしている」と述べている人に聞いてください。
 

Re: (無題)

 投稿者:国語  投稿日:2021年 9月20日(月)13時41分54秒
  遅読猫さんへのお返事です。

> 2021/9/20
> 「阿呆理詰日記7337」  アフォリズム日記
> > 感染症を異様に怖がる輩ほど、惑沈には異様に無防備。
> > (後者のRNAの方が長生きですよ、わかってる?)
>
> 不勉強で申し訳ございません、私は「わかって」ません。

…では、「長生きでない」、という専門家の意見を出していただいてよいですか?

人は自分で考えられる範囲で考えて己の信じる道を行くしかないのですよ。

お互い頑張って死ぬまで人からいやがられない範囲で自由を謳歌致しましょう。

ごきげんよう。
 

(無題)

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 9月20日(月)12時43分59秒
  2021/9/20
「阿呆理詰日記7337」  アフォリズム日記
> 感染症を異様に怖がる輩ほど、惑沈には異様に無防備。
> (後者のRNAの方が長生きですよ、わかってる?)

不勉強で申し訳ございません、私は「わかって」ません。
就きましては、

1.体内に侵入した新型コロナウィルスのゲノムRNAより「ワクチンのRNAの方が長生き」であること
2.「ワクチンのRNAの方が長生き」であるとしたら、そのことが 感染よりも ワクチン接種を危険にしていること

の証左として、(今までのような非常に”賢そう”な非専門家ではなく)専門家による資料をご提示頂けないでしょうか。
宜しくお願いします。
 

aesthetic objectとしてのWW2

 投稿者:φ  投稿日:2021年 9月 6日(月)01時03分31秒
  アフガン戦争は「醜く」第二次世界大戦は「美しい」理由――美的対象としてのWW2
『トカナ』9月6日12時配信
https://tocana.jp/2021/09/post_219326_entry.html

国際連合発足以降は国際法上(?)「戦争」は無いことになっているので、仕方ないことかもしれません。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 8月 8日(日)21時17分44秒
  > No.6287[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

>
> 銀貨1枚のやりとりですらゲストが有利なのですから、ましてや、2封筒問題のように得られるゲインに重みがついていれば!!
> と私は思います。
>


2封筒問題で、この「金額aを適当に決める方法」を戦略S(特定金額のみ交換戦略)と併用すれば、交換による期待値を1.25倍より大きくできるでしょうね。

対称性を破る戦略(定点を設けて、そこを基準にして偏りを作り出す戦略)をとれば、確率や期待値を有利に操作できる、と。
 2封筒問題は、問題設定の構造上、そのような「付け込みどころ」があったわけですが、
ジャンケンのような完全に対称的なゲームの場合は、対称性の破れを利用した「勝率アップ戦略」は存在しえないでしょう。

それとも、ジャンケンの統計的必勝法の類が知られていたりするでしょうか?(心理的な誘導の類は別として)
 

Re: 吸血鬼退治

 投稿者:国語  投稿日:2021年 8月 8日(日)16時24分48秒
  国語さんへのお返事です。

> > この掲示板では、今後、
> > 私に質問したり、
> > 私のこれまでのコメントに言及したり(例えば「遅読猫さんはこう言っているが…」とか)は一切止めてください(もしも、一方的に言ってもいないことを言ったことにされたりしてはたまったものではありませんので)。
> > よって、今後は
> > 私への質問や私の意見に関することは

> > 私のブログのコメント欄にお願いします。
> >

どなた様も返信場所をゆめお間違えなきよう、再度熟読いたしましょう。
では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 8月 7日(土)10時07分19秒
  > No.6287[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

連投すいません。

>なお、確率論の公理を満たすように累積分布関数gがホストにより選ばれています。
>また、fとgとは同じ関数であってもなくてもよいこととします。

これ↑の「fとgとは同じ関数であっても」と
これ↓

>さて、ゲストは何も知りませんでしたが、ホストはfとgとに意図を忍ばせていました。
>すなわち、1枚めの紙片に書かれた数値を正とし、2枚めの紙片に書かれた数値は1枚めの紙片に書かれた数値の丁度2倍となるように fとgとを選定していたのです。

矛盾してません?
 
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 8月 7日(土)10時01分33秒
  > No.6287[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

あぁ

>さて、ゲストは何も知りませんでしたが、ホストはfとgとに意図を忍ばせていました。
>すなわち、1枚めの紙片に書かれた数値を正とし、2枚めの紙片に書かれた数値は1枚めの紙片>に書かれた数値の丁度2倍となるように fとgとを選定していたのです。

これを読み落としていました。すいません。

>(それによって決めた2つの実数の「どちらが大きいか」に非対称性が発生する?)

この行↑は無視してください。
その他の回答はお願いします。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:遅読猫  投稿日:2021年 8月 7日(土)09時42分30秒
  > No.6287[元記事へ]

TMPRSS2さんへのお返事です。

> ホストが知っていてゲストが知らない累積分布関数fにもとづいてランダムにこの数値が決められます。

「決め方」を、具体的な累積分布関数をあげて、具体的に説明願えないでしょうか。
(特に「もとづいて」を分かるようにお願いします)

そもそも そのような手の込んだ「決め方」の意義はなんなんでしょうか?
(それによって決めた2つの実数の「どちらが大きいか」に非対称性が発生する?)

>紙片に書く数値は、(-∞,∞)に含まれる実数値です。

であれば、
2つの実数を適当に選べばよいように思うのですが。
片方の紙片に10000と書いて、もう片方に20000と書く、みたいに。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:TMPRSS2  投稿日:2021年 8月 6日(金)23時43分29秒
  > No.6283[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

>
> >
> > ――――
> > プレイヤーは、最初に封筒Aと封筒Bのどちらかを選択する必要がある。
> > その後、プレイヤーは封筒Aを開封して金額を目撃してから、最初に選択した方の封筒をそのまま受け取る。
> > さて、最初に封筒Aと封筒Bのどちらを選択するのが得だろうか?

議論が止まってしまって寂しい限りです。

力が及びませんが、rationakさん宛に問いかけを行うことで、一石を投じる試みとさせて頂きます。


以下は2封筒問題の variant です。

ホストとゲストの2名でゲームを行います。

ホストは、ゲストに見えないように、2枚の紙片それぞれに異なる数値を書きます。このとき、以下のように数値が決められます。

1枚めの紙片に書く数値は、(-∞,∞)に含まれる実数値です。
ホストが知っていてゲストが知らない累積分布関数fにもとづいてランダムにこの数値が決められます。なお、確率論の公理を満たすように累積分布関数fがホストにより選ばれています。

2枚めの紙片に書く数値は、(-∞,∞)に含まれる実数値です。
ホストが知っていてゲストが知らない累積分布関数gにもとづいてランダムにこの数値が決められます。なお、確率論の公理を満たすように累積分布関数gがホストにより選ばれています。また、fとgとは同じ関数であってもなくてもよいこととします。

以上に決められた2枚の紙片それぞれに異なる数値をホストが書くルールについては、ホストはもちろんのことゲストも知っていることとします。
但し、ホストが知っているふたつの累積分布関数f、gをゲストは知りえないものとします。

ゲストはどちらか好きな方の数値をホストから見せてもらい、それがもう一方より大きいかどうかに賭けます。当たれば、ホストはゲストに銀貨1枚をくれるし、外れればゲストがホストに銀貨を1枚支払わねばなりません。

――

驚くべきことに、このゲームでゲストが得られる銀貨の期待値は正です。零ではありません。但し、適切な判断を行えば…です。

この 2封筒問題の variant について、rationakさんのお気に召せば幸いです。

――

※ ゲスト側の最適戦術は極めて簡明です。
ゲストは、まずゲームが始まる前に、任意の、ある実数値sを決めておきます。sについては、なんでもいいのです。
ゲーム開始後、2枚の紙片のうち1枚を見せてもらい、見た数をxとします。
このときにxがs未満だったら、「他方のほうが大きい」と予想し、xがs以上ならば「他方が小さい」と予想すればよいのです。【参考文献1を御照覧有れ】

――

さて、ゲストは何も知りませんでしたが、ホストはfとgとに意図を忍ばせていました。
すなわち、1枚めの紙片に書かれた数値を正とし、2枚めの紙片に書かれた数値は1枚めの紙片に書かれた数値の丁度2倍となるように fとgとを選定していたのです。

ホストがそのような意図をもっていようがいまいが、ゲストが得る銀貨の期待値は正のままです。
【参考文献1を御照覧有れ】

――

銀貨1枚のやりとりですらゲストが有利なのですから、ましてや、2封筒問題のように得られるゲインに重みがついていれば!!
と私は思います。

――

【参考文献1】
https://www.nikkei-science.com/page/magazine/alice/201508/question.html
 

Re: ハバードがんばれ

 投稿者:国語  投稿日:2021年 8月 3日(火)07時32分33秒
  φさんへのお返事です。

> φさんへのお返事です。
>
> 重量挙げ女子87kg超級 本日19:55 - 22:03
> https://www.gorin.jp/live/WLFWO87KG-------------FNL-A00100--/
> 五輪に無関心の私も、これだけは視聴するかもしれません。
> 20代選手群にまじって43歳ローレル・ハバード、健闘を祈ります。

…でもね、スポーツ選手のピークと性別って、ものすごく関係ありますよね。
子供の頃、東欧の体操選手とか感心して見ていましたが、親は「この子達は初潮が来ると体が変わるから今のうちなんだ」と、言っていましたよ。
今後男性としてのピークを過ぎた実は心が女性だったもと男性で玉竿ついた戸籍上の女性が女子競技に進出し続けるのですかね。
それがフェミニズムだった、って、なかなかすごい話でしたね。
勉強になりました。

では。
 

Re: ハバードがんばれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年 8月 2日(月)16時09分16秒
  > No.6284[元記事へ]

φさんへのお返事です。

重量挙げ女子87kg超級 本日19:55 - 22:03
https://www.gorin.jp/live/WLFWO87KG-------------FNL-A00100--/
五輪に無関心の私も、これだけは視聴するかもしれません。
20代選手群にまじって43歳ローレル・ハバード、健闘を祈ります。
 

ハバードがんばれ

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月27日(火)17時58分5秒
  トランスジェンダーとオリンピック
『トカナ』本日16:00配信しました
https://tocana.jp/2021/07/post_214990_entry.html

ハバードが(年齢に負けず)ぶっちぎりで金メダルとってインパクトもたらすことを願っています!
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月13日(火)01時02分37秒
  > No.6279[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

>
> ――――
> プレイヤーは、最初に封筒Aと封筒Bのどちらかを選択する必要がある。
> その後、プレイヤーは封筒Aを開封して金額を目撃してから、最初に選択した方の封筒をそのまま受け取る。
> さて、最初に封筒Aと封筒Bのどちらを選択するのが得だろうか?
>
> ①E(A)=E(B)(対称性の原理より)
> ②封筒Aも封筒Bも損得なし。(①より)
> ③∀(現実に目撃されるx)〔P(高額、低額|x)=1/2〕(φさんがhttps://8044.teacup.com/miurat/bbs/6218で主張)
> ④∀(現実に目撃されるx)〔E(B|A=x)=1.25x〕(③の記号を書き換え&期待値計算)
> ⑤∀(現実に目撃されるx)〔E(A|A=x)=x〕    (③の記号を書き換え&期待値計算)
> ⑥∀(現実に目撃されるx)〔E(B|A=x)>E(A|A=x)〕(④、⑤より)
> ⑦封筒Aの金額が現実に目撃される→封筒Bの方が得。(⑥より)
> ⑧封筒Aの金額が現実に目撃される(問題の前提)
> ⑨封筒Bの方が得。(⑥、⑦より)
> ⑩矛盾(②、⑨より)
> ――――
>
> 以上です。①~⑩のどの命題が誤りだとお考えでしょうか。
>

⑦が誤りです。
⑦の後件は何を指しているのか不明ですが、単に「封筒Bの方が得」というのは、②と同じく、いかなる特定のxにも条件づけない開封前期待値のことでしょうか?
⑦が妥当なステップであるというなら、⑥から⑦を省略なしで導出していただくよう、お願いします。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月12日(月)18時11分47秒
  > No.6277[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  期待値を計算できたということは、手もとの金額を固定したからです。
>  金額固定ゆえに25パーセント増の計算が出来た時点で、「戦略Sでなく戦略Tをとっている」と(外形だけに頼って)主張することに意味はありません。その期待値計算が任意の試行回数に一般化・維持できないからです。

繰り返しますが「戦略Sでなく戦略Tをとっている」などと主張するつもりはないのです…。そこは対立点ではないという認識なのですが、なぜ食い違いが起きるのかを考えてみました。

φさんが戦略Sの期待値、戦略Tの期待値とそれぞれ呼んでいるものは、要するに
戦略Sの期待値:E(B|A=x)
戦略Tの期待値:E(B)
のことではないでしょうか。
これはA=xという情報の有無の違いであり、語弊を恐れず言えば期待値を計算するのが開封後か開封前かの違いです。
すなわち、「戦略Sの期待値」とは開封“後”のBの期待値のこと、「戦略Tの期待値」とは開封“前”のBの期待値のことを指してそう呼んでいることになります。
そう考えれば、私の「戦略Tだって開封後は期待値25%増という結論が導かれてしまう」という主張に対し、φさんが「それは戦略Sの期待値だ」とおっしゃるのもうなずけます。
この定義の下では「開封後の戦略Tの期待値」なるものは語義矛盾であり、そもそも考えることが不可能な概念ということになります。
「戦略」という言葉で呼び分けられていると、一見、戦略Sと戦略Tは同一状況における意思決定の違いであるかのように錯覚してしまいますが、この定義においては、「開封後/開封前」という異なる状況(情報A=xが有る状況/無い状況)の下での「Bへの交換」という同一行動を、それぞれ戦略Sと戦略Tという言葉で呼び分けています。
すなわち、「戦略」の区別と、「開封後/開封前」(情報A=xの有/無)の区別は、独立しておらずセットになっています。

一方、私が提示した戦略先決ルールにおいて事前に提出する「戦略」の定義は、上述の定義とは異なっていました。
私は、「Aの金額xを入力すると{A、B}のいずれかを出力する関数」のことを「戦略」と呼んでいたにすぎません。
上述の定義とは異なり、「戦略」の区別と「開封後/開封前」(情報A=xの有/無)の区別は独立しています。
「開封後/開封前」(情報A=xの有/無)が異なっていても、上記の「関数」が同一なら「戦略」も同一です。
この定義のもとでは、「同じ戦略でも開封前と開封後では情報A=xの有無が異なるので期待値は異なる」と言うことができます。
私が「戦略Tだって開封後は期待値25%増という結論が導かれてしまう」という主張をした時、私が想定していた戦略Tの定義は(おそらくφさんとは違って)「常にBを出力する定数関数」というものにすぎなかったので、戦略Tの開封後の期待値というものを考えることができたというわけです。


以上の通り、「戦略」という言葉の定義の違いを意識せず議論してしまっていたことで混乱を与えてしまったかもしれません。
混乱を避ける為、以降は「戦略」という言葉を使わずにパラドクスを表現してみます。

――――
プレイヤーは、最初に封筒Aと封筒Bのどちらかを選択する必要がある。
その後、プレイヤーは封筒Aを開封して金額を目撃してから、最初に選択した方の封筒をそのまま受け取る。
さて、最初に封筒Aと封筒Bのどちらを選択するのが得だろうか?

①E(A)=E(B)(対称性の原理より)
②封筒Aも封筒Bも損得なし。(①より)
③∀(現実に目撃されるx)〔P(高額、低額|x)=1/2〕(φさんがhttps://8044.teacup.com/miurat/bbs/6218で主張)
④∀(現実に目撃されるx)〔E(B|A=x)=1.25x〕(③の記号を書き換え&期待値計算)
⑤∀(現実に目撃されるx)〔E(A|A=x)=x〕    (③の記号を書き換え&期待値計算)
⑥∀(現実に目撃されるx)〔E(B|A=x)>E(A|A=x)〕(④、⑤より)
⑦封筒Aの金額が現実に目撃される→封筒Bの方が得。(⑥より)
⑧封筒Aの金額が現実に目撃される(問題の前提)
⑨封筒Bの方が得。(⑥、⑦より)
⑩矛盾(②、⑨より)
――――

以上です。①~⑩のどの命題が誤りだとお考えでしょうか。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月12日(月)03時10分48秒
  > No.6277[元記事へ]

φさんへのお返事です。

念のため、もう一つの記述法を提示しましょう。
「戦略Tでは、唯一回ゲームでなら交換が25パーセント増となる」と固執する人向け。

実際にやってみて、一万円が出たとしましょう。
「戦略T実践全体のうち、一万円が出た回だけ集めれば、交換で平均25%得で、戦略Sと同じ」
「戦略T実践全体、つまり一万円だけでなくすべての回について集計すれば、交換で平均して損得無し。未開封交換と同じ」
 この二つを答えれば、納得してもらえるのではないでしょうか。
 もちろん前者は戦略Tの一部分であって、戦略Tそのものではありません。
 「戦略Sをとるつもりなら期待値は増えるが、戦略Tのうち第一回目を含む同金額の回だけに着目すると、やはり期待値は増える」。
 戦略Tの一部分が戦略Sと同じ期待値変化をもたらすことに、何ら矛盾はないのです。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月12日(月)02時10分21秒
  rationakさんへのお返事です。

>
>「戦略Sをとるつもりなら期待値は増えるが、戦略Tをとるつもりなら期待値は増えない」も誤りです。プレイヤーの意思にかかわらず、封筒Aの金額という情報が同一かつ選択する封筒も同一であれば、獲得金額の確率・期待値も同一になります。
>

 期待値を計算できたということは、手もとの金額を固定したからです。
 金額固定ゆえに25パーセント増の計算が出来た時点で、「戦略Sでなく戦略Tをとっている」と(外形だけに頼って)主張することに意味はありません。その期待値計算が任意の試行回数に一般化・維持できないからです。
 「手もとの金額を見た途端に「交換が得」とわかる、という2封筒問題の設定は、プレイヤーが戦略Sに目覚めたという意味を伝えており、未開封交換と変わらぬ戦略Tに目覚めた、というナンセンスを批判する趣旨でした。
 もちろん、あの問題設定は、ナンセンスに誘導するため次のように進みます。
 プレイヤーが本当は戦略Sである覚醒対象を戦略Tであるかのように錯覚してしまい、未開封バージョンと同じだから未開封でも交換が得、と思い込んで矛盾に陥る・・・・・・。
 それがパラドクスの意図的構成でしたが、論理的に正しい解決は、最後の錯覚をブロックして、〈25パーセント増という期待値計算〉をした瞬間プレイヤーは「自分は戦略Tではなく戦略Sを採用している」と気づかねばならない、というものです。
 プレイヤーは心理的に混乱していたにせよ、論理的にはもはや戦略Tを未開封交換と一緒に捨てているのです。

以上、
 外形的に区別できない唯一試行の場合に限り戦略Sではなく戦略Tだったのでは? という反論がナンセンスであることは、もう確認済みでしたね。
 さて、改めて別の側面から確認しましょう。
 「戦略Sで期待値増」と言えばすむところを、わざわざ「戦略Tで期待値増」と言うのは、話を混乱させるだけの言語トリックです。
 「一回目だけ戦略S、二回目は戦略T、三回目は戦略U。四回目以降は自由。それを戦略Kと名づけます。私の戦略は戦略Kです。ただし一回目をやる時間しかとれませんけどね」
――というのも同様の言語トリックです。その戦略Kなるものも本当は戦略Sなのです(期待値25パーセント増と主張する限り)。
 戦略T、戦略K以外にも、戦略Sと一回目には区別できない無数の記述の仕方がありますが、二回目以降にはバレてしまうウソです。
 期待値25パーセント増自認をする限り、本当は戦略Sなのです。
 「私は男性である」と言う代わりに、「私は〈性自認が男性である女性〉を自認している身体的男性のトランス女性である」と言うようなものです。
 外形・言動で見分ける手掛かりがないのをいいことに、言葉だけを複雑にしているわけです。グッドマンの「グルーのパラドクス」の一例ですね。
これは社会的・倫理的トラブルのもとにもなりえます。
 「ヘテロの男です」で済ませるべきところをわざわざ「レズビアンのトランス女性です」と自己紹介する詭弁が容認・尊重される社会になったせいで、性犯罪が促進されていますね。
 論理的に戦略Sであるものを、戦略Tとか戦略Kとか強弁するのも、同様の詭弁ではないでしょうか。
 

Re: 情報熱力学について

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月12日(月)02時04分35秒
  > No.6274[元記事へ]

C6さんへのお返事です。

情報をありがとうございます。確かに思考のエネルギーになりそうです。

対称性と非対称性の区別がつかない特殊な状況を利用したトリックが、意外と多く潜在しているような気がします。二封筒問題はまさにその一例だと改めて感じ直しております。
宇宙のfine-tuningなどもその壮大な一例でしょう。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月11日(日)20時42分49秒
  > No.6272[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> rationakさんへのお返事です。
>
>  「いずれかの戦略しか認められていない」というのは二封筒問題に不必要な制約を設けています。
>  私はどちらも採用しません。どちらも対称的戦略らしい書き方なので。
>  私が採用するのは、非対称戦略
> 戦略S「最初に見る封筒内の金額が何であっても、その特定金額だけを交換しつづける」
>  であり、
> 戦略T「封筒内の金額がそのつど何であっても、交換しつづける」
> 戦略U「封筒内の金額がそのつど何であっても、交換しない」
>  という対称的戦略は採用しません。
>

二封筒問題には不必要な制約かもしれませんが、私が提示している戦略先決ルールのパラドクスでは二戦略の優劣の有無が論点なので、無関係な戦略を排除することは問題をシンプルにするための有用な制約です。
そして、「どちらも採用しない」という回答をもらえたことで、私の中で理解が一歩前進しました。

この回答をもらうまで、φさんは以下のような立場なのかもしれないと思っていました。
「唯一試行においても、開封前の封筒Aと封筒Bはじつは非対称である(いずれ金額を特定する側、そうではない側という性質の違いがある)から、開封前にどちらか選べと言われたら封筒Bを選んでおくべきだ」

ですが、上記はφさんの立場とは異なるということですね。すなわち、https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6250のパラドクス文中の

> まず、対称性の原理から考えれば明らかに両者に優劣はありません。

という部分は誤りではない、ということですね。
しかし、そうなると同リンク内の

> しかし、φさんの主張を前提にすれば、「全て交換する」で提出する方が合理的という結論が導かれてしまいます。
> なぜなら、φさんによれば「現実に目撃される金額」に対しては交換した方が25%得になるし、「現実に目撃される金額」以外の金額はその定義からして現実には目撃されないのだから交換が損か得かなど気にする必要はありません。よって「全て交換する」と書いて提出し、ちゃんと開封して金額を確認すれば必ず25%得になります。

という推論が誤りであることを示す必要があります。

ちなみに、「現実に目撃される金額」に対しては交換した方が25%得になる、という命題はφさんが主張した命題から以下の通り導けます。
∀(現実に目撃されるx)〔P(高額、低額|x)=1/2〕(https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6218でφさんが主張)
∀(現実に目撃されるx)〔P(A>B|A=x)=1/2〕(記号を書き換え)
∀(現実に目撃されるx)〔P(A>B|A=x)=P(B>A|A=x)=1/2〕(余事象の確率を追記)
∀(現実に目撃されるx)〔P(B=x/2|A=x)=P(B=2x|A=x)=1/2〕(Bの金額で置き換え)
∀(現実に目撃されるx)〔E(B|A=x)=1.25x〕(期待値を計算)

唯一試行の場合でも、上記の推論は普通に成り立ってしまうと思いますが如何でしょう。


>
>  たまたま唯一試行であることに乗じて「あなたは戦略Sではなく戦略Tをとるつもりであるはずだ」と固執しても無駄です。
>  交換が25%得だと計算したプレイヤーの戦略が何なのか実証的に確かめたいなら、実際に二封筒ゲームを多数回やらせてみてください。すべての金額ではなくNのときだけ交換していくプレイヤーの非対称行為を妨げることはできないでしょう。

外形的に違いがない行為を見て「あなたは戦略Sではなく戦略Tをとるつもりであるはずだ」なんてことを言うつもりはもちろんありません。
私が言いたいのは、φさんは戦略Tは対称戦略なので採用しないとおっしゃったけれども、φさんが真と考えている命題からは、戦略Tの先決が得であるという間違った(とφさんも認めている)結論が導出されてしまう、ということです。
念の為ですが、「戦略Tは対称戦略なのだから得なはずがない」というのは反論にはなりません。戦略Tが対称戦略であること、対称戦略が得でないことは私も元より同意済です。
また、「戦略Sをとるつもりなら期待値は増えるが、戦略Tをとるつもりなら期待値は増えない」も誤りです。プレイヤーの意思にかかわらず、封筒Aの金額という情報が同一かつ選択する封筒も同一であれば、獲得金額の確率・期待値も同一になります。
 

情報熱力学について

 投稿者:C6  投稿日:2021年 7月11日(日)19時46分20秒
  さて、いつか話題にしたいと考えていた情報熱力学について今は軽く紹介だけさせて下さい。

情報熱力学に関しましては東大理学部の沙川さんが詳しい、というかまさに提唱者ですので、もし機会があれば交流されてみると面白いかもしれません。
彼の構築した理論により、今や物理学界隈では情報がエネルギーに変換できるという認識のもと様々な研究が行われております。

http://noneq.c.u-tokyo.ac.jp/natsugaku_Sagawa.pdf

 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:C6  投稿日:2021年 7月11日(日)18時20分50秒
  文章を打ち込むのが苦手なので、ざっくりと短い文にて失礼致します。

情報理論の観点から考えてみると、案外スッキリするかもしれません。

戦略を情報と捉え、それぞれの戦略をとった際のプレイヤーにとっての情報量の価値(重み)がどのように変わるのか。あるいは変わらないのか。
そこからも非対称戦略が得ということを導けると思います。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月11日(日)16時28分38秒
  rationakさんへのお返事です。

>
> いずれ金額を特定する側の封筒か、そうでない側の封筒か、というだけの違いで、開封前に封筒Aと封筒Bに優劣をつけられると考えるのはやはり奇妙です。
>

 「奇妙である」というのは論証とは無関係ですね。
 全交換と未開封交換はどちらも対称的戦略、開封後特定金額交換は非対称戦略ですから、
行為の外形からして違います。期待値に違いが出るのは当然でしょう。

>
>「封筒Aの金額が何であっても、交換する(封筒Bを選ぶ)」
>「封筒Aの金額が何であっても、交換しない(封筒Aを選ぶ)」
> のいずれかの戦略しか認められていない場合、本当に後者よりも前者を選びたいと思われますか?
>

「いずれかの戦略しか認められていない」というのは二封筒問題に不必要な制約を設けています。
 私はどちらも採用しません。どちらも対称的戦略らしい書き方なので。
 私が採用するのは、非対称戦略
戦略S「最初に見る封筒内の金額が何であっても、その特定金額だけを交換しつづける」
 であり、
戦略T「封筒内の金額がそのつど何であっても、交換しつづける」
戦略U「封筒内の金額がそのつど何であっても、交換しない」
 という対称的戦略は採用しません。

 二封筒ゲームは回数が特定されておらず、何回行うにしても共通に実現する第一回目だけが問題として設定されています。
 即ち、胴元の提案は、一般化すると次のようになります。
「同じゲームを任意回(一回以上)やろう。あなたは好きな戦略をとってくれ」
Rationakさんが提案する戦略先決バージョンであれば、
「同じゲームを任意回(一回以上)やろう。あなたはどういう戦略をとるか、事前に申告してくれ」
 このように言う胴元に対して、私は、
「不交換戦略Uも全交換戦略Tも結果的に得しないので、どちらも採用しない。交換で結果的に25%分の得が保存されるような戦略Sを採用する。任意回の中の第一回目に出た金額Nをまず交換し、以後、Nだけを交換していく。N以外は交換せずにもらっておく」。
 換言すれば、唯一試行の場合は、「断じて戦略Tではなく、戦略Sの初回を実行する」ということになります。

 25%得する戦略Sをとる、と本人が計算とともに申告しているのだから、額面通りに理解すべきでしょう。

 唯一回試行の場合は、戦略が対称的か非対称的かの区別が外形に現われず、戦略Sと戦略Tは外見的に区別できませんが、任意回勝負に一般化すれば違いは明瞭ということ。そもそも言葉でプレイヤーが「戦略Tでなく戦略Sをとる」と言った時点で、違いは明瞭です。

 たまたま唯一試行であることに乗じて「あなたは戦略Sではなく戦略Tをとるつもりであるはずだ」と固執しても無駄です。
 交換が25%得だと計算したプレイヤーの戦略が何なのか実証的に確かめたいなら、実際に二封筒ゲームを多数回やらせてみてください。すべての金額ではなくNのときだけ交換していくプレイヤーの非対称行為を妨げることはできないでしょう。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月11日(日)13時21分28秒
  > No.6269[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  「何であっても、交換する」が、未開封交換と同じ意味なら、かりに金額を見ただけでそれを特定する気がないということですから、期待値増にならない。未開封と対比される開封戦略、という意味なら、金額を見たことで永久特定を要するので、「開封で得たデータを生かした」ことになり、期待値増になる。
>  「何であっても、交換する」の意味をこのように区別することで、矛盾は解消されています。
>  rationakさんは、「「何であっても」を未開封と同じ意味にとることに固執すれば、パラドクスは解決されていない」と言っているだけですね。

違います。開封してから交換するわけですから、もちろん単なる未開封交換とは異なります。
ただし、「金額がまだ特定できていない」(いずれ特定できるということしか分かっていない)のだから、単なる開封後交換とも異なります。


>  「何であっても」は、「どの金額に特定しても」の意味である。複数の金額を混ぜ合わせたら、開封して得た金額データの意味がなくなり、未開封と区別がつかない。よって、あえて「開封戦略」という限り、その語義はとるべきでない。
> 「開封し特定した金額を生かす戦略」においては、パラドクスは生じない。rationakさんもこれには異論ないでしょう。

いえ、異論ありますね。
「Aを1万円に特定した場合、Bを選ぶのが得」とだけ思っている分には矛盾ではない(恣意的とは思います)とは言いましたが、
「Aをどの金額に特定した場合でも、Bを選ぶのが得」というふうに金額を任意にした上でその命題を意思決定に使おうとするのは矛盾した態度です。
つまり「何であっても」が「どの金額に特定しても」の意味だとしても、パラドクスは解決しません。
いずれ金額を特定する側の封筒か、そうでない側の封筒か、というだけの違いで、開封前に封筒Aと封筒Bに優劣をつけられると考えるのはやはり奇妙です。

実際に、φさんが戦略先決ルールをプレイするとして、
「封筒Aの金額が何であっても、交換する(封筒Bを選ぶ)」
「封筒Aの金額が何であっても、交換しない(封筒Aを選ぶ)」
のいずれかの戦略しか認められていない場合、本当に後者よりも前者を選びたいと思われますか?
ちなみに私はどちらでも良いです。
 

「生まれた時にわりあてられた」のは「性別」でした?

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月11日(日)02時58分22秒
  一連の嘘の本丸は「生まれた時にわりあてられた」と「性別」の人為的接続ではないかな。

実際は「生まれた時にわりあてられた」ものはもっとはるかに莫大である。
…そこを誤魔化すための装置ではないかな

やはり、今まで考えたこともなかったけれど、女はバカなのかな。

…って、私のこと?

困ったもんですね。

また、考えてみます。では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月10日(土)16時38分52秒
  rationakさんへのお返事です。

>
> (どうしても「全て交換する」という言葉が気になるなら、戦略の提出用紙に
> 「封筒Aの金額が何であっても、交換する」
> 「封筒Aの金額が何であっても、交換しない」
> のいずれかを記入するという設定を想像していただいても構いません。)
>
> 以上をふまえ、意味2で解釈した場合、https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6250のパラドクス文のどこが誤りでしょうか?
>

 「何であっても、交換する」が、未開封交換と同じ意味なら、かりに金額を見ただけでそれを特定する気がないということですから、期待値増にならない。未開封と対比される開封戦略、という意味なら、金額を見たことで永久特定を要するので、「開封で得たデータを生かした」ことになり、期待値増になる。
 「何であっても、交換する」の意味をこのように区別することで、矛盾は解消されています。
 rationakさんは、「「何であっても」を未開封と同じ意味にとることに固執すれば、パラドクスは解決されていない」と言っているだけですね。
 そのことに異論ないと私はすでに申しあげました。
 眼目は、パラドクスを解決することです。
 「何であっても」は、「どの金額に特定しても」の意味である。複数の金額を混ぜ合わせたら、開封して得た金額データの意味がなくなり、未開封と区別がつかない。よって、あえて「開封戦略」という限り、その語義はとるべきでない。
「開封し特定した金額を生かす戦略」においては、パラドクスは生じない。rationakさんもこれには異論ないでしょう。
 矛盾のない解釈が一つ見つかったところで、パラドクスは解決です。
 「矛盾を生じる別の解釈だってある」というのは反論になりません。

>
> 多数回試行1:戦略用紙を提出後、その戦略でN回プレイする。
> 多数回試行2:(戦略用紙を提出後、その戦略で1回プレイする)をN回反復する。
> の二つを区別すると、
> 多数回試行1の場合、ゲームのルール上、プレイヤーはN回とも同じ選択を行わざるを得ない。
> 多数回試行2の場合、N=1で合理的な意思決定はNがいくつであっても合理的なことに変わりはないので、判断に一貫性のあるプレイヤーはN回とも同じ戦略を提出するだけ。
>
>

 多数回試行2は、同一ゲームの多数試行ではなく、異なるゲームの唯一試行を何度も繰り返しているだけですね。
 それらをまとめて「同じ戦略」と言い張る人がいるならば、その人は、
 開封と未開封の違いが「具体的な金額を特定するかどうか」である、という要点を理解していません。
 一戦略に統合された多数回試行2なるものは、金額の特定がないので、未開封ゲームと同じです。期待値増と計算したプレイヤーにとって、そのゲームは無縁です。
 「そのゲームをしろ」と強要されれば従うかもしれませんが、その場合は、元の「交換で期待値増」という計算を撤回するだけという、つまらない結果になります。

 「交換が得になる」と予言したプレイヤーは、「未開封では得られない開封のメリットを用いるために、一度見た金額で固定する。他の金額ではプレイしない」と戦略の内容を詳細化して提出しますから、2回目以降に、自他の目に明らかになります。
 

セクシャリティをサーフィンする

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月10日(土)12時56分44秒
  国語さんへのお返事です。

> 「判断に一貫性のないプレイヤー」は排除される。そういうことかな。
> やっぱり、「無関係な要素」をどうしても削ぎたい、と。

ちょっとした思考実験ですが、セクシャリティをサーフィンするカテゴリをつくることは可能でしょうか。
つまり、相対した相手によってコロコロ転向するセクシャリティのキメラ的なカテゴリを立ち上げると可能性があるかもしれません。
動的セクシャリティ?
枠を崩すわけです。

また、ちょっと考えてみます。

よいヒントをありがとうございました。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月10日(土)11時22分0秒
  rationakさんへのお返事です。


> 多数回試行1の場合、ゲームのルール上、プレイヤーはN回とも同じ選択を行わざるを得ない。
> 多数回試行2の場合、N=1で合理的な意思決定はNがいくつであっても合理的なことに変わりはないので、判断に一貫性のあるプレイヤーはN回とも同じ戦略を提出するだけ。(「過去のデータから胴元の金額ペア選択の癖を推測する」といった、パラドクスに無関係な要素は除く。)

「判断に一貫性のないプレイヤー」は排除される。そういうことかな。
やっぱり、「無関係な要素」をどうしても削ぎたい、と。

こりゃ「文学」がますます大切だな。

考えてもみないことでしたが、私は案外一番良いものをべんきょうしたのかもしれません。
勉強になりました。

 
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月10日(土)10時39分15秒
  > No.6264[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  プレイヤーが一度だけ試行するというつもりでいるならば、開封前に「全て交換する」という言葉で誓ったとしても、心理的には単なる「開封後交換」と区別できていないだろう、ということです。
>  そもそも、一度しかやらないのであれば、「すべて交換」というのは不正確な言葉遣いでしょう。
>  文字通りの「すべて交換」は「未開封のまま交換(数値の選択ができないままの交換)」と同じ意味です。プレイヤーは未開封交換は損得無しとわかっているのだから、それとは違う計算結果の出る戦略に「すべて交換」という混乱した語は使わないはずです。
>  プレイヤーがわれわれと同じように論証的に考えたなら、「全交換します」ではなく「開封後当該金額を交換します」と言ったはずです。
>  もっと正確な言葉遣いを求められれば、プレイヤーは、「①ではなく②の意味です」と言うはずです。
>

では、「全て交換する」の意味を次のように区別してみます。
意味1:「今回も、次回も、次々回も……全ての回で交換する」という意味。「∀n(第n回目は、交換する)」ということ。
意味2:「1万円でも、2万円でも、3万円でも……全ての金額で交換する」という意味。「∀x(封筒Aの金額がxの場合は、交換する)」ということ。

私が提示したパラドクス文は、意味1ではなく、意味2の方で解釈してください。
意味1で解釈すると、φさんのおっしゃる通り、一回試行においては「不正確な言葉遣い」と思います。
意味2で解釈すれば、十分に正確な言葉遣いであり、依然としてパラドクスが生じています。
2封筒問題においては、意味2(金額の任意性)によって生じるパラドクスに向き合う必要があると考えます。

(どうしても「全て交換する」という言葉が気になるなら、戦略の提出用紙に
「封筒Aの金額が何であっても、交換する」
「封筒Aの金額が何であっても、交換しない」
のいずれかを記入するという設定を想像していただいても構いません。)

以上をふまえ、意味2で解釈した場合、https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6250のパラドクス文のどこが誤りでしょうか?


ちなみに、
>
>  開封後のプレイヤーの戦略的覚醒がまだ十分でなく、①と②の混同が残っていた場合は、プレイヤーを多数回試行に移行させてみればよいでしょう。
>  「全交換(無選択交換)」ではなく「特定金額交換(選択的交換)」をプレイヤーが意図していた、と自他の目に明らかになる、という次第です。

これについては、
多数回試行1:戦略用紙を提出後、その戦略でN回プレイする。
多数回試行2:(戦略用紙を提出後、その戦略で1回プレイする)をN回反復する。
の二つを区別すると、
多数回試行1の場合、ゲームのルール上、プレイヤーはN回とも同じ選択を行わざるを得ない。
多数回試行2の場合、N=1で合理的な意思決定はNがいくつであっても合理的なことに変わりはないので、判断に一貫性のあるプレイヤーはN回とも同じ戦略を提出するだけ。(「過去のデータから胴元の金額ペア選択の癖を推測する」といった、パラドクスに無関係な要素は除く。)

いずれにせよ「特定金額交換(選択的交換)をプレイヤーが意図していた、と自他の目に明らかになる」ことはありません。
 

論理だけで生きると穴に落ちます

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月10日(土)06時17分33秒
  私は「原理」アレルギーです。
原理や論理は相手が自分の土俵に乗せる手段にすぎないな、といつも思っています。

例えば、「見たものしか信じるな」と「見たからといって信じるな」と「見る前に跳べ」は、矛盾しますが、すべて備えておかないと役立たずです。

なんとなく、なぜ「理系」の人がかつてこの国でたくさんあの穴に落ちたかわかる気がしますね。

勉強になりました。

 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月10日(土)03時16分21秒
  rationakさんへのお返事です。

>
> 「全て交換する」と書いて提出することは「開封後交換」の決断であり、
> > まず、対称性の原理から考えれば明らかに両者に優劣はありません。
> とした部分が誤りである、すなわち「全て交換する」と書いて提出する方が合理的であるということでしょうか?
>

 プレイヤーが一度だけ試行するというつもりでいるならば、開封前に「全て交換する」という言葉で誓ったとしても、心理的には単なる「開封後交換」と区別できていないだろう、ということです。
 そもそも、一度しかやらないのであれば、「すべて交換」というのは不正確な言葉遣いでしょう。
 文字通りの「すべて交換」は「未開封のまま交換(数値の選択ができないままの交換)」と同じ意味です。プレイヤーは未開封交換は損得無しとわかっているのだから、それとは違う計算結果の出る戦略に「すべて交換」という混乱した語は使わないはずです。
 プレイヤーがわれわれと同じように論証的に考えたなら、「全交換します」ではなく「開封後当該金額を交換します」と言ったはずです。
 もっと正確な言葉遣いを求められれば、プレイヤーは、「①ではなく②の意味です」と言うはずです。

 開封後のプレイヤーの戦略的覚醒がまだ十分でなく、①と②の混同が残っていた場合は、プレイヤーを多数回試行に移行させてみればよいでしょう。
 「全交換(無選択交換)」ではなく「特定金額交換(選択的交換)」をプレイヤーが意図していた、と自他の目に明らかになる、という次第です。
 

バビル2世?

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月10日(土)02時08分11秒
  >
> UFО関連斜め上エッセイ二連発
> 『トカナ』7月4日・5日
>
> ▼「◎◎鏡」7月4日16時 配信
> https://tocana.jp/2021/07/post_212434_entry.html
>
> ▼「未確認◎上物体」7月5日16時 配信
> https://tocana.jp/2021/07/post_212489_entry.html
>

拝読しました。

隠されている建物があるのかな?と、気になりました。

掲示板の過去ログを読んでしまったので、今の季節蚊を潰したりゴマダラカミキリをふと捕まえてよくできているなあ、としげしげと眺めたりする時にふと「田中さん」の説が頭をよぎり、「この?はまだ本物かな?」などと一瞬考えてしまいます。

これからはUFOまで気にするのか…。

しかし、私は両親ともに「オカルト系」だったため、変な集まりに連れていかれポラロイドカメラで「念写」を大の大人がきゃっきゃと神妙のごった煮状態で執り行っているのを子供時代に目撃していますので、今さらどうということもないような気もします。

なかなか今回のは面白かったです。

では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月10日(土)01時48分14秒
  rationakさんへのお返事です。

> 「全て交換する」と書いて提出することは「開封後交換」の決断であり、

ここがちがいます、と、ずっと同じ話が続いています。
もうよいのではないですか?

無駄だと思われますが。
ご自分が理解できないことがある、または(ご自分から見ると)Φ先生が間違っている、と結論されて、ご自分が間違えずに理解できるように生きていかれたら、十分ではないですか。

では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 9日(金)22時19分24秒
  > No.6259[元記事へ]

φさんへのお返事です。

φさんの立場を推測した回答は、私の勝手読みだったようで失礼いたしました。

>
>  結論的に言えば、【一回限りの試行と決まっている場合は】、開封前に「全交換」という決断をすることは不可能である(「開封後交換」の決断しかできない)ということになります。
> 開封前の全交換決断なるものは不可能なのです。論理的にはともかく、実際的には。

その結論に従うと、https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6250で私が提示した戦略先決ルールにおけるパラドクスで言うと、論証のどこが誤りになるのか明確にご指摘いただけますと幸いです。
「全て交換する」と書いて提出することは「開封後交換」の決断であり、
> まず、対称性の原理から考えれば明らかに両者に優劣はありません。
とした部分が誤りである、すなわち「全て交換する」と書いて提出する方が合理的であるということでしょうか?
 

Re: 女子トイレは恐怖空間 Tedさんへものすごく遅い追伸

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 9日(金)03時30分28秒
  国語さんへのお返事です。

> 原因は髪を伸ばさないしきたりの部族バレー部の典子さんが中山忍さまばりのストレートロングを
> 二つ結びにした華道部の淑子さんが体育が球技でバレーの時に果てしなくサーブが続いてしまうバレー部よりバレーボールができる女子であることに典子さんが発狂したんだと思われたのですが…。

…以前、「人工透析」について、「そんなことを掲示板で話題にすべきでない」と書きました。
実は、私は腎臓が弱い人を何名か知っていまして、そのうち一人がこの淑子さんでした。
小学校時代バレーボールチームで活躍していたのに、あるとき尿検査の結果が悪く、中学では運動部は禁止になってしまった、と聞きました。皆は知りません。ですから、体育の時間バレーボールだと生き生きとしており、良かったなあ、と思って見ておりました。
また、典子さんは本当は髪を長くしたいのにバレー部のしきたりで少しでも伸びると切っていたのです。はっきりとそう聞いたわけではないのですが、自宅に招かれたときなぜかたまたま長くしていた私の髪を櫛でとかさせてくれ、と言われてとかされたり、結われたりしてマネキンのようにしばらくなっていました。ポニーテールは私は当時髪の毛が多く頭痛になるため絶対にしない髪型でしたが鏡の前で典子さんは私をポニーテールにして満足げでした。
典子さんはその後、私と同じ高校に進学し、たまに学校で見かけると長い髪にリボンをつけて楽しそうな様子で、私は良かったなあ、と見ていました。

どうも、私こそが一人の知り合いから「一般化」しやすい性質のようで、あのときはすみませんでした。

では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 8日(木)17時16分45秒
  rationakさんへのお返事です。


>
> 戦略先決ルールにおいては、『全交換で提出』と『無交換で提出』を対称性の原理から損得なし、と考えるのは誤りである。
> 手元の封筒の中身を確認したのちに交換するという条件なら、『全交換で提出』しておく方が得である。
> 逆に、手元の封筒でなく向こう側の封筒の中身を先に知れるという条件なら、『無交換で提出』しておく方が得である。
> つまり、『全交換で提出』と『無交換で提出』のどちらが得かは、戦略を提出した後に2つの封筒のどちらを先に観測するかに依存する。
>

 違います。

 「全交換」では、獲得金額の期待値は「無交換」と変わりません。
 「全交換」である以上、手元の金額として想定する金額が不特定だからです。期待値計算で25パーセント増にはなりません。
 向こう側を開封する場合も同様。不特定金額なので、期待値計算で20%減になりません。
 どちらの封筒内を先に観測しても、「全交換」と「無交換」はともに、期待値増減無し。
 どちらの封筒内を先に観測するかによって損得が変わるのは、あくまで「開封後交換」と「開封後不交換」の場合です。

 ちなみに、一回しか試行しないなら、金額がただ一通りしか実現しないので、金額が不特定なのか特定なのかの区別があいまいになり、
 「全交換(開封前全交換決断)」と「開封後交換決断」の違い、「全不交換(開封前全不交換決断)」と「開封後不交換決断」の違いが分かりにくくなりますが、論理構造の違いは厳然としてあります。
 この違いを見逃すと、「全交換」という特徴づけが空虚となります。②の意味なのに、①になってしまうからです。

 開封後交換というのは、「開封して具体的金額を見た成果」に戦略的意義を認めるやり方ですから(それ以外の何でありうるでしょう)、特定されたその金額【のみ】交換する戦略を頭に描きます。
 「もし同一ゲームでの多数回勝負を申し込まれたら?」という反実仮想において、初回と異なる金額が出たら交換しません。

 二封筒問題では、未開封のとき正しく交換で損得無しと判断し、開封してから初めて「交換が得」と思いつく設定でした。
 よって、未開封時の心理は、全交換(開封前交換)ではなく開封後交換(ただし未開封時はまだ無意識)であることがハッキリしています。
 ところが、開封前(金額確定前)にどちらの戦略をとるか意識的に決める設定では、その違いがわかりにくくなります。だからこそ、①と②の区別は重要なのです。

 結論的に言えば、【一回限りの試行と決まっている場合は】、開封前に「全交換」という決断をすることは不可能である(「開封後交換」の決断しかできない)ということになります。
開封前の全交換決断なるものは不可能なのです。論理的にはともかく、実際的には。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 8日(木)11時10分41秒
  > No.6255[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

連続投稿すみません。
φさんが引用されていたご著書を拝読したところ、φさんの前提(可能世界の枠組み)が少し分かって来たような気がします。
理解の助けになった部分を、ご著書から引用させていただきます(もし引用がまずかったら投稿を削除下さい)。

――引用開始――
"開封バージョンでは交換が得。未開封バージョンでは交換しても得でない。この結論に対して、批判者がこう言ったとしましょう。「開封前には、『交換しても損得なし』とアドバイスし、開封後には、『交換するのが得』とアドバイスするつもりか。開封前からきみは、開封後に必ず『交換するのが得』と言うつもりだったんだろ? だったら開封前に『いま交換しても得』って言ってしまえよ。同じことだろ。開封した瞬間に二つの封筒の中味が変わりはしないんだから」 この批判のどこが間違っているかは、もうおわかりですね。そう、「開封した瞬間に二つの封筒の中味が変わりはしない」というところです。 確認しておきましょう。 あなたは〈経験内容と整合的なすべての可能世界にいるすべての分身の集まり〉です。となると、経験内容が進展するにつれ、あなたが属する諸世界の集合が変わります。開封前は、左と右の封筒の中味が(x、2x)か(2x、x)という緩い条件を満たすすべての可能世界にあなたは広がっていました。しかし開封後は、一挙にあなたの属する世界は縮まって(大多数の分身は今のあなたから離脱して)、あなたの現環境は(1万、5千)か(1万、2万)という2種類の諸世界だけになっています。開封した瞬間、論理空間の中であなたが占める領域は劇的に収縮し、あなた視点での封筒の中味も収縮したのです。

三浦俊彦.改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える(Kindleの位置No.3335-3347).二見書房.Kindle版."
――引用終了――

私が提示した戦略先決ルールのパラドクスに、φさんの立場から回答を与えるなら、以下のようになるのではないでしょうか。

戦略先決ルールにおいては、『全交換で提出』と『無交換で提出』を対称性の原理から損得なし、と考えるのは誤りである。
手元の封筒の中身を確認したのちに交換するという条件なら、『全交換で提出』しておく方が得である。
逆に、手元の封筒でなく向こう側の封筒の中身を先に知れるという条件なら、『無交換で提出』しておく方が得である。
つまり、『全交換で提出』と『無交換で提出』のどちらが得かは、戦略を提出した後に2つの封筒のどちらを先に観測するかに依存する。
よって、戦略を提出してしまった後での「観測行為」をどのように行うかも(もし選択の余地があるなら)損得を左右する重要な意思決定の一部である。
もし既に『全交換で提出』してしまったのなら、手元の封筒の中身をさっさと確認するのが良い。
もし既に『無交換で提出』してしまったのなら、手元の封筒の中身を知る前にどうにかして向こう側の封筒の中身を知ることができればその方が良い。

以上です。如何でしょうか。

(ただ、もし可能世界の枠組みを前提にするのであれば、「金額を決めて、その金額を見た時のみ交換する」などと言わず、「どんな金額であろうが全て交換する。ただし交換の前に必ず手元側の封筒を開封して中身を観測する。」という戦略が最も合理的ではないかという疑問が湧きました。まだご著書の一部にしか目を通せていないので、理解できていない部分も多いと思いますが。)
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 8日(木)06時10分26秒
  > No.6254[元記事へ]

φさんへのお返事です。

φさんの説明を読んでも、具体的に私の論証のどの部分がどう間違っていたのかが理解できませんでした。
「戦略先決ルールにおいては、『全交換で提出』と『無交換で提出』の合理性に優劣はなく、かつ、優劣はある」という矛盾した結論が得られた(と少なくとも私は考えている)わけなので、具体的にその矛盾を導く論証プロセスのどこがどう間違っていたのかをご指摘いただけますと幸いです。


>
>  具体的には、全交換は、同じゲームを反復試行したとき、期待値の増減ゼロ。
>  無交換も、同一ゲームを反復したとき、期待値の増減ゼロ。
>  開封後交換は、同一ゲームを反復したとき、特定の金額は交換し、それ以外は交換しないという非対称戦略となって、期待値25%アップです。
>  全交換と開封後交換は、以上のように、まったく違います。
>  開封前に「全交換します」と誓約するのは、開封後交換ではありません。複数回試行によって、両者の相違は明瞭となります。
>

開封前に「全交換します」と誓約しても、開封後には金額がただ一つに確定するのだから交換が25%得になるというのがφさんの立場でしたよね。
例えばhttps://8044.teacup.com/miurat/bbs/6220では、「一回限りゲームで開封したら全交換戦略は無理」とおっしゃっています。
開封前の誓約や決意によらず、開封後は結果的に交換が得ということになって、全交換の誓約をした過去の自分に感謝することになるのでしょう。
ですが、その理屈を開封前に知っていれば、全交換の誓約を行うのが得であるという結論を開封前に導けたはずですね。
φさんが今からこの戦略先決ルールでプレイするとしたら、理屈の考案者なのだから当然上記の結論を開封前に導けるはずです。
かくして、開封前に「全交換の誓約は得であり、かつ、得でない」という矛盾した信念を抱くことになってしまいます。如何でしょうか。



>  ちなみに、唯一試行設定においては、全交換と開封後交換は区別できないかもしれませんが、ただ一度の試行については期待値は損得について正確な指針にならないのが普通なので、問題ありません。多数回やれば、全交換は開封後交換とは異なることがわかるので。
>

ここは何をおっしゃりたいかがよく分かりませんでした。試行回数は本パラドクスの有無とは無関係ではないでしょうか。
少なくとも私は、1回限りの意思決定でも期待値を度外視した損得勘定はしません。
講義資料の2封筒問題においても、試行回数には特に言及せずとも十分パラドクスが生じています。
(開封後から見たら1回試行と多数回試行は「Aの金額の不確実性を無視できるか否か」という違いが存在しますが、開封前から見たら1回試行と多数回試行とで問題設定に本質的な違いはありません。)
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 8日(木)01時23分14秒
  > No.6250[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

>
> 以前説明した2封筒ゲーム戦略先決ルール(https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6239)をプレイするにあたり、
> 「全て交換する」と書いて提出することと、「一切交換しない」と書いて提出することは、どちらが合理的な意思決定でしょうか。
> まず、対称性の原理から考えれば明らかに両者に優劣はありません。
> しかし、φさんの主張を前提にすれば、「全て交換する」で提出する方が合理的という結論が導かれてしまいます。
> なぜなら、φさんによれば「現実に目撃される金額」に対しては交換した方が25%得になるし、「現実に目撃される金額」以外の金額はその定義からして現実には目撃されないのだから交換が損か得かなど気にする必要はありません。よって「全て交換する」と書いて提出し、ちゃんと開封して金額を確認すれば必ず25%得になります。
> 両者の合理性に優劣はない、かつ、「全て交換する」で提出する方が合理的、という矛盾した結論が得られてしまいました。
>
> 上記は深刻なパラドクスと思うのですが如何でしょうか。


 具体的には、全交換は、同じゲームを反復試行したとき、期待値の増減ゼロ。
 無交換も、同一ゲームを反復したとき、期待値の増減ゼロ。
 開封後交換は、同一ゲームを反復したとき、特定の金額は交換し、それ以外は交換しないという非対称戦略となって、期待値25%アップです。
 全交換と開封後交換は、以上のように、まったく違います。
 開封前に「全交換します」と誓約するのは、開封後交換ではありません。複数回試行によって、両者の相違は明瞭となります。

 ちなみに、唯一試行設定においては、全交換と開封後交換は区別できないかもしれませんが、ただ一度の試行については期待値は損得について正確な指針にならないのが普通なので、問題ありません。多数回やれば、全交換は開封後交換とは異なることがわかるので。

 いずれにせよ、①と違って②に確率論的矛盾はないので、御心配には及びません。②は全交換戦略とは無関係です。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 7日(水)14時15分54秒
  > No.6249[元記事へ]

φさんへのお返事です。

ご確認いただきありがとうございます。
記号化された論理式の真偽での対立はないということですね。
ただ、自然言語を記号化する部分で明確に対立がありそうな気がしております…。
(何度も食い下がって申し訳ありません。ここまでご丁寧に応対いただき大変感謝しております。)

というのも、私が矛盾した構えであると批判した、

> 開封前に、
> 「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。以上は任意のxについて成り立つ。」
> と考えている人は、

という部分は、講義動画1:05:42~(https://youtu.be/uaNm8zWhH7Q?t=3942)の

「『金額を決めてから交換する』という戦略を取っている限り、25%得なんですね」……(★)

という主張を批判の対象にすることを意図しておりました。
(★)においては、定式化②の「∃y」のような「交換金額の限定」は行われていないので、交換金額xは任意であるように読めます。すなわち(★)は定式化①と同じ主張に思えます。
定式化②をふまえるなら、
「『金額を決めてから交換する』という戦略を取る場合でも、必ずしも25%得になるとは限らず、金額をいくらに決めるかに依存する」
と言うべきではないでしょうか。
(ちなみに、金額をいくらに決めるべきかは、事前情報を利用できない客観的立場からは判断不能のはずです。)

今までのφさんのレス(例えばhttps://8044.teacup.com/miurat/bbs/6218)から推測するに、φさんは次のように反論するかもしれません。
「(★)は定式化①とは異なる主張だ。定式化①では交換金額xの変域が『目撃可能な金額』となっているため矛盾が導かれたが、それを『現実に目撃される金額』に限定した主張が(★)である。」

ところが、このように反論すると次のような新たなパラドクスが生まれてしまうと考えます。

以前説明した2封筒ゲーム戦略先決ルール(https://8044.teacup.com/miurat/bbs/6239)をプレイするにあたり、
「全て交換する」と書いて提出することと、「一切交換しない」と書いて提出することは、どちらが合理的な意思決定でしょうか。
まず、対称性の原理から考えれば明らかに両者に優劣はありません。
しかし、φさんの主張を前提にすれば、「全て交換する」で提出する方が合理的という結論が導かれてしまいます。
なぜなら、φさんによれば「現実に目撃される金額」に対しては交換した方が25%得になるし、「現実に目撃される金額」以外の金額はその定義からして現実には目撃されないのだから交換が損か得かなど気にする必要はありません。よって「全て交換する」と書いて提出し、ちゃんと開封して金額を確認すれば必ず25%得になります。
両者の合理性に優劣はない、かつ、「全て交換する」で提出する方が合理的、という矛盾した結論が得られてしまいました。

上記は深刻なパラドクスと思うのですが如何でしょうか。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 6日(火)14時35分4秒
  > No.6248[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。


その定式化であれば、それを開封前に信じることは不合理ですね。
未開封のまま交換するのが得になる、という考えと実質同じですから。
その不合理な命題を、後述の合理的な命題と対比するために定式化すると、こうなるでしょう。

∀x∃y〈(x=y)→〔E(W|A=x)=E(B|A=x) かつ E(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕 かつ E(W|A=x)=1.25x〉
・・・・・・①

 (E(W|A≠x)=E(A|A≠x)の部分はここでは不要と思われますが、一応残しておきます)

対して、開封前に合理的に信じることのできる命題は、以下のとおりです。

∃y∀x〈(x=y)→〔E(W|A=x)=E(B|A=x) かつ E(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕 かつ E(W|A=x)=1.25x〉
・・・・・・②

 (E(W|A≠x)=E(A|A≠x)の部分は不要どころか合理的信念の中に含まれないと思われますが、一応残しておきます)

「のみ」を強調する場合は、①②で∃yを∃!yとすることもできますが、とりあえず不要です。

改めて吟味していただければ幸いです。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 6日(火)05時47分24秒
  > No.6247[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  誤解があるといけないので、全文改めて完全形で書き下ろしていただけると幸いです。

同意いただきたい主張は以下の通りです。

開封前に、
「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。以上は任意のxについて成り立つ。」
と考えている人は、
 ∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x) かつ E(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕 かつ E(W|A=x)=1.25x〉
  ただし、Wは『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取った場合の獲得金額。
と考えていることになる。
これは確率の公理と矛盾する考えである。

【記号化の補足】
「『Aの金額がx円であった場合“のみ”交換する』という戦略を取る」
が意味することは、
Aの金額がx円(A=x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はBの金額(の期待値)になり、
Aの金額がx円以外(A≠x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はAの金額(の期待値)になる。
ということ。記号化すると、
E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)……(※1)

「Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
を記号化すると
E(W|A=x)=1.25x……(※2)

「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
を記号化すると
(※1)かつ(※2)

以上です。如何でしょうか。


>  前回私は、「のみ」の部分をどう記号化するか知りたかったのでした。
>
> ∀x〔P(B=2x|A=x)=P(B=x/2|A=x)=1/2〕
>
> という定式化からは、「のみ」が読み取れないように思います。
> 「のみ」を組み込んだ定式化がどうなるのか、知りたいと思います。
> それによって、当該判断が不合理かどうかが決まるでしょう。
>

今回の定式化においては、A=xの場合に「のみ」獲得金額Wの期待値がBの期待値になること、すなわちE(W|A≠x)≠E(B|A≠x)であることで「のみ」が表現されています。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 6日(火)04時52分9秒
  > No.6244[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。


> >
>
> 誤)Wは獲得賞金
> 正)Wは「xのみ交換戦略」を実行した場合の獲得賞金
>
> 誤)∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕⇒E(W|A=x)=1.25x〉
> 正)∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕かつE(W|A=x)=1.25x〉
>
> 誤)(※1)⇒(※2)
> 正)(※1)かつ(※2)


 誤解があるといけないので、全文改めて完全形で書き下ろしていただけると幸いです。
 

女子トイレは恐怖空間

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 6日(火)04時11分52秒
  中学生の時、女子トイレで同級生に「催眠術」をかけられたことがあります。
全く信じてなかった。
しかし。かかっちゃったんですよ。これが。
あと、「女子トイレ掃除当番戦争」というのもありました。
なんと!私の姫である「淑子さん」がバレー部の「典子さん」と争いになり、私は実はどちらの自宅にも遊びに行き淑子さんは「ぴーひょろ一家」やら「炎のアルペンローゼ」やら「魔天道ソナタ」などをそなえており典子さんは「オルフェウスの窓」でしたから、うわー、どっちも優れているだけに参ったな、と内心頭を抱えていました。
原因は髪を伸ばさないしきたりの部族バレー部の典子さんが中山忍さまばりのストレートロングを
二つ結びにした華道部の淑子さんが体育が球技でバレーの時に果てしなくサーブが続いてしまうバレー部よりバレーボールができる女子であることに典子さんが発狂したんだと思われたのですが…。

だからさ、女子もものすごいですよ。水かけたり汚物入れぶちまけたりビンタ張ったり。

さて。
どうなるんですかね。

では。


 

倫理洗脳にどういう態度をとるか

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 5日(月)06時59分43秒
  基本的な構えとして「Aさんは私にひどいことをしたのよ!助けて」と言ってくる人は悪であるから撤収。
この一択です。
私はずっとそういう人と関係が切れずにきつかったのでよくわかるのです。

「青葉学園物語」
という映画でとうもろこしを一山剥いておく懲罰を受けた主人公たちが一芝居打って、「トウモロコシ剥き競争」を演出するシーンがあります。
みんながなんだなんだ?と寄ってきたら香具師風の口上だけ高らかに述べてみんなが夢中で剥き出したらそーっと集団でとんずら。

今「ポパイ本能」を活性化するトリガーをせっせと撒いていますから、絶対にひっかからないことだな。

こうやって、内乱を必死で誘発するんだ。

なるほどだな。

まあ、大変だけど、美人局に用心してがんばりましょう。
ゲームのルールが変わったんだな。

では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 5日(月)02時42分20秒
  > No.6242[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

すみません。こちらの投稿、矛盾が少し分かりづらい形で定式化してしまったため、一部訂正させてください。

>
> Wは獲得賞金、Xの期待値をE(X)と書くと、
>
>  ∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕⇒E(W|A=x)=1.25x〉
>
> という感じでどうでしょうか。
> 「のみ」は、上記〈〉内の前件部分に表れており、A=xの場合に「のみ」獲得金額Wの期待値がBの期待値になること、すなわちE(W|A≠x)≠E(B|A≠x)であることで表現されています。
>
> 以下、補足です。
> 「『Aの金額がx円であった場合“のみ”交換する』という戦略を取る」
> が意味することは、
> Aの金額がx円(A=x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はBの金額(の期待値)になり、
> Aの金額がx円以外(A≠x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はAの金額(の期待値)になる。
> ということ。記号化すると、
> E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)……(※1)
>
> 「Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
> を記号化すると
> E(W|A=x)=1.25x……(※2)
>
> 「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
> を記号化すると
> (※1)⇒(※2)
>

誤)Wは獲得賞金
正)Wは「xのみ交換戦略」を実行した場合の獲得賞金

誤)∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕⇒E(W|A=x)=1.25x〉
正)∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕かつE(W|A=x)=1.25x〉

誤)(※1)⇒(※2)
正)(※1)かつ(※2)
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 5日(月)02時28分55秒
  > プレイヤーの事前の推測に基づいて設定した確率分布に従って意思決定を行うことは、少なくともコイン投げに従うよりは合理的だと思います。唯一の客観的な正解と言えるような確率の割り当て方が存在しないからといって、確率を考えることを放棄してコイン投げに委ねてしまうのは、それこそ不合理な態度ではないでしょうか。


不合理な態度は数式からは必ず削がれる、そういうことかな。
振り付け師のラッキイ池田さんは大学入試の赤本買ってきて「一番多い選択肢の番号」を調べ、わかんなかったらその番号にする、と決めておいて合格しちゃったらしいですけど…。
鉛筆をころがしたり棒倒しで行く方をきめたりする態度は包摂不可能だとすると。
こりゃ洗脳天国だよな。
私はメンタリストDaigoは絶対見に行かなくては!と速攻見に行ってるんですけど、あのあんちゃんは
偉い人ですよね。

こりゃ「知らない人とは口をきかない」を徹底しないとまずいってことですね。
ますます勉強になるなあ。

(ぼやきコーナー2終了)
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 5日(月)01時26分37秒
  > No.6241[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  前回私は、「のみ」の部分をどう記号化するか知りたかったのでした。
>
> ∀x〔P(B=2x|A=x)=P(B=x/2|A=x)=1/2〕
>
> という定式化からは、「のみ」が読み取れないように思います。
> 「のみ」を組み込んだ定式化がどうなるのか、知りたいと思います。
> それによって、当該判断が不合理かどうかが決まるでしょう。
>

Wは獲得賞金、Xの期待値をE(X)と書くと、

 ∀x〈〔E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)〕⇒E(W|A=x)=1.25x〉

という感じでどうでしょうか。
「のみ」は、上記〈〉内の前件部分に表れており、A=xの場合に「のみ」獲得金額Wの期待値がBの期待値になること、すなわちE(W|A≠x)≠E(B|A≠x)であることで表現されています。

以下、補足です。
「『Aの金額がx円であった場合“のみ”交換する』という戦略を取る」
が意味することは、
Aの金額がx円(A=x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はBの金額(の期待値)になり、
Aの金額がx円以外(A≠x)であった場合には獲得金額W(の期待値)はAの金額(の期待値)になる。
ということ。記号化すると、
E(W|A=x)=E(B|A=x)かつE(W|A≠x)=E(A|A≠x)……(※1)

「Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
を記号化すると
E(W|A=x)=1.25x……(※2)

「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」
を記号化すると
(※1)⇒(※2)

>
>  戦略決定は「考え」ずにコイン投げなどで決めることが出来るので(あるいは見回して最初に目に入った数字を選ぶなど)
> 「確率を考えざるを得ない」というのは当てはまりません。
>  意思決定がすべて合理的になされねばならない、というのは、確率割当てが出来ない場合には不合理です。
>  この不合理を合理的だと強弁するところに、
>  「ビュリダンのロバ」のジレンマなどが生じます。
>  選択の合理的理由を持たないロバは、単にコイン投げで行動を決めればよい。解決法はそれだけです。

φさんは、「開封前には確率を考えることが出来ない(確率割当てが出来ない)」という立場なのですか?
だとすればその根拠はなんでしょうか。
φさん自身も数レス前に「事前推測戦略」として事前情報を使うことを認めておられたように、
現実を生きる人間は過去の経験等に基づいて事前分布を設定することができるので、無差別の原理が使えるような(Ω、P)を設定できないからといって、確率を考えることが一切出来ないと絶望する必要はないと思うのですが。
プレイヤーの事前の推測に基づいて設定した確率分布に従って意思決定を行うことは、少なくともコイン投げに従うよりは合理的だと思います。唯一の客観的な正解と言えるような確率の割り当て方が存在しないからといって、確率を考えることを放棄してコイン投げに委ねてしまうのは、それこそ不合理な態度ではないでしょうか。
 
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 4日(日)14時20分56秒
  > No.6239[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。


まずは、本筋と関係ないお知らせです。

UFО関連斜め上エッセイ二連発
『トカナ』7月4日・5日

▼「◎◎鏡」7月4日16時 配信
https://tocana.jp/2021/07/post_212434_entry.html

▼「未確認◎上物体」7月5日16時 配信
https://tocana.jp/2021/07/post_212489_entry.html


 さて、本筋です。
 といっても、反問で申し訳ありませんが。

 前回私は、「のみ」の部分をどう記号化するか知りたかったのでした。

∀x〔P(B=2x|A=x)=P(B=x/2|A=x)=1/2〕

という定式化からは、「のみ」が読み取れないように思います。
「のみ」を組み込んだ定式化がどうなるのか、知りたいと思います。
それによって、当該判断が不合理かどうかが決まるでしょう。

 なお、

>
> プレイヤーは開封前に戦略を決めないといけないので、開封前に確率を考えざるを得ません。
>

について。

 戦略決定は「考え」ずにコイン投げなどで決めることが出来るので(あるいは見回して最初に目に入った数字を選ぶなど)
「確率を考えざるを得ない」というのは当てはまりません。
 意思決定がすべて合理的になされねばならない、というのは、確率割当てが出来ない場合には不合理です。
 この不合理を合理的だと強弁するところに、
 「ビュリダンのロバ」のジレンマなどが生じます。
 選択の合理的理由を持たないロバは、単にコイン投げで行動を決めればよい。解決法はそれだけです。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 4日(日)09時50分3秒
  > また、もし「開封前に確率を考える」という設定そのものがナンセンスだと思われるのであれば、金額に応じた行動選択を開封前に先決しなければいけないというルールに変更した2封筒ゲームを想像してみるというのはどうでしょうか。
> プレイヤーは「1万円なら交換する、それ以外なら交換しない」とか「必ず交換する」といったような戦略を書いた紙を開封前に胴元に提出しないといけません。
> プレイヤーは開封前に戦略を決めないといけないので、開封前に確率を考えざるを得ません。


やっぱり、如何に対等でないかよく吟味しないと大変なんですね。
当たり前ですけど。
「プレイヤー」と「胴元」かあ。
全然「ボクシング」じゃないもんね。「喧嘩」ですらないしね。
勉強になるなあ。

(岡目八目「自認」のぼやきコーナー終了)

 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 4日(日)03時28分47秒
  > No.6236[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>
>  「確率論的に矛盾した構えである」という理由が不明です。
>  「事後確率の計算に関係ない事象は無視することに矛盾はない」ということに、rationakさんも同意されたものと思っていたので、確認のためもう一度、その同意を踏まえたうえで、矛盾した「標本空間&確率割り当て」をお示しいただけると幸いです。
>

私が同意したのは、あくまで開封後に確率を考える場合の話でした。開封後という状況設定を前提にするのであれば、Aの金額は確定しているのでその不確実性を無視して2通りの事象に1/2ずつ割り当てたとしても(その限定的な状況設定の議論に閉じこもっている限り)矛盾はしない、ということです。

一方、私の前レスの質問では開封後ではなく開封前に確率を考えるという設定になっています。開封前に確率を考える場合には、なんせAの金額が未確定なのだから、Aの金額を1通りに決め打ちした上でそれを含む2通りの金額ペアに確率1/2ずつ、というわけにはいきません。起こり得る全金額ペアを含んだ「標本空間&確率割り当て」(以後(Ω、P)と書きます)を考える必要があります。

前レスの質問で、同意していただきたいのは以下でした。
開封前に、
「『Aの金額がx円であった場合のみ交換する』という戦略を取ると、Aの金額がx円であった場合の期待値は1.25x円になる。」と考えている人は、
「開封してAの金額がx円であった場合のBの金額の条件付き確率がP(B=2x|A=x)=P(B=x/2|A=x)=1/2」と考えていることになる。
上記が任意のxについて成り立つと考えている人、すなわち、
∀x〔P(B=2x|A=x)=P(B=x/2|A=x)=1/2〕
が成り立つと考えている人は、確率の公理と矛盾した考えを持っている。
以上です。

また、もし「開封前に確率を考える」という設定そのものがナンセンスだと思われるのであれば、金額に応じた行動選択を開封前に先決しなければいけないというルールに変更した2封筒ゲームを想像してみるというのはどうでしょうか。
プレイヤーは「1万円なら交換する、それ以外なら交換しない」とか「必ず交換する」といったような戦略を書いた紙を開封前に胴元に提出しないといけません。
プレイヤーは開封前に戦略を決めないといけないので、開封前に確率を考えざるを得ません。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 3日(土)15時54分50秒
  国語さんへのお返事です。

> 今100円で買ってきたまんがから引用します。
まんがは「マンガなぜ巨大企業はウソをついたのか?エンロンが見せた虚像と実像」です。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 3日(土)15時52分1秒
  国語さんへのお返事です。

> なんとなく、「必ず損する選択肢しかないゲームにどうやったらそうと気づかせないように参加させる表現に練り上げられるか無料で確認してもらいたいな」って話に見えるけれど。
>

今100円で買ってきたまんがから引用します。

結局のところ、規制緩和とは既存の企業に既得権益を放棄させることなのです。これらの企業を逆境に置いたうえで、新規の参入を含めた新体制の中から生き残っていく企業はどれか、という話なのです。
戦う側にしてみれば、規制緩和は、利用し、食い物にするべきビジネス上のアジェンダです。こうした変質について、個人的な罪悪感があったとしても、企業人としての罪悪感は伴い難いと言えるでしょう。壇上では規制緩和を説き、取締役会では抜け道の合法性を議論する、そんな二面性がごく普通の毎日となっていきます。

「壇上」がメディア。
「取締役会」は産学連携ですかね。

だから、そういうものだな、と、対応するしかありませんね。

甘い見通しでいろいろ書いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 3日(土)14時13分42秒
  > No.6232[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

>
> 実際に現実世界で2封筒ゲームをプレイするとして、Aの金額に不確実性が残っている段階で(すなわち未開封の段階ないし複数回プレイで第2回目以降の金額をまだ見てない段階で)、「何か一つ金額を決めて、その金額を見た時のみ交換することにしよう。“決めた金額が何であれ”その金額を見た時のみ交換することで期待値は25%アップするのだから。」と考えることは不合理である。
>
> これなら同意いただけるでしょうか。重要なのは“”の部分です。上記は、確率論的に矛盾した構えであるという意味で不合理です。
>

 「確率論的に矛盾した構えである」という理由が不明です。
 「事後確率の計算に関係ない事象は無視することに矛盾はない」ということに、rationakさんも同意されたものと思っていたので、確認のためもう一度、その同意を踏まえたうえで、矛盾した「標本空間&確率割り当て」をお示しいただけると幸いです。
 もう一度私の立場をしるすと、
 開封前に可能な全金額ペアを含んだ「標本空間&確率割り当て」を示すのはナンセンスであり、開封後にペア二種類のみに事前確率と事後確率を同時に割り当てればよいので(開封前確率は本当は必要ないが固執する人のためにはあえて開封後確率と同じ確率を付与)、矛盾の生じようはありません。
 開封して1万円だった場合、「胴元が{9804億12円、1兆9608億24円}を選んでいた確率」など、「胴元が鼻をほじくっていたのは他の指ではなく右手小指によってだった確率」と同じくらいにどうでもいい事であり、無視することが要請されます。
 考慮すべきは、事後確率を左右しうる事前確率だけです。
 以上のことが一つの開封ゲームの意味論。
 “その金額が結果として何であれ”同じことが生じるというのが、多数の開封ゲームを束ねた語用論。
 その語用論を一つのメタ意味論とみなして単一ゲームに統合するというのがrationakさんの今回の意図かもしれませんが、
 各開封ゲームで「その金額を見た時のみ交換する」というふうに、
 「のみ」という内部構造を生かすならば、全交換ゲームと同じにはなりえません。
 (ついでに未開封の場合は「のみ」が実行できません)
 よって、各ゲーム内で交換が25%得ということに矛盾はなく、それ以上の統合はできません。
 「のみ」という非対称性が入っている限り、交換での期待値変化はありうるでしょう。
 同じく非対称でも、逆に「一回目に目撃した金額が何であれ、二回目以降は、選ばなかった方を先に開封して、それが一回目の目撃金額と同一だった場合のみ、交換しよう」という戦略をとるなら、期待値減となります。手元に来ていた平均が1.25であったはずのところを1に取り換えるわけなので、期待値20%減。

 自然言語で書いている限り、理解に齟齬が起こりえますね。
rationakさんが「不合理である」と私に同意を求める命題を、可能なら論理記号で記していただけると幸いです。「のみ」を生かしつつ矛盾が導けるかどうか、明確になるかもしれません。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 3日(土)08時05分2秒
  国語さんへのお返事です。

> 今一冊の本があります。
> 『この国で女であるということ』島崎(正しくは大を立つにして一画マイナス)今日子
>
> 直木賞作家山本文緒さんのインタビューはこうはじまります。
>
> 「よく小説という方法を見つけたと思う。えらいぞ、私。テヘヘヘ。もし小説書いてなかったら、売春でもしてたんじゃないですか」。札幌にあるマンションの台所の換気扇の下で煙草をくゆらしながら、山本文緒はぷるんとした頬に小さな笑窪を浮かべた。
>
…補足です。
この本の著者のセクシャリティ。
意外にそこは重要なんですよね。
私は中島らもさんを割と愛読していた時期もありまして、講演も行きました。
そのとき、この方の名前が出て、エピソードとして「国外買春をしてくれるな」ということをこんこんと理路整然と説明されて、中島さんは「わかった」とおっしゃっていましたね。

半分酔っぱらったような話しぶりでしたが。


では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 3日(土)07時18分15秒
  国語さんへのお返事です。

> そもそも、数学は特殊を一般化する方向だけにあるものではないのではないですか。

吉行淳之介の本にもありましたが、男性は拡張し一般化したい欲が強い傾向があり、女性は逆だ、と。

最近もありました。

「詩人」の女性が某大学に招かれて講義に参加した時に受けた発言に「あとから公開文書で」抗議したのでしたか。

今一冊の本があります。
『この国で女であるということ』島崎(正しくは大を立つにして一画マイナス)今日子

直木賞作家山本文緒さんのインタビューはこうはじまります。

「よく小説という方法を見つけたと思う。えらいぞ、私。テヘヘヘ。もし小説書いてなかったら、売春でもしてたんじゃないですか」。札幌にあるマンションの台所の換気扇の下で煙草をくゆらしながら、山本文緒はぷるんとした頬に小さな笑窪を浮かべた。

…この記述を一般化して「女性の小説家で煙草を吸う人から小説を書くことを取り上げたら売春をする」と認識してしまうと全くまずいというわけです。

さあ、どうなるのかな。
では。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 3日(土)06時24分24秒
  rationakさんへのお返事です。

> 「標本空間をどのように定義するか」および「各事象にどう確率を割り当てるか」については、矛盾が出るような決め方でない限りはどんな恣意的な決め方でも数学的には許容されるのではないかと思います。

「どんな恣意的な決め方でも」というところをどうしたら削ぎ落とした表現にできるか。
そういう話ですね。
文学的な曖昧で多面的な表現は矯めたい。
つまり、逃げ道を塞ぐ契約の言語にするには、という。


> やめろと説得する根拠は、何も数学の中だけに求めなくても良いのではないでしょうか。
> 現実世界では「人間にとって1円が取るに足らない額であり、金額ペアの選択プロセスにおいて1円の違いに大した意味はないだろう」といった人間の直感・常識を利用できるので(φさんもその賭けを明らかに不合理な賭けだと判断するにあたって何かしら利用した直感・常識があるはずです)、それらを反映させた事前確率を設定すれば、不合理だという直感・常識と整合的な事後確率を導くことは十分に可能だと思います。

可能性を残さない表現にどう書いたらなるか。

なんとなく「植民地」って単語が頭をよぎります。

同化か肉ミンチかの二択だよ、って、あとから誰にも文句つけられないように猿言語で書く訓練を無料でできるまたは披露する場所がここなんだ。
疲労する話ですが、デデキントの切断…でしたか。どこかしらで切らなくてはならないとするならばやんぬるかな。
しかし、『ベニスの商人』ですか。血は契約に入っていない…などと言う余地があるかいなか。
田舎者だからわからないなあ。

ここで1000年長考に入ったって無問題とは思いますが。


そもそも、数学は特殊を一般化する方向だけにあるものではないのではないですか。
逆向きの数学はないのかな?

なんとなく、「必ず損する選択肢しかないゲームにどうやったらそうと気づかせないように参加させる表現に練り上げられるか無料で確認してもらいたいな」って話に見えるけれど。

そんなうまい話があるなんて甘すぎません?

私なら、「立ち去る」一択ですね。

何考えてるかわからない厚かましい田舎者に言葉だ表現だ教えたばっかりに大変だよ。
ったく。さあさあ、学制を解体だ。撤収!ってな局面を象徴するやりとりで興味深かったです。
ありがとうございました。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 2日(金)20時52分11秒
  > No.6231[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>  不合理ではないでしょう。
>  たとえば、未開封状態で10万円と決めて、「10万円のときだけ交換する」と決めるわけですね。10万円以外であれば、交換しない。あるいは、ゲームはお流れ。
>  10万円が来るまで待って、来たら交換。

たしかに先の設定だと必ずしも不合理とは言えないかもしれませんね。
少々状況設定が甘かったようです。「」の中身を変えた以下の設定では如何でしょうか。

実際に現実世界で2封筒ゲームをプレイするとして、Aの金額に不確実性が残っている段階で(すなわち未開封の段階ないし複数回プレイで第2回目以降の金額をまだ見てない段階で)、「何か一つ金額を決めて、その金額を見た時のみ交換することにしよう。“決めた金額が何であれ”その金額を見た時のみ交換することで期待値は25%アップするのだから。」と考えることは不合理である。

これなら同意いただけるでしょうか。重要なのは“”の部分です。上記は、確率論的に矛盾した構えであるという意味で不合理です。もし異論がある場合は、上記の状況でプレイヤーが前提にしている「標本空間&確率割り当て」がどんなものであれば矛盾しないのかを示してください。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 2日(金)13時58分5秒
  > No.6228[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。


>
> では確認させてください。以下に異論はないでしょうか?
>
> 実際に現実世界で2封筒ゲームをプレイするとして、Aの金額に不確実性が残っている段階で(すなわち未開封の段階ないし複数回プレイで第2回目以降の金額をまだ見てない段階で)、「何か一つ金額を決めて、その金額を見た時のみ交換することにしよう。そうすれば得できるだろう。」と考えることは不合理である。

 不合理ではないでしょう。
 たとえば、未開封状態で10万円と決めて、「10万円のときだけ交換する」と決めるわけですね。10万円以外であれば、交換しない。あるいは、ゲームはお流れ。
 10万円が来るまで待って、来たら交換。
 その10万円戦略なら、ただ一回交換でも、複数回交換でも、期待値25%アップでしょう。

 ただ、
 現実的な戦略としては――
 何らかの金額を、「開封したらこれが目撃されるだろう」と、
どんな薄弱な根拠でもよいから、根拠に基づいて決める。
 たとえば、「今までの類似の(精一杯似ていると判断されるようなタイプの)経験からして、3万円くらいが出た」などと。
 曲がりなりにも思いついたということは、他の金額に比べて、この金額には「信頼できるなにか」があると考えられる。胴元と自分は同じ環境を共有しているので、似た金額を選ぶ傾向があるのだから。
 こうして、
 開封して、3万円かそれ以下だったら、交換する。3万円より高ければ、交換しない。(3万円はもちろん例で、状況によって思いつく金額は変わります)
 以上の「事前推測戦略」に、
 「交換で25%得仮説」をミックスして洗練するなら、
 〔3万円+1.25〕以下の金額なら交換、それ以外は不交換、といった戦略になるでしょうか。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 2日(金)07時21分23秒
  国語さんへのお返事です。

> これはトカナの「Xジェンダー」と関わってくる。
> しかし、人間は金額ではない。

でもね、私が商売っけを出して、テキトーに来し方を物語化してカチッと固めて「Xジェンダーコンサルタント」などとぶちあげた、としますと、「Xジェンダー」の人間であれば金額にできるわけですから、養殖したいのはやまやまですよね。

それが世の中で、いいんですかね。
疑問です。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:国語  投稿日:2021年 7月 2日(金)05時33分41秒
  rationakさんへのお返事です。

> では確認させてください。以下に異論はないでしょうか?
>
> 実際に現実世界で2封筒ゲームをプレイするとして、Aの金額に不確実性が残っている段階で(すなわち未開封の段階ないし複数回プレイで第2回目以降の金額をまだ見てない段階で)、「何か一つ金額を決めて、その金額を見た時のみ交換することにしよう。そうすれば得できるだろう。」と考えることは不合理である。

これは面白い。
「実際に現実世界で」とは「一般化する」ということですよね。
これはトカナの「Xジェンダー」と関わってくる。
しかし、人間は金額ではない。

さあ、どうなるかな?

横から失礼致しました。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 2日(金)01時02分48秒
  > No.6227[元記事へ]

φさんへのお返事です。

すみません、まず前レスを訂正させてください。
> (もし「特定金額のみ交換戦略」が損得なしという結論で構わないというのであれば対立点は解消されます。)
誤)「特定金額のみ交換戦略」が損得なし
正)「特定金額のみ交換戦略」が得とは限らない(事前確率に依存する)


>  「特定金額のみ交換戦略」は、どんな金額についてであれ、期待値25%アップしますよね。ただし、何度も言いますが、金額ごとに「この金額を交換する」という異なるゲームですから、別個の金額を混ぜ合わせてはいけません。

では確認させてください。以下に異論はないでしょうか?

実際に現実世界で2封筒ゲームをプレイするとして、Aの金額に不確実性が残っている段階で(すなわち未開封の段階ないし複数回プレイで第2回目以降の金額をまだ見てない段階で)、「何か一つ金額を決めて、その金額を見た時のみ交換することにしよう。そうすれば得できるだろう。」と考えることは不合理である。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 1日(木)15時34分25秒
  > No.6226[元記事へ]

rationakさんへのお返事です。

>
> もしおっしゃった意味だとすると、⑯は無益な命題ということになってしまいます。
> 「Aの金額にかかわらず、Bに交換したとき期待値25%アップとなる。」という命題がおっしゃった意味で成り立っているというのであれば、
> 「Aの金額にかかわらず、Aの金額がその値に決まる確率は1である。」という命題も全く同じ構造で成り立っており、どちらも同様に無益な命題です。

⑯は、金額を見たあとで、「これが別の金額だったとしても同じ推論が成り立ったはずだ」と遡及的に一般化しているだけですから、トートロジーにすぎません。
(「実際に目撃される金額がどんな金額でも、金額が異なれば別のゲームになるだけで、同じ理屈が成り立つ」と言っているだけ)
 1万円という、単なる例を恣意的に出すことができる時点で、⑯はトリビアルに正しい命題です。
 トリビアルであるがゆえに「⑯が無益である」というのはそのとおりですが、二封筒問題でなぜパラドクスが生じてしまうのかを説明するために⑯をあえて出すことは有益であり、必要です。
 トートロジーである真なる⑯が、誤りである⑰前件と混同されることで⑱という誤謬が導かれる。それを説明するのにあえて⑯を述べることが必要ということです。

>
> ⑯をそのような無益な命題としてしまうと、もはや⑯は「特定金額のみ交換戦略」の優位性を主張した命題と見ることはできません。
> 「何でもいいから金額を一つ決めて下さい。その金額を見た時のみ封筒を交換することで25%得できます。」という助言は正しくないことになります。
> 「何でもいいから金額を一つ決めて下さい。その金額が確率1で実現します。」という予言が正しくないのと同様です。
> (もし「特定金額のみ交換戦略」が損得なしという結論で構わないというのであれば対立点は解消されます。)
>

これは意味が分かりませんでした。
 「特定金額のみ交換戦略」は、どんな金額についてであれ、期待値25%アップしますよね。ただし、何度も言いますが、金額ごとに「この金額を交換する」という異なるゲームですから、別個の金額を混ぜ合わせてはいけません。
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:rationak  投稿日:2021年 7月 1日(木)07時26分35秒
  > No.6225[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>  ⑯が誤りということではなく、⑰の前件が誤り、ということでしょう。
>  標本空間:Ω={(1万、2万)、(1万、5千)}
>  確率割り当て:P(1万、2万)=P(1万、5千)=1/2
>  の、金額をどう変えても成り立つ、と⑯は言っているだけで、依然としてただ2つの特定ペアについてしか述べていません。
>  講義内で述べたように、⑯は正しいが、⑯を⑰の前件(ただ2つではなく無数の不特定ペアについて述べている)と混同したことが誤りということです。

つまり⑯は、意味を括弧で補うと、
「Aの金額にかかわらず、(Aの金額に応じた特定の「標本空間&確率割り当て」を定義することができ、その定義のもとでは)Bに交換したとき期待値25%アップとなる(という結論が導かれる)。」
と言っているだけだ、ということですね。
⑯は特定の「標本空間&確率割り当て」の定義を前提にしてその枠内で展開されている主張ではなく、その外側の視点から、「標本空間&確率割り当て」の定義の変更可能性を主張しているに過ぎないと。したがって⑯自体がどんな「標本空間&確率割り当て」を前提にしているのかを問うのはお角違いであると。

ただ本当にそれで良いのでしょうか。
もしおっしゃった意味だとすると、⑯は無益な命題ということになってしまいます。
「Aの金額にかかわらず、Bに交換したとき期待値25%アップとなる。」という命題がおっしゃった意味で成り立っているというのであれば、
「Aの金額にかかわらず、Aの金額がその値に決まる確率は1である。」という命題も全く同じ構造で成り立っており、どちらも同様に無益な命題です。

⑯をそのような無益な命題としてしまうと、もはや⑯は「特定金額のみ交換戦略」の優位性を主張した命題と見ることはできません。
「何でもいいから金額を一つ決めて下さい。その金額を見た時のみ封筒を交換することで25%得できます。」という助言は正しくないことになります。
「何でもいいから金額を一つ決めて下さい。その金額が確率1で実現します。」という予言が正しくないのと同様です。
(もし「特定金額のみ交換戦略」が損得なしという結論で構わないというのであれば対立点は解消されます。)
 

Re: 2封筒問題への疑問

 投稿者:φ  投稿日:2021年 7月 1日(木)03時41分26秒
  > No.6224[元記事へ]

oktさんへのお返事です。

>
> >こちらが高額であることに十万円、低額であることにマイナス千万円を賭ける人
>
> これってどういう意味でしょう? こちらが高額だった場合および低額だった場合に、どのように金銭が動く賭けを想定しておられますか?
>

 むこうの封筒を開けてみて、こちらの方が1円多ければ胴元からプレイヤーが10万円もらえる。1円少なければ胴元にプレイヤーが1000万円支払う。
 そういう賭けです。
 開封前にこの賭けをしたら、高額・低額1/2なので、プレイヤーに不利で、合理的なプレイヤーは応じません。
 開封後は、私の立場ではやはり不利なので応じない。rationakさんの立場では、応じても応じなくても数学的には不合理ではない、ということになります。

 rationakさんへ

 ⑯が誤りということではなく、⑰の前件が誤り、ということでしょう。
 標本空間:Ω={(1万、2万)、(1万、5千)}
 確率割り当て:P(1万、2万)=P(1万、5千)=1/2
 の、金額をどう変えても成り立つ、と⑯は言っているだけで、依然としてただ2つの特定ペアについてしか述べていません。
 講義内で述べたように、⑯は正しいが、⑯を⑰の前件(ただ2つではなく無数の不特定ペアについて述べている)と混同したことが誤りということです。