電子掲示板(過去ログ 2019年 7-12月分)

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Re: 論理パラドクスの問16について 投稿者:くまきち 投稿日:2019年12月 6日(金)19時15分25秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

なるほど、

三文字以内の日本語では表せない最小の自然数
=四文字以上の日本語で表せる最小の自然数

と思ってしまいました。。
ありがとうございました。

> くまきちさんへのお返事です。
>
> > 三文字以内の日本語では表せない最小の自然数として「じゅういち」は不適格なのでしょうか?
>
> 十一 と書けますね。
> 11 もいちおう日本語と言えますし。


Re: 論理パラドクスの問16について 投稿者:φ 投稿日:2019年12月 6日(金)14時42分42秒 返信・引用
> No.5793[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

> 三文字以内の日本語では表せない最小の自然数として「じゅういち」は不適格なのでしょうか?

十一 と書けますね。
11 もいちおう日本語と言えますし。


論理パラドクスの問16について 投稿者:くまきち 投稿日:2019年12月 6日(金)08時13分48秒 返信・引用

三文字以内の日本語では表せない最小の自然数として「じゅういち」は不適格なのでしょうか?


Re: デルタt論法体験 投稿者:φ 投稿日:2019年12月 3日(火)23時43分16秒 返信・引用
> No.5790[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> 首里城再建公開日:1992/11/2
>  ※ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%87%8C%E5%9F%8E より
> 私の訪問日:2018/11/25
> 首里城消失日:2019/10/31
>
> 首里城が出来てから消失まで:9859日
> 首里城が出来てから私の訪問まで:9519日
> 私の訪問から首里城消失まで:340日
>
> 私の訪問時点で、デルタT論法的な、当時の首里城の存続日数予測範囲は、
> 50%区間だと、1/3の後3173日~3倍の後28557日。
> 95%区間だと、1/39の後約244日~39倍の後371241日。
> となりました。
>
> 後から振り返った事実としては、95%区間の方に含まれていました。
> 一応、デルタt論法が当てはまる事例になったかと思います。
> 消失ギリギリのタイミングで訪問したことになりました。
>
> ※上記計算間違っていたら済みません、多分あっていると思います。
>

この計算については、じっくりコメントを考えたいと思います。
 もちろん、「不思議なこと」は何もないわけですが!

 現在が、日本の「戦間期」ラスト5パーセントに入ってるなんてことでないよう、祈るばかりです。・・・


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年12月 3日(火)23時26分43秒 返信・引用
> No.5789[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

> >  不思議な「質問」と「回答」を目にしました。
> >  https://fairs-fair.org/gid-act-20191118/
> > ・・・・・・・・・・・・
> >  特に手術要件に関して、LGBT議連の会長である馳浩衆議院議員は、「撤廃できるものかは分からないが、(撤廃した場合に)当事者がわざわざ社会を混乱をさせることを自らするのかというのは疑問に思う」とし、実際に手術要件を撤廃した国で混乱が起きているのかを国会図書館の担当者に質問した。回答としては「混乱を述べた論文や報道は見当たらない」というものだった。
> > ・・・・・・・・・・・・
> >
> >  「回答」の不可解さはさておいて、それに輪をかけて「質問」が不可解。
> >  「トランス支援派」どうしで、
> >  「この質問は残念」「いや、ポジティブな確認をしただけでしょ。どこが残念なの」
> > というやりとりが交わされているのも目にしました。
> >  「支援派」の間に認識のズレがあるようです。私の解釈が間違っているかもしれませんが。
>
>
> 「非難すること」はNGであっても有かと思いますが、
> 「確認すること」もNGという一派もいるようですね...
>

トランス支援派どうしのやり取りというのは、たとえば、これです↓
https://twitter.com/horry_a/status/1196589174100357120

Tedさんはこの「ささやかな?対立」 どうお感じでしょうか。

石田と堀の間で、トランス支援派どうしの議論が始まるかと思いきや、
「意見の不一致はヤバイ」とばかり、対立を無かったことにしたいようですが。
私は、そういうのは逃しませんよ。
スクショも保存したし、そのうち必ず何か言わせます。
トランス支援派内部の亀裂の隠蔽、微妙な欺瞞もそろそろ終わりにしてもらいます。

>
> Tの人たちの中には、
> 手術するしないとは別に、
>
> 「女性として見られたい、
>  よって、女性に近づく努力:ファッション、化粧、体系などを頑張る」
>
> 「女性として見られたい、
>  だが、女性のファッションや化粧を強要されたりする圧力には屈せず、
>  男の身なりのままで女性を主張したい」
>
> うまく説明できないのですが、上記のような立場の人たちもそれぞれいるのでしょうか。
> もし、そうだとしたら、
> 前者の人たちは、後者の人たちをあまりよく思っていないようには思いますね...

その二種類がいることは確かですね。
前者は、「(法的に、社会的に)女性であるならば伝統的な意味で女性っぽくありたい(あるべきだ)」とする点で、きわめて考えが古く、「価値観の多様性」に逆行しています(個人の趣味とはいえ)。
後者は、自分が何にもとづいて何を「男性」「女性」と呼ぼうとしているのか、どう区別したいのか、なぜあえて一方でありたがるのか、概念の混乱を示しているだけです。

ちなみに両者とも、身体違和にもとづいていて、性別適合手術を受けている場合に限り、私は理解・同情できます。

ところで、ローマ教皇訪日を記念して、
原爆投下にちなみ
「歴史に学ぶ気ないやつ閲覧禁止エッセイ」出しました。
https://tocana.jp/2019/12/post_127504_entry.html


デルタt論法体験 投稿者:Ted 投稿日:2019年12月 3日(火)16時06分49秒 返信・引用

もう1か月以上前になりますが、
首里城が燃えてしまったことについて、
悲しく、残念な出来事でした。

そのニュースを見てしばらくしてから、思い出したことがありましたので、
確率的な話題として書きます。

昨年(2018年)の11月25日ぐらいに、
これと言って事前に予定せず、首里城を訪問していました。
結果的に燃えてしまった首里城への訪問は
最初で最後になってしまいました。

ほぼ偶然的に決まった日程で、私自身ゆかりもほとんどなく、
1回しか行ったことのなく、 訪問時にはいつ再建されたか等の事前情報も特になく、
というかなりランダム的な条件での訪問でした。

首里城再建公開日:1992/11/2
 ※ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%87%8C%E5%9F%8E より
私の訪問日:2018/11/25
首里城消失日:2019/10/31

なので、

首里城が出来てから消失まで:9859日
首里城が出来てから私の訪問まで:9519日
私の訪問から首里城消失まで:340日

となり、

私の訪問時点で、デルタT論法的な、当時の首里城の存続日数予測範囲は、
50%区間だと、1/3の後3173日~3倍の後28557日。
95%区間だと、1/39の後約244日~39倍の後371241日。
となりました。

後から振り返った事実としては、95%区間の方に含まれていました。
一応、デルタt論法が当てはまる事例になったかと思います。
消失ギリギリのタイミングで訪問したことになりました。

※上記計算間違っていたら済みません、多分あっていると思います。

補足追記:
一つ前の書き込みですがMtFの場合の話です。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:Ted 投稿日:2019年12月 3日(火)15時38分56秒 返信・引用
> No.5788[元記事へ]

φさんへのお返事です。

>  ところで、(即座に話題を変えて申し訳ありませんが)
>  不思議な「質問」と「回答」を目にしました。
>  https://fairs-fair.org/gid-act-20191118/
> ・・・・・・・・・・・・
>  特に手術要件に関して、LGBT議連の会長である馳浩衆議院議員は、「撤廃できるものかは分からないが、(撤廃した場合に)当事者がわざわざ社会を混乱をさせることを自らするのかというのは疑問に思う」とし、実際に手術要件を撤廃した国で混乱が起きているのかを国会図書館の担当者に質問した。回答としては「混乱を述べた論文や報道は見当たらない」というものだった。
> ・・・・・・・・・・・・
>
>  「回答」の不可解さはさておいて、それに輪をかけて「質問」が不可解。
>  「トランス支援派」どうしで、
>  「この質問は残念」「いや、ポジティブな確認をしただけでしょ。どこが残念なの」
> というやりとりが交わされているのも目にしました。
>  「支援派」の間に認識のズレがあるようです。私の解釈が間違っているかもしれませんが。

ご返答が遅れました。

「非難すること」はNGであっても有かと思いますが、
「確認すること」もNGという一派もいるようですね...

Tの人たちの中には、
手術するしないとは別に、

「女性として見られたい、
 よって、女性に近づく努力:ファッション、化粧、体系などを頑張る」

「女性として見られたい、
 だが、女性のファッションや化粧を強要されたりする圧力には屈せず、
 男の身なりのままで女性を主張したい」

うまく説明できないのですが、上記のような立場の人たちもそれぞれいるのでしょうか。
もし、そうだとしたら、
前者の人たちは、後者の人たちをあまりよく思っていないようには思いますね...


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年11月20日(水)07時40分46秒 返信・引用
> No.5787[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> https://gigazine.net/news/20191112-planck-evidence-for-closed-universe/
> 「宇宙が収縮することはないとする「平坦な宇宙説」に反する証拠が見つかったと研究者が主張」
> 最近、宇宙の終わり方はもっぱら、
> ビッグリップか熱的死説が多いようなイメージでしたが、
> ビッグクランチを有力とする説が久々に出たようです。
>
> オメガポイント仮説が実現する芽は少し残っているようです...
>

 なんだか、まだ不確かな話のようですね・・・
 あまり期待できないかも。

 ところで、(即座に話題を変えて申し訳ありませんが)
 不思議な「質問」と「回答」を目にしました。
 https://fairs-fair.org/gid-act-20191118/
・・・・・・・・・・・・
 特に手術要件に関して、LGBT議連の会長である馳浩衆議院議員は、「撤廃できるものかは分からないが、(撤廃した場合に)当事者がわざわざ社会を混乱をさせることを自らするのかというのは疑問に思う」とし、実際に手術要件を撤廃した国で混乱が起きているのかを国会図書館の担当者に質問した。回答としては「混乱を述べた論文や報道は見当たらない」というものだった。
・・・・・・・・・・・・

 「回答」の不可解さはさておいて、それに輪をかけて「質問」が不可解。
 「トランス支援派」どうしで、
 「この質問は残念」「いや、ポジティブな確認をしただけでしょ。どこが残念なの」
というやりとりが交わされているのも目にしました。
 「支援派」の間に認識のズレがあるようです。私の解釈が間違っているかもしれませんが。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:Ted 投稿日:2019年11月18日(月)10時52分28秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

> Tedさんへのお返事です。
>
> >
> > https://gigazine.net/news/20190929-polish-village-girls/
> >
> > 10年間ずっと女の子だけが生まれるポーランドの村の真実とは?
> >
> > ---
> > 「明日雨が降る確率は4096分の1でしょう」と聞いてかさを持ち歩く人はいないはずで、4096分の1という確率は、非常にまれな確率に聞こえます。
> > しかし、この確率は「ミエイスツェ・オドジャンスキエという村で女の子が
> > 12人連続で生まれる可能性」という前提では奇妙に聞こえますが、
> > 質問を「世界のどこかの村で最後に生まれた12人の子どもがみんな
> > 同性である確率」という形に変えると、印象が変わります。
> > ---
> >
> > 上記はなかなか的確な記載かなと思います。
> >
>
>  この記事は全く正しいですね。
>  この記事を読んでも理解できない人は一定の割合で必ずいて、そういう人たちが霊感商法やシンクロニシティに感銘を受けてオカルト文化を支えるのでしょう。
>  「女の子」という情報も、きちんと「同性」と還元しているところも注意が行き届いていますね。
>  「女の子」は「男の子」に入れ替えてもべつによかったわけなので。
>

ご返信ありがとうございます!
事が起きてから見出すと、「奇跡だ!」となってしまいますからね...
確かにきちんと「同性」としているのはポイント高いですね。

別件ですが、
https://gigazine.net/news/20191112-planck-evidence-for-closed-universe/
「宇宙が収縮することはないとする「平坦な宇宙説」に反する証拠が見つかったと研究者が主張」
最近、宇宙の終わり方はもっぱら、
ビッグリップか熱的死説が多いようなイメージでしたが、
ビッグクランチを有力とする説が久々に出たようです。

オメガポイント仮説が実現する芽は少し残っているようです...


蟷螂・犬猫狒・蚯蚓 投稿者:φ 投稿日:2019年11月11日(月)21時53分45秒 返信・引用

04/05 カマキリ https://tocana.jp/2019/04/post_90370_entry.html
10/08 イヌネコ https://tocana.jp/2019/10/post_114472_entry.html
11/11 ミミズ https://tocana.jp/2019/11/post_121901_entry.html
↑動物三連作が一揃いしました。ミミズ編には動画はありません。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年11月 5日(火)02時34分57秒 返信・引用
> No.5784[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> https://gigazine.net/news/20190929-polish-village-girls/
>
> 10年間ずっと女の子だけが生まれるポーランドの村の真実とは?
>
> ---
> 「明日雨が降る確率は4096分の1でしょう」と聞いてかさを持ち歩く人はいないはずで、4096分の1という確率は、非常にまれな確率に聞こえます。
> しかし、この確率は「ミエイスツェ・オドジャンスキエという村で女の子が
> 12人連続で生まれる可能性」という前提では奇妙に聞こえますが、
> 質問を「世界のどこかの村で最後に生まれた12人の子どもがみんな
> 同性である確率」という形に変えると、印象が変わります。
> ---
>
> 上記はなかなか的確な記載かなと思います。
>

 この記事は全く正しいですね。
 この記事を読んでも理解できない人は一定の割合で必ずいて、そういう人たちが霊感商法やシンクロニシティに感銘を受けてオカルト文化を支えるのでしょう。
 「女の子」という情報も、きちんと「同性」と還元しているところも注意が行き届いていますね。
 「女の子」は「男の子」に入れ替えてもべつによかったわけなので。
 

Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:Ted 投稿日:2019年11月 3日(日)20時10分12秒 返信・引用
> No.5771[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> Tedさんへのお返事です。
>
> >
> > 日常会話として、
> > 「知っている」という言葉に上記の哲学的背景を考慮に入れない場合は
> > 「真偽不明だが誰誰から聞いてPのことは知っている」
> > みたいな使い方はしてしまうことはありますね。
> > 厳密言うと、それは「知っている」ではなく「信じている」だとは思いますが。
> >
>
> 「真偽不明だが誰誰から聞いてPのことは知っている」
>  というのは、一般に
>
>  「真偽不明だが誰誰から聞いてPということが話題になっていることは知っている」
>  「真偽不明だが誰誰から聞いてPを信じている人がいることは知っている」
>
>  といった意味ですから、
>  話者がPを信じている必要はないでしょう。ましてや、Pが真である必要はないでしょう。
>  「Pが話題にされている」ことが話者に信じられ、かつ真であればよいわけです。
>

ご返事が遅れました。回答ありがとうございます!
なるほど。
確かにそういった意味になりますね。

ある命題を指す文は、明示的に書く場合や、
含みを持たせて間接的に書く場合あったりして、
きちんと把握するのは注意が必要ですね…

別件ですが、確率的なニュースがありましたので、久しぶりに。

https://gigazine.net/news/20190929-polish-village-girls/

10年間ずっと女の子だけが生まれるポーランドの村の真実とは?

---
「明日雨が降る確率は4096分の1でしょう」と聞いてかさを持ち歩く人はいないはずで、4096分の1という確率は、非常にまれな確率に聞こえます。
しかし、この確率は「ミエイスツェ・オドジャンスキエという村で女の子が
12人連続で生まれる可能性」という前提では奇妙に聞こえますが、
質問を「世界のどこかの村で最後に生まれた12人の子どもがみんな
同性である確率」という形に変えると、印象が変わります。
---

上記はなかなか的確な記載かなと思います。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月30日(水)21時23分11秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

回答ありがとうございます。

>  問73の解答(1)で「Uをほぼ一定」としたのは、その無視の結果です。

なるほど、前回の回答と合わせて、そう考えれば納得できました。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:φ 投稿日:2019年10月30日(水)17時18分44秒 返信・引用
> No.5780[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。


>
> ただ、(1)の回答について、もともと引っかかっていた「Uの頻度が毎年ほぼ一定のはずだから」という部分と、回答の下記の部分が整合していないような気がしています。
>
> >  U/F=(ku+ka)/(kf+ka)
> > となるでしょう。
>

問73の解答本文は、とりあえず、空を見上げる頻度については暗黙に一定と前提しており、
 かつ、Uはとりあえずすべて(よく言われるように)宇宙人の乗り物であると仮定しています。
 Fの状態ではまだ単なる未確認飛行物体だが、徹底した調査で正体がわかったものをすべて除去した残りがUだからです。
 空を見上げる頻度が年ごとに異なれば、Fの数が変動し、それに比例してUが変動します。
 だから、「空を見上げる頻度」はU/Fに影響はなく、無視してよいのです。
 問73の解答(1)で「Uをほぼ一定」としたのは、その無視の結果です。
 この掲示板では、無視せずにkを導入してみたが、結局、導入した意味はなかった、ということですね。

 ちなみに、問73の解答(2)では、Uの頻度は年ごとに変動する設定になっています。(1)(2)で場合分けをしていますから。


Re: 論理パラドクス58ゾンビワールド-2 投稿者:φ 投稿日:2019年10月30日(水)17時04分20秒 返信・引用
> No.5779[元記事へ]

oktさんへのお返事です。

>
> そうしますと、私が信じているが私にとってそれは真ではないようなことを私が考えなければならないところに、この設問の厳しさがあると考えてよろしいでしょうか? 真ではないから知識ではないと私が把握しつつ、それでも私はそれを信じる(しかもゾンビにとっては真であるようなこと)という。
>

あなたに現象的意識がある場合……「いま私に現象的意識がある」という命題は、あなたにとって真であり、知識。あなたそっくりのゾンビにとって偽、よって知識でない。
 あなたに現象的意識がある場合………「いま私に現象的意識がない」という命題は、あなたにとって偽であり、よって知識でない。あなたそっくりのゾンビにとっては真。ただし、あなたはこの命題を機能的に信じることができないため、あなたそっくりのゾンビも機能的に信じることができない。よって、ゾンビが持つ知識にならない。
 あなたの精神が機能的に異常な状態になっていて、現象的意識がありながら「いま私に現象的意識がない」と本気で信じる状態になっている場合、その命題はあなたにとって偽であり、よって知識ではなく、対応するゾンビにとっては真であり、機能的に信じることもできているが、「機能的に異常な状態になっている」のも同じでなければならないから、そのゾンビは「正当化された根拠に基づいて」その信念を抱いてはいない。よって、「いま私に現象的意識がない」は真なる信念ではあるが、知識ではない。

 ↑とまあ、こんなロジックになると思われます。
 いずれにしても、同じ発言が、あなたの場合には知識でなく、ゾンビの場合は知識である、という例は得られません。

>
> もしも上記が合っているようでしたら、
> - あなたが徹底した機能主義者であったら~その信念が答えになる-旨の記述は、
> 問われた「あなた」でない他者だから考え得る回答で、「あなた」が本当に徹底した機能主義者だった場合でも(には)「あなた」自身には導けないと考えてよろしいでしょうか?
>

 徹底した機能主義者であるとは、上記の私見によれば、「精神が機能的に異常な状態になっている」ということですから、対応するゾンビは、自分の現象的意識の有無について、知識を持つことができないわけです。
 あなただろうが他者だろうが、自分の現象的意識の有無について誤認するような人間は、それに対応するゾンビが「自分の現象的意識の有無について知識を持つ」ことはできません。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月29日(火)22時12分30秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

回答ありがとうございます。
難しくてよく分からなくなってしまいましたが、理解できるようにがんばってみます。
ただ、(1)の回答について、もともと引っかかっていた「Uの頻度が毎年ほぼ一定のはずだから」という部分と、回答の下記の部分が整合していないような気がしています。

>  U/F=(ku+ka)/(kf+ka)
> となるでしょう。

まだ理解できたわけではないので、もう少し考えてみようと思います。


Re: 論理パラドクス58ゾンビワールド-2 投稿者:okt 投稿日:2019年10月29日(火)20時45分25秒 返信・引用
> No.5772[元記事へ]

φさんへのお返事です。

説明ありがとうございました。信念が違っていたら「そっくり」と言えないですね。
お手間をとらせてしまい、すみませんでした。

そうしますと、私が信じているが私にとってそれは真ではないようなことを私が考えなければならないところに、この設問の厳しさがあると考えてよろしいでしょうか? 真ではないから知識ではないと私が把握しつつ、それでも私はそれを信じる(しかもゾンビにとっては真であるようなこと)という。

もしも上記が合っているようでしたら、
- あなたが徹底した機能主義者であったら~その信念が答えになる-旨の記述は、
問われた「あなた」でない他者だから考え得る回答で、「あなた」が本当に徹底した機能主義者だった場合でも(には)「あなた」自身には導けないと考えてよろしいでしょうか?

>  候補となる命題について――
>  ゾンビの抱く信念が真であるためには、「自分には内面がない」という内容であり、それは事実と対応しているわけですが(物理学には「現象的経験」の余地は無いのでこの信念は正当化されてもいる)、
>  そのゾンビと対になるあなたの信念は、同じく「自分には内面がない」という内容となりますが、現象的経験を実際に持っていながらそれを信じるのは難しい、ということです。
>  つまり、「自分に内面は無い」と機能的に信じる人間(非ゾンビ)はおらず、よって、それと対になるゾンビも存在しないということです。
>
>  ゾンビは、内面のある人間そっくりの存在である限り、「自分に内面は無い」と機能的に信じることができないわけですね。
>  対になる非ゾンビがいない場合は、そのゾンビは「自分に内面は無い」と機能的に信じることができますが、問58では、互いにそっくりなゾンビと非ゾンビのペアについて問うているので、その事例は正解にはなりません。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:φ 投稿日:2019年10月25日(金)08時31分20秒 返信・引用
> No.5777[元記事へ]

φさんへのお返事です。

 失礼しました、正誤表です。

誤 そのような都市を「標準の年」と設定しましょう。
 ↓
正 そのような年を「標準の年」と設定しましょう。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:φ 投稿日:2019年10月25日(金)00時24分18秒 返信・引用
> No.5775[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

>
> 返信ありがとうございます。UFOの数が一定でも、見上げる数が増えれば、偶然UFOを見つける数も増えると思いました。当然、Fも増えるので割合は一定でもおかしくないかなと考えたわけです。
>

 よく考えてみたら、人々が空を見上げる頻度は関係ありませんね。つまり計算に入れる必要はありません。2019年10月21日(月)18時58分10秒に私が書いたことは不正確でした。
 正確には、次のようになると思われます。

宇宙人の乗り物の飛来数が一定、空を見上げる頻度も一定とすると、宇宙人の乗り物の目撃数も一定で、それをaとします。
そのような都市を「標準の年」と設定しましょう。
さて、宇宙人の乗り物以外の原因による目撃数を、Fのうちfとします。(F=f+a)
調査の結果未確認にとどまった目撃例で、宇宙人の乗り物以外の原因によるものを、Uのうちuとします。(U=u+a)

標準の年には、U/F=(u+a)/(f+a)です。

次に、空を見上げる頻度が一定でないとし、標準の年に比べて
人々が空を見上げる頻度がk倍である年を考えます。
 U/F=(ku+ka)/(kf+ka)
となるでしょう。
これは結局、 U/F=(u+a)/(f+a)
kの値に関わらず、一定です。
だから、「空を見上げる頻度」はU/Fに影響を及ぼさず、無視してかまいません。
換言すれば、見上げる頻度はどの年も同じと考えてかまいません。

U/Fに影響を及ぼしうるのは、本文で問題にしたように、
空を見る頻度に対するUFОの目撃数です。
つまり、「目撃しやすさ」が変わると、U/Fが変わるはずです(宇宙人の乗り物が一定飛来数で実在する場合)。
それを次に検証しましょう。(これは本文に述べたことと同じですが、以下、やや詳細に)
社会不安のある年には、目撃しやすさが増えます。
標準年に比べて目撃しやすさがm倍である年は、見上げる頻度を一定とすると、

U/F=(mu+a)/(mf+a)
    ちなみに、aは見間違えなくてもUFОと見えるので、mの影響を受けません。

mが小さければ小さいほど、U/Fはa/a=1に近づき、大きくなります。
mが大きければ大きいほど、U/Fはu/fに近づき、小さくなります。

mが大きい年というのは(他の条件が同じなら)端的に目撃例が多い年ですが、そのような年にU/Fが小さくなるという相関がみられないということは、本文で述べたように、「宇宙人の乗り物」は存在しない(少なくとも目撃されていない)ことの証拠になるわけです。

「空を見上げる頻度の高い年」「目撃例の多い年」「目撃されやすい年」
 ↑それぞれ厳密には別の概念なので、理論的には三つを区別する必要がありますね。
ただ、現実にはこの三つは一致するでしょう。(「空を見上げる頻度の高さ」は「社会不安の強さ」によって決まり、不安は錯覚を引き起こしやすいので「目撃されやすさ」と連動する、という具合に)

以上は、問題73・答(1)と同じことを詳しく述べたものです。
問題73は、「目撃されやすい年」のことを理論的には述べているわけですが、
現実には「空を見上げる頻度の高い年」「目撃例の多い年」に適用できるわけです。
ただし、本来は区別しなければなりません。おかげさまでそのことに気づくことができました。
 くまきちさん、ありがとうございました。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:φ 投稿日:2019年10月24日(木)04時35分59秒 返信・引用
> No.5775[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

> φさんへのお返事です。
>
> 返信ありがとうございます。UFOの数が一定でも、見上げる数が増えれば、偶然UFOを見つける数も増えると思いました。当然、Fも増えるので割合は一定でもおかしくないかなと考えたわけです。
>

本当は、もっと正確に各変数の関係を設定して考える必要がありそうですね。

 私なりにちょっと考えてみます。しばらくお待ちください。 


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月23日(水)08時04分25秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

返信ありがとうございます。UFOの数が一定でも、見上げる数が増えれば、偶然UFOを見つける数も増えると思いました。当然、Fも増えるので割合は一定でもおかしくないかなと考えたわけです。

> くまきちさんへのお返事です。
>
> > UFOの飛来は一定だとします。
> > 人が空を見上げる機会が多い年はUもFも増えるし、空を見上げる機会が少ない年は、UもFも減る、という可能性は検討する必要がないでしょうか?
> > 例えば、SF映画がヒットした年は見上げる機会が増えるかも知れません。
> >
>
> そのような「人々が空を見上げる頻度」の変動はあるでしょうね。
>  頻度の高い年は、目撃例Fが増えそうですが、未確認例Uは、その正体が鳥や飛行機などである事例は、Fに伴って増えるでしょう。しかし宇宙人の乗り物である事例数は、一定です。すると、両方合わせたUの(例年に比べた)増え方は、Fの増え方よりもゆるやかなはずです。
>  つまり、人々が空をよく見上げる年には、U/Fは例年に比べ小さくなるはず。
>  逆に、人々が空をあまり見上げない年には、U/Fは例年に比べ大きくなるはず。
>  「宇宙人の乗り物」という定数(見上げて正しく見ればUとして受け取られる事例数)がUの一部を確実に供給している、と考えると、以上の相関はわかりやすいと思います。
>  実際はそのような相関関係が見られず、Fに関わらずU/Fはほぼ一定ということなので、「正体を隠した宇宙人の乗り物」の存在を疑う理由になります。
>
>  以上、問073の「答え」(1)に「見上げる頻度の変動」を加味したものですが、
> 「見上げる頻度」を暗に年ごとに一定と仮定した「答え」(1)と基本的に同じ理屈が成り立つわけです。


Re: 論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:φ 投稿日:2019年10月21日(月)18時58分10秒 返信・引用
> No.5773[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

> UFOの飛来は一定だとします。
> 人が空を見上げる機会が多い年はUもFも増えるし、空を見上げる機会が少ない年は、UもFも減る、という可能性は検討する必要がないでしょうか?
> 例えば、SF映画がヒットした年は見上げる機会が増えるかも知れません。
>

そのような「人々が空を見上げる頻度」の変動はあるでしょうね。
 頻度の高い年は、目撃例Fが増えそうですが、未確認例Uは、その正体が鳥や飛行機などである事例は、Fに伴って増えるでしょう。しかし宇宙人の乗り物である事例数は、一定です。すると、両方合わせたUの(例年に比べた)増え方は、Fの増え方よりもゆるやかなはずです。
 つまり、人々が空をよく見上げる年には、U/Fは例年に比べ小さくなるはず。
 逆に、人々が空をあまり見上げない年には、U/Fは例年に比べ大きくなるはず。
 「宇宙人の乗り物」という定数(見上げて正しく見ればUとして受け取られる事例数)がUの一部を確実に供給している、と考えると、以上の相関はわかりやすいと思います。
 実際はそのような相関関係が見られず、Fに関わらずU/Fはほぼ一定ということなので、「正体を隠した宇宙人の乗り物」の存在を疑う理由になります。

 以上、問073の「答え」(1)に「見上げる頻度の変動」を加味したものですが、
「見上げる頻度」を暗に年ごとに一定と仮定した「答え」(1)と基本的に同じ理屈が成り立つわけです。


論理パラドクス73 UFOの正体。 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月21日(月)08時14分22秒 返信・引用

UFOの飛来は一定だとします。
人が空を見上げる機会が多い年はUもFも増えるし、空を見上げる機会が少ない年は、UもFも減る、という可能性は検討する必要がないでしょうか?
例えば、SF映画がヒットした年は見上げる機会が増えるかも知れません。


Re: 論理パラドクス58ゾンビワールド-2 投稿者:φ 投稿日:2019年10月15日(火)04時01分21秒 返信・引用
> No.5769[元記事へ]

oktさんへのお返事です。

> 著者のアイデアおよび、その却下の理由を見ると、
> あなた(人間)が信じている言明でなければならない、という条件があるように読めます。
> 信じておらず、真でもない 場合は、「あなたが持っていない知識」に該当しないということでしょうか?

 候補となる命題について――
 ゾンビの抱く信念が真であるためには、「自分には内面がない」という内容であり、それは事実と対応しているわけですが(物理学には「現象的経験」の余地は無いのでこの信念は正当化されてもいる)、
 そのゾンビと対になるあなたの信念は、同じく「自分には内面がない」という内容となりますが、現象的経験を実際に持っていながらそれを信じるのは難しい、ということです。
 つまり、「自分に内面は無い」と機能的に信じる人間(非ゾンビ)はおらず、よって、それと対になるゾンビも存在しないということです。

 ゾンビは、内面のある人間そっくりの存在である限り、「自分に内面は無い」と機能的に信じることができないわけですね。
 対になる非ゾンビがいない場合は、そのゾンビは「自分に内面は無い」と機能的に信じることができますが、問58では、互いにそっくりなゾンビと非ゾンビのペアについて問うているので、その事例は正解にはなりません。

>
> くまきちさんは
>「真でないことを誰も知ることはできないから」の意味を誤解されていたのではないでしょうか?
>

「真でない命題を知るということは誰についてもありえないから」
 という意味ではなく、
 「Pが真でないということを(そういうメタ命題を)誰も知ることはできないから」
 という意味に取ったということでしょうか。

 う~ん。
 言葉というのは誤解の余地があるものですね…… 執筆しながら誤読可能性に気づいて書き直すことはけっこうありますが、どうしても残ってしまうものですね……


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年10月15日(火)03時42分53秒 返信・引用
> No.5768[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> 日常会話として、
> 「知っている」という言葉に上記の哲学的背景を考慮に入れない場合は
> 「真偽不明だが誰誰から聞いてPのことは知っている」
> みたいな使い方はしてしまうことはありますね。
> 厳密言うと、それは「知っている」ではなく「信じている」だとは思いますが。
>

「真偽不明だが誰誰から聞いてPのことは知っている」
 というのは、一般に

 「真偽不明だが誰誰から聞いてPということが話題になっていることは知っている」
 「真偽不明だが誰誰から聞いてPを信じている人がいることは知っている」

 といった意味ですから、
 話者がPを信じている必要はないでしょう。ましてや、Pが真である必要はないでしょう。
 「Pが話題にされている」ことが話者に信じられ、かつ真であればよいわけです。
 


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:okt 投稿日:2019年10月14日(月)22時45分46秒 返信・引用
> No.5764[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

はじめまして。よこからすみません。
くまきちさんは
「真でないことを誰も知ることはできないから」の意味を誤解されていたのではないでしょうか? そう考えると、全て辻褄が合うように思うのですが。


論理パラドクス58ゾンビワールド-2 投稿者:okt 投稿日:2019年10月14日(月)22時42分34秒 返信・引用
こんばんは。
「論理パラドクス」問58の2「ゾンビが持っていて、あなたが持っていない知識」
についてなのですが、
著者のアイデアおよび、その却下の理由を見ると、
あなた(人間)が信じている言明でなければならない、という条件があるように読めます。
信じておらず、真でもない 場合は、「あなたが持っていない知識」に該当しないということでしょうか?


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:Ted 投稿日:2019年10月14日(月)21時13分32秒 返信・引用
> No.5767[元記事へ]

横からすみません。

>>誰の場合であれ、人が「Pを知っている」という状態になっているとき、Pは必ず真なる命題でなければならない、という意味です。
>>Pが偽なる命題であるときは、そのPを誰かが「知る」ことはできません。「信じる」ことはできますが。

手元に「論理パラドクス」が無いので、
本文が分からないのですが、

伝統的な「知識」の定義

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%AD%98

1.Aは「Xである」と信じており、かつ、
2.Aの「Xである」という信念は正当化されており、かつ
3.「Xである」は真である。

の内に「真である」ということが含まれているため、
「Pを知っている」=Pは真ということになりますよね。

日常会話として、
「知っている」という言葉に上記の哲学的背景を考慮に入れない場合は
「真偽不明だが誰誰から聞いてPのことは知っている」
みたいな使い方はしてしまうことはありますね。
厳密言うと、それは「知っている」ではなく「信じている」だとは思いますが。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月14日(月)09時53分25秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

> ああ、やっと意味がわかりました。(と思います)
>  前の部分を読んでいただけばわかる(であろう)ように、
>  「太郎」という名は適当に選んだ仮の名です。誰のことでもよいという意味です。
>  身元の限定された特定の個人(のみ)を指しているわけではありません。
>
>  固有名詞を使うと、わかりにくくなるものでしょうか。
>  執筆作法の教訓として念頭に置いておきます。

私も分かったような気がします(笑)。この辺りの言葉の不安定さのようなものが難しいですね。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年10月13日(日)01時01分17秒 返信・引用
> No.5765[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> くまきちさんへのお返事です。
>

ああ、やっと意味がわかりました。(と思います)
 前の部分を読んでいただけばわかる(であろう)ように、
 「太郎」という名は適当に選んだ仮の名です。誰のことでもよいという意味です。
 身元の限定された特定の個人(のみ)を指しているわけではありません。

 固有名詞を使うと、わかりにくくなるものでしょうか。
 執筆作法の教訓として念頭に置いておきます。


Re: 論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:φ 投稿日:2019年10月12日(土)03時08分26秒 返信・引用
> No.5764[元記事へ]

くまきちさんへのお返事です。

> 「太郎がPを知っているならば、Pは真である」が理解できません。
> その文の後にある丸括弧のなかに、真でないことを誰も知ることはできないから、と説明がありますが、これは太郎以外の二郎や三郎も論証に関わっている事を意味するように思います。だとすると、「"太郎が" Pを知っているならば」の部分は、意味がないように思います。
>

 「太郎以外の二郎や三郎も論証に関わっている事を意味する」の意味がつかめないので、
 ご質問の答えになるかどうかわかりませんが、

「誰であれ、つまり太郎であれ、次郎であれ、三郎であれ、ある人がPを知っているならば、Pは真である」
というのはよろしいですか。
 「誰であれ」というのは、任意の誰かです。
 誰の場合であれ、人が「Pを知っている」という状態になっているとき、Pは必ず真なる命題でなければならない、という意味です。
 Pが偽なる命題であるときは、そのPを誰かが「知る」ことはできません。「信じる」ことはできますが。

 ↑
 この回答でよろしいでしょうか?


論理パラドクス 60 知識の閉包性について 投稿者:くまきち 投稿日:2019年10月11日(金)08時28分1秒 返信・引用

「太郎がPを知っているならば、Pは真である」が理解できません。
その文の後にある丸括弧のなかに、真でないことを誰も知ることはできないから、と説明がありますが、これは太郎以外の二郎や三郎も論証に関わっている事を意味するように思います。だとすると、「"太郎が" Pを知っているならば」の部分は、意味がないように思います。


Re: 進化心理学 投稿者:φ 投稿日:2019年 9月22日(日)12時02分16秒 返信・引用
> No.5762[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> 最近、TWITTERや記事で、「進化心理学」をかなり押している方もおられるみたいなので、
> 少し見ております。
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6
>
> LGBTやジェンダーとかもこの視点からいろいろ議論もあるみたいですね。
>

 進化心理学は、人間を動物と見なし、社会を現在の「環境」と捉えて、
 類人猿として自然界に適応してきた人間が、急速に変化した都市文明環境でどのように生きていくのか、という問題意識に貫かれていますね。
 遺伝子と環境の間にはタイムラグがあるのが普通ではあるが、都市環境ではタイムラグというより全くの齟齬が発生しているので、単なる適応よりは「前適応」「多面発現」で説明すべきことが他の動物よりはるかに多いと言えるでしょうね。
 人間を動物(自然物)として見る(社会的構成物として見るのではなく)という進化心理学の前提は、ジェンダーを身体や行動傾向から独立させたLGBT支援派の前提と真っ向から対立します。
 「本質主義」などと叩かれるゆえんでしょう。

 ちなみにこの問題
 https://green.ap.teacup.com/miurat/6033.html
 は、まさに進化心理学の演習問題です。


進化心理学 投稿者:Ted 投稿日:2019年 9月21日(土)09時21分33秒 返信・引用
ご無沙汰しております。

ちょっと話題提供的な内容です。

最近、TWITTERや記事で、「進化心理学」をかなり押している方もおられるみたいなので、
少し見ております。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6

LGBTやジェンダーとかもこの視点からいろいろ議論もあるみたいですね。

至近因と究極因 あたりは、なるほどと思いましたが、
WIKIPEDIAの「批判」項目にあるように、
すべての生物学的機能に後付けで意味を少し無理やり気味に与えすぎていて、
「なぜなぜ話」すぎる面もあるかなと思いました。

---
ある心理メカニズム(例えば「怒り」)をもつ個体が、
この心理メカニズムをもたない他の個体に比べて生存・繁殖の上で優位に立つならば、
自然選択の過程を経て、その心理メカニズムは種全体に広がっていくだろう、と考えられる。
逆に、現在から過去を推測すると、ある形質が種内の個体の多くに普遍的にみられる場合、
その形質は進化史の中で生存・繁殖の成功に役立つ何らかの機能を果たしてきたと考えられる。
(wikipediaより)
---
例えば、「怒り」を引き起こす根本要因の「メカニズムA」というものが「怒り」とは別にあった場合で、
実は「メカニズムA」のほうが生存優位性が出る原因だった場合、
「怒り」はたまたまメカニズムAに付随しているだけとかともとれるように思いました。

非常に強力な理論-学問ではあるが、生物には偶然や進化的要因以外のものも含まれているように思いました。
物理的真理、数学的真理、論理学的真理などは、進化とは独立に存在しますし。
また、現象的意識、「私」の問題は、進化心理学から分析しても少し納得感は出ないかなと感じました。

個人的には、人間原理―マルチバースやSSAは、偶然的要素も含めて、
進化概念を包むものかなとは思っています。


表現の不自由展・その後 投稿者:φ 投稿日:2019年 8月31日(土)13時37分7秒 返信・引用

「表現の不自由展・その後」について『トカナ』に書きました。(8月30日16時配信)
https://tocana.jp/2019/08/post_110399_entry.html
慰安婦像も、再現年齢をもう少し実態に近づければ、直視する人が増えたと思いますが――
抗議をアピールするのに、歴史的記述内容が虚偽であったらアピールそのものが無効化してしまいますね(最近どこか身近で見た滑稽な風景です)


Re: 滅亡映画 投稿者:φ 投稿日:2019年 8月20日(火)05時23分33秒 返信・引用
> No.5759[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> 「世界の終わり」に関して、終末論法も改めて面白い概念だなと思いました。
> いつものバージョンのほかに、デルタT論法を応用したほうのバージョンも
> ありますね。どっちも好きですが。
>

終末論法とデルタt論法のロジックの違いについては、
 The Longevity Argument: The Doomsday Argument Is Wrong, and Logical Induction Has a Philosophical Basis
 という本が簡潔にまとめてくれています。

 薄い本なのですぐ読めそうですが、いま雑事が重なってちょっと中断しています。

>
> 終末描写では、
> 小松左京の小説の、「復活の日」が、日常的な生活が、徐々に
> インフルエンザ的な病気で破壊されていく感じで、秀逸と思っています。
>

 『復活の日』は観たはずなのに記憶がありません。
 天体系終末モノでは、『妖星ゴラス』が好きですが、
 月がパッチーンと崩壊する描写があまりにチープで、一挙にがっかりしたのを記憶しています。 


Re: 滅亡映画 投稿者:Ted 投稿日:2019年 8月19日(月)11時54分11秒 返信・引用
> No.5758[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> 人類滅亡フォビアから見た「最高の滅亡映画」を『トカナ』に紹介しました。(8月17日16時)
> https://tocana.jp/2019/08/post_105798_entry.html
> ↑
> ここに挙げた映画群に比べると、はばかりながら『アルマゲドン』など塵芥の類だと痛感されるはず。・・・

『渚にて』の原作小説以外見ていない映画が多いですので、
また、見ていたいと思います!

「世界の終わり」に関して、終末論法も改めて面白い概念だなと思いました。
いつものバージョンのほかに、デルタT論法を応用したほうのバージョンも
ありますね。どっちも好きですが。

滅亡のケースですが、隕石/核戦争が多くて、時々、AI的なものもありますね。
ボストロムのスーパーインテリジェンスでも出てましたが。
AI的な合理的な考え方が、
例えば、ペーパークリップを効率的に作るために、地球を材料に破壊してしまう。
みたいなものもブラックジョーク的で個人的には面白いなとは思います。
(情緒もへったくれもありませんが…)

https://wired.jp/2019/08/06/nick-bostrom-technology-could-end-humanity-how-stop-it/
ボストロムは最近は、テクノロジー一般の人類存亡リスクについて
考えているみたいですね。

終末描写では、
小松左京の小説の、「復活の日」が、日常的な生活が、徐々に
インフルエンザ的な病気で破壊されていく感じで、秀逸と思っています。


滅亡映画 投稿者:φ 投稿日:2019年 8月18日(日)04時05分26秒 返信・引用

人類滅亡フォビアから見た「最高の滅亡映画」を『トカナ』に紹介しました。(8月17日16時)
https://tocana.jp/2019/08/post_105798_entry.html

ここに挙げた映画群に比べると、はばかりながら『アルマゲドン』など塵芥の類だと痛感されるはず。・・・


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月26日(金)15時44分6秒 返信・引用
> No.5756[元記事へ]

ただの一般人さんへのお返事です。

>
> ハルヒの本、まだ読んでいないのですが『リング』絡みの話題もチラッと出ているのですね。
> ここのところ(といってもだいぶ前からではありますが)ループ要素を取り入れたアニメや漫画やゲームが量産されていて、ループ要素があるものにある種の憎しみを感じていたのですが、
>

ループへの憎しみといえば、
 最近炎上して削除された
「終わりなき日常の終わり:京アニ放火事件の背景」
というエッセイが、「エンドレスエイト」にも(否定的に)言及していました。

ハルヒといえば、
重要な企画の御案内を忘れておりました。
これです。↓
https://green.ap.teacup.com/miurat/5971.html
人文死生学研究会番外編「涼宮ハルヒ」
2019年8月4日(日)午後1時~5時:西宮市夙川公民館第2会議室
興味ある方は是非。


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:ただの一般人 投稿日:2019年 7月25日(木)23時28分13秒 返信・引用

φさんへのお返事です。

>テンション上がったのはドーキンスです。
>  もちろんダーウィンも、人間につながる進化系統が自然選択の結果だ、と思いついた瞬間、実質的に人間原理の本質を掴んでいたわけですから、十分、人間原理的ハイテンションを覚えたことでしょうけれど。

失礼しました、ドーキンスとありましたね。
ダーウィンについ意識が行きがちでしたが、ドーキンスを始め他の生物学者たちについても知っていきたいなと思いました!

> 『ループ』は、あの三部作を、ホラー → SF → メタフィクション?というジャンル変換に仕立てるためだけに付け加えられたかのように思ってしまいます。

そうですね。時系列的にも内容的にも後出し感がありました。
『リング』『らせん』というフィクションに、著者自身がそれらに関連する同人作品(シミュレーション?)をこしらえたようにも見えました。

ハルヒの本、まだ読んでいないのですが『リング』絡みの話題もチラッと出ているのですね。
ここのところ(といってもだいぶ前からではありますが)ループ要素を取り入れたアニメや漫画やゲームが量産されていて、ループ要素があるものにある種の憎しみを感じていたのですが、
ハルヒの本は人間原理にも触れているそうなので、落ち着いたら読んでみたいと思います。


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月25日(木)14時09分39秒 返信・引用
> No.5754[元記事へ]

ただの一般人さんへのお返事です。

>
> たまたまその環境に適した生物が(略)という考え方がまさにそうですもんね。
> ダーウィンも人間原理に触れる機会があったとは。
> そりゃテンションが上がりますよね。
>

テンション上がったのはドーキンスです。
 もちろんダーウィンも、
 人間につながる進化系統が自然選択の結果だ、と思いついた瞬間、実質的に人間原理の本質を掴んでいたわけですから、十分、人間原理的ハイテンションを覚えたことでしょうけれど。

>
> 『ループ』の小説としてのレベルは意識してませんでした笑
>

『ループ』は、あの三部作を、ホラー → SF → メタフィクション?
というジャンル変換に仕立てるためだけに付け加えられたかのように思ってしまいます。
(そのことは
 『エンドレスエイトの驚愕』p.325 注198で触れました。学生のレポートからヒントを得て)


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:ただの一般人 投稿日:2019年 7月25日(木)00時36分53秒 返信・引用
φさんへのお返事です。

>ダーウィニズムと蜜月というより、もっと密接で、ダーウィニズムの一般化、と言う方がふさわしいと思います。

前回おっしゃっていたダーウィニズムを拡張させた考え方というのは、そういうニュアンスだったのですね。
たまたまその環境に適した生物が(略)という考え方がまさにそうですもんね。
ダーウィンも人間原理に触れる機会があったとは。
そりゃテンションが上がりますよね。

>『ループ』はまた人間原理系統なのですが、前二作とはまるで別人の作のように小説としてのレベルが下がった――という記憶が残っています。

『ループ』の小説としてのレベルは意識してませんでした笑
マトリックスみたいな話だなぁと思いながら、仮想現実系SFというコンセプトのみを消費していたかもしれません。

私は単純にホラーが苦手なので、『リング』の先にSFがあるというのを知ってから「それなら大丈夫かも」と思い、読んだ記憶があります。
それでも『リング』は怖かったですが笑

『リング』『らせん』は『ループ』の世界で設計された仮想現実世界なので、言われてみれば確かにIDですね。
『ループ』が小説としてどうなのかを意識してなかったのであらためて読んでみようかなぁ……うーん、いやめんd(強制終了)


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月24日(水)04時38分19秒 返信・引用
> No.5752[元記事へ]

ただの一般人さんへのお返事です。

>
> ダーウィニズムと蜜月にある人間原理ですから、マトリックスやらリングらせんループやらの、生物の進化を盛り込んでいるような作品に適用してみると、いい味になりそうです。
>

 ダーウィニズムと蜜月というより、もっと密接で、ダーウィニズムの一般化、と言う方がふさわしいと思います。
 リチャード・ドーキンスが遅ればせながら人間原理を学んだときに大いに開眼したようで、
『神は妄想である』で大はしゃぎしていますよ。

 『マトリックス』の世界観はまさに人間原理ですが、
 『リング』『らせん』は、どちらかというと正反対のインテリジェント・デザイン系でしょうか。
 『ループ』はまた人間原理系統なのですが、前二作とはまるで別人の作のように小説としてのレベルが下がった――という記憶が残っています。
 『リング』『らせん』は本当に素晴らしかったですね。


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:ただの一般人 投稿日:2019年 7月23日(火)01時25分51秒 返信・引用
φさんへのお返事です。

>  そのとおり、
> 見掛け上のデザインを偶然でうまく説明するのが人間原理ですね。

理解が合っていたようでホッとしました。
人間原理の考え方はあらゆることに応用でき、汎用性が高そうです。
φさんが美学と絡めて昇華してるように、人間原理の視点を好きな分野や作品に入れると新鮮な解釈も生まれるでしょうね。

ダーウィニズムと蜜月にある人間原理ですから、マトリックスやらリングらせんループやらの、生物の進化を盛り込んでいるような作品に適用してみると、いい味になりそうです。


Re: 人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月21日(日)05時19分26秒 返信・引用
> No.5750[元記事へ]

ただの一般人さんへのお返事です。

>
> この思念を上手く説明してくれたのが人間原理でした。
> 人間という、偶発的に生まれた知的生命の観測選択効果によるものなんですね。
> 存在自体は揺らぎのように極小、しかしながら認識の真ん中にいるがために主観確率が働くのであれば辻褄が合いますね。
>

 そのとおり、
見掛け上のデザインを偶然でうまく説明するのが人間原理ですね。
ダーウィニズムの自然選択説の拡張です。

人間原理は、方法的・認識的に人間の存在を中心に置くのですが、
存在論的にはごくごくちっぽけで揺らぎとして扱うわけですね。
人間原理は、人類の最高の知恵の産物だと私は思っています。


人間原理でモヤモヤ解消! 投稿者:ただの一般人 投稿日:2019年 7月21日(日)00時03分49秒 返信・引用

こんばんは。

元々SF的な物語が好きで、様々な作品や科学の理論を追っていくうちに人間原理(とφさんを)を知りました。
人間原理を知った時、何とも言えない高揚感と不思議な安堵感に包まれました。

私も知性ある生命体として生まれたゆえか、
なぜこのような環境の星に生を受け、確率的にとんでもなく低い事象すなわち“この私”が成立しているのか?
という類いの思念をぼんやりと抱いてました。

この思念を上手く説明してくれたのが人間原理でした。
人間という、偶発的に生まれた知的生命の観測選択効果によるものなんですね。
存在自体は揺らぎのように極小、しかしながら認識の真ん中にいるがために主観確率が働くのであれば辻褄が合いますね。
(理解が間違っていたらすみません)


Re: ハルヒ ショートストーリー 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月16日(火)02時09分38秒 返信・引用
> No.5748[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

> > https://tocana.jp/2019/07/post_102378_entry.html
>
> 記事、拝見しました!
>
> 記事のコメント欄に最初に書かれていた方が、
> 男でも女でも無いどちらでもない性で、
> 書くとすると「不明」になっちゃうというようなご内容を書かれていましたが、
> φさんも応答されていますが、なるほどと思いました。
>

「当事者の声」は権威性が高いので、非当事者に説得的と感じさせるような、 具体的な事を述べてほしい、というのは確かに「トランプ大統領」の言われるとおりですね。

>
> 「論理パラドクス 論証力を磨く99問」の58ゾンビワールドに関して、
> 「ゾンビが持っていてあなたが持っていない知識」ですが、
>
> 「私が今、この文を理解しているとき、
> その理解を超えたある内面の感じが伴っていない」
> とゾンビが言ったとして、
> その知識は、ゾンビから見たら真であるし、
> 私から見た場合は、クオリアを伴わずこの文を理解することは
> 私は多分できないはずなので、偽とならないでしょうか?
>

 たしかにそのゾンビの発言が表わす命題が第一候補ですが、
 ゾンビは、どうやって「私が今、この文を理解しているとき、その理解を超えたある内面の感じが伴っていない」ということを知るのでしょうか。
 知識が成立するためには、「真なる信念」というだけでは十分でなく、「正当化できる」「しかるべき根拠にもとづいている」という条件も必要です。
 ゾンビが「いま、自分には内面の感じがない」と信じるための正当化理由、あるいは根拠があるでしょうか。
 「ある」というのは難しいようにも思われますね。


Re: ハルヒ ショートストーリー 投稿者:Ted 投稿日:2019年 7月14日(日)14時30分56秒 返信・引用
> No.5747[元記事へ]

φさんへのお返事です。

> >
> >  以前ここで端緒的アイディアをメモしたネタを軸にしたエッセイ、
> >  『トカナ』11日16時配信。
> >  主題はまたアレですが、今回のは可燃性はほぼゼロのはずです。
>
> ここです。
> https://tocana.jp/2019/07/post_102378_entry.html

記事、拝見しました!

記事のコメント欄に最初に書かれていた方が、
男でも女でも無いどちらでもない性で、
書くとすると「不明」になっちゃうというようなご内容を書かれていましたが、
φさんも応答されていますが、なるほどと思いました。

昔読んだグレッグ・イーガンの万物理論という小説で、近未来、
人間の性がいくつか(6個ぐらい)に分かれているのですが、その中に、
男女どちらでもない第三の性「汎性」(asex)というものがあったのを思い出しました。

「どちらかの性に最終的には落ち着くまでの過程段階」ではなく、
最終結論として「汎性」を選んだというような認識でした。
汎性は脳神経的にも肉体的にも性別を除去したものということとなっているようです。
(手元に本が無いので少しうろ覚え気味ですが…)

あと、全然関係なく、今更ですが、
「論理パラドクス 論証力を磨く99問」の58ゾンビワールドに関して、
「ゾンビが持っていてあなたが持っていない知識」ですが、

「私が今、この文を理解しているとき、
その理解を超えたある内面の感じが伴っていない」
とゾンビが言ったとして、
その知識は、ゾンビから見たら真であるし、
私から見た場合は、クオリアを伴わずこの文を理解することは
私は多分できないはずなので、偽とならないでしょうか?

ふと、読み返していて思いました。


Re: ハルヒ ショートストーリー 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月11日(木)18時16分51秒 返信・引用
> No.5746[元記事へ]

>
>  以前ここで端緒的アイディアをメモしたネタを軸にしたエッセイ、
>  『トカナ』11日16時配信。
>  主題はまたアレですが、今回のは可燃性はほぼゼロのはずです。

ここです。
https://tocana.jp/2019/07/post_102378_entry.html


Re: ハルヒ ショートストーリー 投稿者:φ 投稿日:2019年 7月11日(木)06時07分37秒 返信・引用
> No.5745[元記事へ]

Tedさんへのお返事です。

>
> アフォリズム日記の方を拝見しましたが、
> ラッセル本8月発売ですね。楽しみです。
> タイトルは、キューブリックの
> 「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」のオマージュでしょうか。
>

ラッセルはあの映画を観ています。
 それから、やはり戦争コメディ映画で、ラッセルの死の前年に公開された『Oh! What a Lovely War』もちゃんと観ています。
 そして、別の映画と比べて感想も述べているんですね。
 反戦運動家らしく、戦争映画はきっちり観ていたようです。

 拙著、宣伝チラシはここ
 https://drive.google.com/file/d/1sAlVK7bWaW1bGLouIe-itkUTYIBy7X5T/view

>
> 別件ですが、図ったようなタイミングで、
> ハルヒの聖地認定と聖地巡礼キャンペーンやっています!
> https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201907/0012494320.shtml
> https://haruhi.info/
> これも何らかのファインチューニングの結果でしょうか!..
>

一泊して翌日巡礼の予定だったので、ちょうどいいガイドラインが出来ました!

 ところで、
 以前ここで端緒的アイディアをメモしたネタを軸にしたエッセイ、
 『トカナ』11日16時配信。
 主題はまたアレですが、今回のは可燃性はほぼゼロのはずです。


Re: ハルヒ ショートストーリー 投稿者:Ted 投稿日:2019年 7月 9日(火)08時48分56秒 返信・引用
> No.5744[元記事へ]

φさんへのお返事です。

ご返事遅くなりました。

>  ハルヒをめぐる人物や事件や思想が織り成すシステムと、構造がいちばん類似したシステムを現実世界のラッセル近辺に探ると、
>  ハルヒ←→ラッセル(これははじめから意図された対応とも言えるが)
>  長門←→ウィトゲンシュタイン
>  朝倉涼子←→日常言語学派
>  エンドレスエイト←→核兵器
>  ……等々、
>  となるということ。

なるほど、ハルヒの物語構造についての対比ですか。
確かに、長門はウィトゲンシュタイン的なイメージがあるように思います。
面白そうですね。楽しみにしています!

アフォリズム日記の方を拝見しましたが、
ラッセル本8月発売ですね。楽しみです。
タイトルは、キューブリックの
「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」のオマージュでしょうか。

別件ですが、図ったようなタイミングで、
ハルヒの聖地認定と聖地巡礼キャンペーンやっています!
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201907/0012494320.shtml
https://haruhi.info/
これも何らかのファインチューニングの結果でしょうか!