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『論理パラドクス』(二見書房)出版から一ヵ月。すぐ増刷にもなってまあ快調といえますが、みなさまに一つ宿題を出させてください。 ある読者(学界人にあらず)から★問題003【対偶】★の別正解が寄せられました。私自身気づかなかったんですが、全く違うもう一つの正解があったのです! 「太郎は苛々するとコーヒーを飲む」 の対偶として、本の中の正解 「太郎はコーヒーを飲まないならば苛々していない」 とは全く異なる(論理形式が全く異なる)もう一つの正解を考えてください。 003は、互いに矛盾しない正解が2つ以上あるという、「サブジレンマ」だったわけです……。 日本語(日常言語)としては意味が同じでも、論理記号では全く違う形式に翻訳できるところが面白いですね。だから論理学ってやめられないんですョ。いや、論理記号を知らなくてもこの別解は思いつくことができると思いますが。 |