バートランド・ラッセルのポータルサイト

ラッセル英単語_語源を参考に理解_062

gen / kin / gn(a) / na = 生まれる、種



清水建二(編)『英語の語源大全』p.247-250から引用

 "genome"(ゲノム)や"gene"(遺伝子)の中に含まれている"gen(e)"は、印欧祖語で「生まれる、父親になる、種」という意味の"gene"に由来します。
 "one generation"(一世代)とは、生まれてから子供をもつまでの期間(25年から30年)を表します。
 "gene"は"gn"や"na"に変化します。"benign"は"beni"(良い)状態で生まれた」から「良性の、温和な」、"malign"は「"mal"(悪い)状態で生まれた」から「悪性の、悪意のある、"pregnant"は「生まれる前の」から「妊娠している」、"cognate"は「一緒に生まれた」から「同祖先の、同起源の」という意味になります。

* genetics : 遺伝学
* Genesis : genesis 起源、発生 → (旧約聖書の)「創世記」
* genius : 生まれつき持っている才能 → 「天才」
* congenital : 産まれた時に持っている → 「先天的な」
* generate : 生まれる → 「作り出す、発生する」
* generation : (同)世代
* ingenious : 頭の中でひらめく → 「独創的な、器用な」

★ cognate【(adj.) 祖先を同じくする、同祖先の;同起源の;同種の | (n)「法)血族者;同起源の物、同種のもの】

1.ラッセルの用例


ラッセル英単語・熟語1500
I wish now to point out briefly what appears to me to be the truth concerning these cognate distinctions .
[これらの同語源語(cognate 源が同じ言葉)の区別に関して真であると私に思われる事柄についてここに簡単に示しておきたい。]
 出典:ラッセル『私の哲学の発展』第14章「普遍者、個別者、固有名

The reforming party in the Church attacked the cognate evils of simony and “concubinage” (as they called the marriage of priests).
[教会内の改革派は,聖職売買及び「内縁関係」(注:concubinage カトリックの司祭 (priest) が結婚するとこう呼ばれた)という,同種の悪徳を攻撃した。]
 出典:ラッセル『権力』第4章「聖職者(僧侶)の権力

2.参考例

English "cold" is a cognate of German "kalt."
[英語の"cold"はドイツ語の"kalt"と語源が同じだ。]
 出典:Shogakukan Random House English-Japanese Dictionary, 1982 ed.

'Haus' in German is cognate with 'house' in English.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.

Cognate things are related to each other.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new ed.