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バートランド・ラッセル 結婚論 第6章 ロマンティックな恋愛 n.10(松下 訳)- Marriage and Morals, 1929, by Bertrand Russell

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第六章  - 人生における恋愛の価値


あるいは
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 けれども、恋愛詩(を創作すること)だけが恋愛の唯一の目的であるわけではない。それに、ロマンチックな恋愛は、芸術的表現に導かない場合でさえも栄えることがあるであろう。私自身、ロマンチックな恋愛は人生が提供しうる最も強烈な歓喜の源である,と信じている。情熱と想像力と優しさをもってお互いに愛しあっている(相思相愛の)男女関係には、測り知れない価値があり,それを知らないでいることは誰にとっても大きな不幸である何かがある(のである)。この喜びは、人生の主目的ではなく、人生の一つの構成要素でしかないとしても、社会制度は、この喜びを許容するようなものであることが重要である、と私は考えている。
 
 

Chapter VI: Romantic Love

Love poetry, however, is not the only purpose of love, and romantic love may nourish even where it does not lead to artistic expression. I believe myself that romantic love is the source of the most intense delights that life has to offer. In the relation of a man and woman who love each other with passion and imagination and tenderness, there is something of inestimable value, to be ignorant of which is a great misfortune to any human being. I think it important that a social system should be such as to permit this joy, although it can only be an ingredient in life and not its main purpose.
(掲載日:2016.07.20 /更新日: )