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日本バートランド・ラッセル協会、入会の言葉(1) - Voices of the members of Bertrand Russell Society in Japan (1)


* 出典:『日本バートランド・ラッセル協会会報』第1号(1965年5月刊)掲載

ラッセルの言葉366
・このたび、ラッセル卿の会にはいれまして、卿の物の見方、考え方を知る機会が得られましたことは幸運です。今や世界の平和を愛する人々は、平和主義者、博愛主義者である卿の言葉に耳傾けざるを得ません。そして進歩的なその思想をば全世界に広めるためにも勉強して行きたいと思います。どうぞよろしく。(Sさん、上智大英文科 22歳)

・入会を許可していただき感謝しています。全くの門外漢ではありますが、ラッセルに対して深い関心は持っておりますし、何よりも彼の物の考え方に共鳴する所が多いので、今後彼の著書や彼に関する著書について、またその他の点で協会の皆様の御指導をいただきながら出来るだけ読み、聞き、考え、そして自分の生活を深めて行きたいと思っております。よろしくお願い致します。(東京都Oさん 主婦 44)
・これまでラッセルの政治、社会思想に関しては翻訳、論文などの形でかなりの紹介がなされて来ましたが、哲学上の研究はほんの1,2を数えるのみです。その点で協会がラッセル哲学(記号論理学を含めて)の共同研究の場を提供して下さるよう希望します。(東京都 Nさん 教員 27)
・かねて(協会規約)第二条のような範囲に強い関心あり。1961年に文化の研究で滞欧11年の間に(米国へは1955、1961年の2回旅行)、パリー、ロンドンでラッセルのことについて留学中の日本人文化関係者から聞いたこと、また和訳の物で読んだ物などから、その他、世界文明のあり方について私なりに一芸術関係者としてのみでなく広く知りたいのです。(東京 Mさん 日展会員(日本画) 会員 52)
・ラッセル卿の書物をほんの一、二冊読んだ程度ですが、その思想、教育論に感銘致しました。今後、私はラッセル協会を通して、教師としての教育観、思想の確立のために、及ばずながら勉強したいと思っております。よろしくお願い致します。(京都市 Nさん 23歳)
・法曹としての、あるいは社会人としてのバック・ボーンとなる思想を得たいという事、及び平和と世界連邦に強い関心を持つ者として、ラッセルの考え方を知りたいという事が入会の動機であり、協会に期待する所である。(東京都 Yさん 司法修習生 22歳)
・ラッセルの著書や伝記により、彼の思想、考え方に数年来関心と興味とを持ち、誠実な人柄に魅せられておりましたが、最近の専門のお仕事を投げ打たれての平和運動にも共鳴と感謝の気持を持っております。(神奈川県 Iさん 主婦 40歳)
・キリストの教えの根本が「愛」であることは使徒ヨハネが説明する通りです。此愛は愛に依ってインスパイヤーされ、智識に依って導かれて初めてよき生活が生れる。而も愛は其愛の実現の為めに必要な智識を生み出す点から智識よりも根本的だと観ずるラッセルの信念と相通ずるものがある様です。「源は常に清し」氏の愛用の言葉の如く。(岡山県 Jさん 呉服店主 73歳)
・ラッセルを学ぶことによって、自分自身の精神向上を図りたいと思う。(神奈川県 Kさん 高校生 16歳)