人格の分裂ほど、幸福のみならず能率を減らすものはない。自分の人格（性格）の異なる諸部分の間に調和を生み出すために費やされた時間は、有益に費やされた時間である。
Nothing so much diminishes not only happiness but efficiency as a personality divided against itself. The time spent in producing harmony between the different parts of one's personality is time usefully employed.
出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap.7:the sense of sin
詳細情報：http://russell-j.com/beginner/HA17-080.HTM
＜寸言＞
「人格の分裂の要因」
・大衆の面前では,'偉い人たち'は思ったことを言えない。 ・高い地位や高給は,思ったことを言えないことへの「我慢代？」
・政治家にとって嘘は必要悪？
・個人（自分）や家族の幸福よりも権力を振るう方が魅力的？
・他人に抜きんでることが一番幸福？ しかしそのような,他人との格差に満足する態度は,社会に対してだけでなく,その人自身にとっても良い結果をもたらさないのではないか？