バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 他人と比較してものを考える習慣は,致命的な習慣である。何でも楽しいことが起これば,大いに楽しむべきであり,これは,よその誰かに起こっているかもしれないことほど楽しくないかもしれないなどと,立ち止まって考えるべきではない。

The habit of thinking in terms of comparisons is a fatal one. When anything pleasant occurs it should be enjoyed to the full, without stopping to think that it is not so pleasant as something else that may possibly be happening to someone else.
 出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap.6:Envy
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA16-050.HTM

 <寸言>
  自分は自分,人(他人)は人(他人)ということで,「他人と比較してものを考える習慣」がまったくなければ喜ばしい。そういった習慣が見についているがなんとか抜け出したいと努力しているのなら,きっとそのうち抜けだせるだろう。しかしそういった習慣があるのに,それが自分を不幸にしているのに気づいていないとしたら「重症」である。