バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 (私は)話が上手でも下手でも気にしなければしないほど、ますます下手に話すことが少なくなることに気がつき、徐々に神経の緊張が少なくなり、ほとんど消滅するくらいまでになった。大部分の神経疲労は、このようなやり方で処理することが可能である。私たちのすることは、自分たちが当然だと考えているほど重要なものではない。我々が成功しようが、失敗しようが、結局、あまり大したことではないのである。

I found that the less I cared whether I spoke well or badly, the less badly I spoke, and gradually the nervous strain diminished almost to vanishing point. A great deal of nervous fatigue can be dealt with in this way. Our doings are not so important as we naturally suppose; our successes and failures do not after all matter very much.
 出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap.5: Fatigue
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA15-030.HTM

 <寸言>
 準備万端整えて人前で話をしても,自意識過剰だと(話に余裕がないため)人をひきつける話ができない場合が多い。ラッセルが言うように,うまく話すことができなくても大したことではないと開き直って,心に余裕をもって話をすれば,気楽に話すことができ,思いがけない良い話ができたりする。話したいことを話すことができたりする。
  自分に降りかかる不幸も同様に苦にすれば気にするほとよりひどくなる。
Take it easy!