競争は最高の徳であるという信仰(思い込み)のため,少年少女も青年も,酷すぎる緊張を伴うようなものに従事させられるべきではないということに,誰も思いいたらなかった。たとえ緊張はただ知的なものだけでさえも,十分悪いが,(実際は)さらに感情的な緊張も加わるのである。即ち,少年でも少女でもその子の全将来は −経済的な将来だけでなく社会的な将来も− 長い間の準備のあとのほんの短時間の試験で左右されてしまう(という感情的な緊張がある)のである。
Source:Education and the Social Order, 1932, chap.12: Competetion in Education
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