バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 ブリン・マー・カレッジ(Bryn Mawr)にいる間に(1896年秋=ラッセル24歳),私は,非ユークリッド幾何学について講義を行い,(妻の)アリスは,母子手当を支持する演説をするとともに,自由恋愛を擁護する話を女性たちに私的に行った。これはスキャンダルを引き起こし,私達は,事実上,大学から追い出された。私達は,ブリン・マーからボルチモアに行き,ジョンズ・ホプキンス大学(注:医学方面の研究で有名;今は COVID-19で有名/津田塾大の創設者の津田梅子や5000円紙幣でお馴染みの新渡戸稲造もこの大学で学んでいる/ただし新渡戸は中退)で同じ主題(非ユークリッド幾何学)について講義を行った。

While at Bryn Mawr(note: in 1896), I gave lectures on non-Euclidean geometry, and Alys gave addresses in favour of endowment of motherhood, combined with private talks to women in favour of free love. This caused a scandal, and we were practically hounded out of the college. From there we went to Baltimore, where I lectured on the same subject at the Johns Hopkins University.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1 :
More info.:https://russell-j.com/beginner/AB15-150.HTM

<寸言>
 有名な女子大のブリン・マー・カレッジは、妻のアリスが卒業した大学。「自由恋愛」を「恋愛の自由」のことだと誤解する人がいるかも知れないが、そうではなく、結婚制度に束縛されることなく、自由に多くの異性と恋愛をすることを言っている。
 因みに、ジョンズ・ホプキンス大学は、当時から医学方面の研究で有名であったが、今では、コロナウィルス COVID-19 の世界における感染状況を刻一刻、情報提供していることで有名。
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