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バートランド・ラッセルのポータルサイト

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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
  no.0795_2022/08/06 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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    ■ 目 次 ■
          
 1.ラッセルの著書及び発言等からの引用
 2.ラッセルに関する記述や発言等
  編集後記

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 1.ラッセルの著書や発言等から
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■「ラッセルの英語」n.2236~2240  を発行しました。
  (1)「ラッセル英単語」は、n.2236,2238, n.2240 
  (2)「ラッセルの英文」は、n.2237, n.2239
  それぞれ1つづつ再掲します。

 バートランド・ラッセルの英語 (1) n2236 R英熟語

 ★ turn to【~に頼る;~を調べる;~へ曲がる】


1.ラッセルの著作から

He tries to persuade himself that in a crisis his children would turn
 to him for advice.
[彼は,子供は困った時には自分に相談を持ちかけるだろうとあえて信じ込もう
とする。]
 出典:ラッセル『アメリカン・エッセイ集』の中の 「誰から賞賛されたい
か?」

But already the Americanization of Europe is making it (= artistic 
talent) necessary to turn to the negroes. turn to .
[しかし,ヨーロッパもアメリカナイズされてきて,(芸術的才能は)黒人に
頼らなければならなくなってきている。]
 出典:ラッセル『結婚論』第二十章「人間の価値の中の性の位置」

We must not run the risk that the young people whom we have educated 
in ignorance will turn to wickedness with delight as soon as they 
discover that there is such a thing.
[私たちは,無知のままに教育した若者が,世の中にはこんな悪(徳)がある
のだということを発見すると,たちまち大喜びで悪に走るというような危険を
冒してはならない。 ]
 出典:ラッセル『教育論』第二部_性格の教育_第11章「愛情と同情」


2.参考

You can always turn to me for help.
[いつでも私に助けを求めてください。]
 出典:『キクタン TOEIC TEST SCORE 800』p.261

When I faced financial difficulties, I had no choice but to turn to my
 father for help.
[経済難に直面して、助けを求めて父に頼るしかなかった。]
 出典:『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』p.470

Turn to your notes.
[ノートを調べなさい。]
 出典:『英熟語図鑑』p.314

I don't know who to turn to.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.

If you turn to someone, you ask for their help or advice.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
 ed.


■ ラッセルの英語(2) ラッセルの英文:ラッセル『私の哲学の発展』第18章
   
  批評に対する若干の返答」n.3-02    
   https://russell-j.com/wp/?p=7685

   批評に対する若干の返答」n.3-03
     https://russell-j.com/wp/?p=7688


■「ラッセルの言葉366_画像版」
 日本語 version : n.2099-2104j を投稿
 英 語 version : n.2099-2104e を投稿

 1つだけ再録します。 n.2099j ( July 31, 2022)
         
 「」

(構成員の)一人一人の人間が倫理的単位である。人体の各部分も,多くの人
間によって組織化されたもの(組織体)も,(単一の人間と同じ)倫理的重要
性を占めることはできない。多数者の善は構成員一人一人の善の総和であって
,(個人の善と)別の,また,独立した,新しい善ではない。具体的には,国家は
市民の善とは異なる善を持つと装う(ふりをする)場合、実際に意味されてい
ることは、政府あるいは支配階級の善はそれ以外の国民の善よりもより重要だ
ということである。このような見解は、独裁的な権力を除いて根拠を持つこと
ができないものである。
A single person is an ethical unit. Neither parts of a person nor 
organizations of many persons can occupy the same position of ethical
 importance. The good of a multitude is a sum of the goods of the 
individuals composing it, not a new and separate good. In concrete 
fact, when it is pretended that the State has a good different from
 that of the citizens, what is really meant is that the good of the
 government or of the ruling class is more important than that of 
other people. Such a view can have no basis except in arbitrary power.
 Source: Bertrand Russell : The Impact of Science on Society, 1952、
chap. 3: scientific technique in an oligarchy.
 More info.: https://russell-j.com/beginner/TOTAL-TP.HTM

<寸言>
 茂出木幹事長の発言の主旨は次のようになるはずです。
「自民党所属の議員が統一教会と100名関係があるとしても、党としては全く
関与していないことがわかっていますので、あくまでも個人の問題であり、党
としての問題は全くありません。」
 つまり、極端な例をあげると、「自民党員は全員多少とも統一教会に関与し
ていても、自民党としては全く関与していませんので、あくまでも個人の問題
であり、党自体の問題ではありません」ということも可能になります。しかし
、この時の「自民党」というのはこの世の世界のものではなく、プラトン的な
イデアの世界、あるいはあの世の世界の存在なのでしょうか?

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(2) ラッセルに関する記述や発言等 
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 今回もお休み

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 編集後記 「きょうは広島原爆の日」
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 今日(8月6日)は「広島原爆の日」で、3日後の8月9日は「長崎原爆の
日」です。日本が無条件降伏しなければさらに3番目、4番目の原爆投下が計
画されていたとのことですが、「天皇の責任を問わない」という条件で日本政
府は無条件降伏を受諾しました。
(A級戦犯の岸信介も米国にとって利用価値があるということで釈放されま
した。その恩義を感じての岸信介の「活躍」は皆さんご存知のとおりです。)

「米国時間では8月14日、英国の外交官を前にトルーマン大統領は沈痛な面
持ちで、第3の原爆投下を命令する以外に「選択肢はない」と漏らしていた。
戦争があと数日続いていたら、第3、そして第4、第5の原爆投下の可能性
は著しく高まっていた。・・・」
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/080700466/

 第3の原爆投下先として東京(東京湾?)が候補にあがっていたということ
です。(京都への投下は、米国政権内に京都が大好きな人がいて、候補から外
れたとのことです。)
https://www.tv-asahi.co.jp/scoop/update/special_back/20030817_010.htm

 政治家(国会議員)は何らかのものを実現したいと訴えて立候補しますが、
岸田総理は「核兵器全廃」を重要政策として訴えて当選し続けてきました。
しかし、核兵器保有国と非保有国との橋渡しが重要ということで、非保有国中
心の国連の核廃絶決議には棄権し、非保有国の国際会議には政府代表を頑なに
送ってきませんでした。どうして、オブザーバー参加さえできないというので
しょうか?

 米ソは両国が相手国を全滅させるほどの核兵器を所有し、両者が核弾頭の
数が均衡していれば大きな戦争は怒らないはずだというか核抑止論に立って
いました。しかし、それでは実際に使えない以上、戦争の「抑止力にはなら
ない」(実際に米ソの代理戦争が起き続けている!)ということで、使える
小型核(戦術核兵器)の開発をトランプ大統領(当時)は命令し、ソ連や中
国もそれに対応した開発を行っています。

 米ソとも核兵器は使わないと今でも言っていますが、プーチンは「国家存
亡の危機には核兵器(小型の戦術核?)の使用も辞さない」と時々言明して
います。

 核兵器をつくる知識がある限り、核兵器を一時的に全廃しても、どこかの
中小国が核兵器を秘密裏に製造する可能性があります。従って、国連などの
中立機関が少数の核兵器を保有し、世界中に監視機関を置く必要があります。
そのような体制づくりが間に合うか、あるいはそれはまた核戦争が起こった
後になるでしょうか?(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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