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バートランド・ラッセルのポータルサイト

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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
  no.0752_2021/09/25 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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    ■ 目 次 ■
          
 1.ラッセルの著書及び発言等からの引用
 2.ラッセルに関する記述や発言等
  編集後記

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 1.ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
     n.2104~2106  を発行しました。2つ再掲します。

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  <お知らせ>
  当分の間、「ラッセルの英語」は「ラッセル英単語」のみとします。
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 (1) 「ラッセルの英語」n.2104

   https://russell-j.com/beginner/reitan-b099.htm

 ラッセル英単語・熟語  barbed 

★ barbed [(adj.) 棘(とげ)のある;(言葉が)辛辣な]

* barbed wire 有刺鉄線


1.ラッセルの著作から

We had to scramble up a cliff by goat paths and through barbed wire to
 get there.
[私たちは、そこ(パルテノン神殿のアクロポリス)に到着するために、山羊
の通る小道を経由したり、有刺鉄線をくぐり抜けて、切り立った崖をよじ登ら
なければならなかった。]
 出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
          https://russell-j.com/beginner/AB32-050.HTM

The garden was cut up by a complicated system of barbed wire, with a 
view, so I thought at the time, to minimising the pleasure to be 
derived from it. l.
[当時は、その庭(ラッセルが3歳から18歳まで住んでいた祖父の邸宅の庭)
は、庭から得られる楽しみを最小程度に減そうとの意図のもとに有刺鉄線によ
って分断されている、と私は考えた。]
 出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
          https://russell-j.com/beginner/AB32-090.HTM


2.参考例

barbed wire
[有刺鉄線]
 出典:『究極の英単語<SVL> Vol.4 超上級の3000語』p.318

a barbed hook
 出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.

A barbed remark or joke seems polite or humorous, but contains a 
cleverly hidden criticism.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
 ed.


 (2)「ラッセルの英語」n.2106

    https://russell-j.com/beginner/reitan-i135.htm

 ラッセル英単語・熟語 impeccable

★ impeccable [(adj.) 欠点のない,申し分のない] 

* impeccably (adv.):申し分なく、完璧に、非の打ち所なく
* impeccability (n):無欠点、罪がないこと


1.ラッセルの著作から

His intellectual integrity was impeccable.
[彼の知的高潔さ(誠実さ)は申し分ないものであった。]
 出典:ラッセル「ジョン・スチュアート・ミル」
          https://russell-j.com/beginner/1097_JSM-260.HTM

Scepticism, while logically impeccable, is psychologically impossible,
 and there is an element of frivolous insincerity in any philosophy 
which pretends to accept it.
[懐疑論は,論理的には欠点はないが,心理的には(信じて実践することは)不
可能であり,それを承認すると称するどんな哲学のなかにも,不まじめな要素が
ある。]
 出典:ラッセル『人間の知識-その範囲と限界』序論 冒頭部分」
          https://russell-j.com/cool/39T-0101.HTM

She tried to be more impeccably virtuous than is possible to human 
beings, and was thus led into insincerity.
[彼女は人間として不可能なほど,一点の非のうちどころもないくらい高潔(有
徳)であろうとしていたが,そのために,偽善(不誠実さに陥っていった。]
 出典:ラッセル『自伝』第1巻第6章「「プリンキピア・マテマティカ」
          https://russell-j.com/beginner/AB16-070.HTM


2.参考
impeccable appearance
[非の打ち所のない容姿]
 出典:『究極の英単語<SVL>Vol.4_超上級の3000語』p320

Her written English is impeccable.
 出典:Oxford Advanced Learner's Dictionary, 8th ed.

If you describe something such as someone's behaviour or appearance as
 impeccable, you are emphasizing that it is perfect and has no faults.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
 ed.


■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2, n.1890~1892

1) n1890:ラッセル『私の哲学の発展』第8章 数学原理ーその数学的側面」n.12
            https://russell-j.com/wp/?p=6651
           
2) n1891: ラッセル『私の哲学の発展』第8章 数学原理ーその数学的側面」n.13
            https://russell-j.com/wp/?p=6655 

3) n1892:ラッセル『私の哲学の発展』第8章 数学原理ーその数学的側面」n.14
           https://russell-j.com/wp/?p=6658


■「ラッセルの言葉366_画像版」

 日本語 version : n.1783j-1790j を投稿
 英 語 version : n.1783e-1790e を投稿

 一つだけ再録します。
  n.1785j ( Sept. 20, 2021)

 「ラッセルとオットリンとの恋愛"事件"」

 私達(ラッセルとオットリン夫人)は二人とも,まじめで,因習にとらわれず,
伝統により貴族に属しているけれども,二人が置かれた現在の環境において,熟
慮の上できるだけ貴族的に振る舞わず,二人とも残酷さ,貴族の横柄さ及び狭量
さを憎んだ。しかも二人とも,生きることを選んだ世界においていささか異質
な存在であり,貴族社会の人間は我々二人が彼らとは異質であるために,私達を
疑いと理解を欠いた目で眺めた。このような状況から生ずるあらゆる複雑な感
情を,私達二人は共有した。私達の間には,彼女が生きている間消えることがな
い,深い共感があった。
We were both earnest and unconventional, both aristocratic by 
tradition but deliberately not so in our present environment, both 
hating the cruelty, the caste insolence, and the narrow-mindedness of
 aristocrats, and yet both a little alien in the world in which we
 chose to live, which regarded us with suspicion and lack of 
understanding because we were alien. All the complicated feelings 
resulting from this situation we shared. There was a deep sympathy
 between us which never ceased as long as she lived.
 Source: Bertrand Russell: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1
chap. 1
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB17-050.HTM

<寸言>
 ラッセルとオットリンとの恋愛「事件」はとても有名です。
 オットリン・モレルの伝記としては、ミランダ・シーモアの Ottoline 
Morrell: Life on the grand scale が特に有名です。日本でも邦訳書
[『オットリン・モレル、破天荒な生涯:ある英国貴婦人の肖像』(彩流社、
2012 蛭川久康・訳)]が出されています。ラッセルとの関係が詳細に描かれ
ていてとても興味深い本ですが、邦訳書は700ページ以上あり、よほど関心を
持っている人でないと読まないだろうと思われます。そこで、下記のページに
特に注目してもらいたいところを抜粋しました。プライベートな内容なので、
『ラッセル自伝』からは伺い知ることができないことがいろいろ書かれていま
す。
 https://russell-j.com/cool/kankei-bunken_shokai2013.html#br2013-3

 ところで、偶然、Lady Ottoline Morrell というタイトルの、オットリンを
唄った曲(2009年3月17日リリース)を以下のページに見つけました。無料で
聴けます。
 https://lovecamp7.bandcamp.com/track/lady-ottoline-morrell

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(2) ラッセルに関する記述や発言等 
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 今回もお休み

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 編集後記 「注目の自民党総裁選 - 9月29日」
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 我々の生活に大きな影響を与える自民党総裁選(実質的に日本の次期総理
を決める選挙)が来週水曜日(9月29日)に行われます。

 第一次選挙では河野氏が一番になるでしょうが、第二次選挙は予想が大変
困難になっています。安倍氏と石破氏が争った総裁選の第二次選挙において
は、2位と3位の連合により、第一次選挙で1位だった石破氏を破って安倍
氏が勝利しました。今回もそういう事態が起きるでしょうか?

 第一次選挙で河野氏がかなり2位を引き離した場合、また2位、3位連合
で逆転した場合は、続く衆議院選挙で自民党は手痛い目にあうでしょうから、
すんなり前回と同様にはならないと思われます。

 一次選で、2位と3位が岸田氏と高市氏の場合、両者は政治信条や政治手
法がかなり異なっていますので、かりに連携したとしても、反発して河野氏
に票をいれる国会議員も少なくなさそうです。

 高市氏が2位になった場合、3位の岸田陣営の多数の者が高市陣営に合流
する可能性は少なく、岸田氏が2位になった場合は高市陣営が岸田陣営に合
流する可能性は高いように思われます。

 いずれにせよ、新しい政権発足後は、高市候補を全面支援し、電通などを
使ってはでな選挙活動をしている安倍元総理の影響力は衰えていくのではな
いでしょうか?  少なくも麻生氏はお払い箱です。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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