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バートランド・ラッセルのポータルサイト

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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
  no.0729_2021/04/10 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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    ■ 目 次 ■
          
 1.ラッセルの著書及び発言等からの引用
 2.ラッセルに関する記述や発言等
  編集後記

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 1.ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
     n.2035~2037  を発行しました。2つ再掲します。

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   <お知らせ>
   「ラッセルの英語」は、4月から、月水金に定期発行し、必要に応じ
  火木に臨時発行することとしました。「働き方改革」です。(笑)
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 (1) 「ラッセルの英語」n.2035
 
   https://russell-j.com/beginner/reitan-a161.htm
 
 ラッセル英単語・熟語 abject

★ abject【(adj.) みじめな,ひどい,悲惨な,軽蔑すべき
* 語源: ab(離れた)+ ject(投げる)→ 見捨てられた、みじめな
* abjection (n):卑屈さ、下賤;無気力


1.ラッセルの用例

Never, in England, have I seen tramps who looked so abject as the 
mathematicians of Petrograd..
[私は,ペトログラードの数学者たちほどひどく惨めに見える人々を,いまだか
つて英国の浮浪者においても見たことがない。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第2章「ロシア」
          https://russell-j.com/beginner/AB22-130.HTM

There is in the sense of sin something abject, something lacking in 
self-respect..
[罪の意識には,何か卑屈なところ,何か自尊心に欠けたところがある。]
 出典:ラッセル『幸福論』第7章「罪の意識(罪悪感)」
          https://russell-j.com/beginner/HA11-020.HTM

But in an old man who has known human joys and sorrows, and has 
achieved whatever work it was in him to do, the fear of death is 
somewhat abject and ignoble..
[しかし,人間の喜びと悲しみを知り,何であれ自分のなすべきことを全てなし
とげた老人の場合には,死の恐怖を観ずることはいくらか卑しく恥ずべきこと
である。]
 出典:ラッセル「いかに歳をとるか」
          https://russell-j.com/cool/47T-020201.HTM


2.参考例

live in abject poverty
[赤貧の暮らしをする]
 出典:『究極の英単語 v.4 - 超上級の3000語』p.479

an abject apology
 出典: Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.

You use abject to emphasize that a situation or quality is extremely
 bad.
 出典: Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learner's, new
 ed.


 (2)「ラッセルの英語」n.2036-2 (旧「ラッセルの言葉」に該当するもの

  https://russell-j.com/beginner/KENGEN-IJO.HTM
 
 ラッセル「権限委譲」
   Source: Authority and the Individual, 1949, chapt.6:Individual
               and Social Ethics
      牧野力(編)『ラッセル思想辞典』所収


 おおざっぱに言って、社会活動の目的には重要なものが二つある。一方で、
安心・安全の確保(セキュリティ)及び公正/正義の確保という目的のために
は中央集権的政府の統制が必要であり、 十分な効果を発揮しようとすれば、
(社会の構成範囲を)世界政府の創設にまで拡大しなければならない。他方、
進歩という活動目的のためには、(中央集権とは)逆に、社会秩序と両立可能
な個人的創意工夫や発議権を最大限に発揮させる必要がある。これらの2つの
目的を可能な限り確保する方法は、権限委譲である。
 世界政府は、戦争防止に関係しない事柄は全て各国政府の自由にまかせなけ
ればならない。(また)各国政府は、自らもまたできるだけ広い範囲の事柄を
地方当局(地方自治体)の自由にさせるべきである(地方自治に委ねるべきで
ある)。
 産業においては、国有化すれば一切の問題が解決すると考えてはならない。
・・・。労働意欲、生き甲斐、作業能率の向上のためには、国有の反面で大幅
の自治を許すべきである。国有、国営の下での被雇用者対国家との関係は、被
雇用者対私的雇用者(資本家)の関係の複製であってはならない。・・・。
 文化的な問題では、多様性(を認めること)は進歩の条件である。大学や学
会のような国家から一定の独立性を持った組織はこの点で大きな価値がある。
現在のロシアのように、科学的に無知な政治家が経済力や警察力を駆使して自
分たちの馬鹿げた決定を強制することができるために、科学者たちが無意味な
ことをしなければならないというのは嘆かわしいことである。・・・。
 ある種の独立性を制度的に国家が保障すべきである。この保障には、権限委
議と民主主義の実体をもつ制度が必要である。政治的統制の危険を中和し、統
制悪を軌道修正する力は権限委譲制度と批判を許す民主制とにしかない。

(... Broadly speaking, we have distinguished two main purposes of 
social activities: on the one hand, security and justice require 
centralized governmental control, which must extend to the creation of
 a world government, if it is to be effective. Progress, on the contrary
 requires the utmost scope for personal initiative that is compatible 
with social order.
The method of securing as much as possible of both these aims in 
devolution. The world government must leave national governments free
 in everything not involved in the prevention of war ; national 
governments, in their turn, must leave as much scope as possible to
 local authorities. In industry, it must not be thought that all 
problems are solved when there is nationalization. A large industry
 -- eg., railways -- should have a large measure of self-governmnet; 
the relation of employees to the State in a nationalized industry 
should not be a mere reproduction of their former relation to private
 employers. ...
In cultural matters, diversity is a condition of progress. Bodies that
 have a certain independence of the State, such as universities and 
learned societies, have great value in this respect. It is deplorable
 to see, as in present-day Russia, men of science compelled to 
subscribe to obscurantist nonsense at the behest of scientifically 
ignorant politicians who are able and willing to enforce their 
ridiculous decisions by the use of economic and police power.)


■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2, n.1778~1782
     
1) n.1778:ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理 n.2
         https://russell-j.com/wp/?p=6244
     
2) n.1779:ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理 n.3
             https://russell-j.com/wp/?p=6244

3) n.1780:ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理 n.4
             https://russell-j.com/wp/?p=6248

4) n.1781:ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理 n.5
             https://russell-j.com/wp/?p=6253

5) n.1782:ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理 n.6
             https://russell-j.com/wp/?p=6256


■「ラッセルの言葉366_画像版」

 日本語 version : n.1616j-1622j を投稿
 英 語 version : n.1616e-1622e を投稿

 一つだけ再録します。
  n.1619j ( Apr. 7, 2021)
    https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j1619.html

 「長男ジョンが統合失調症を発症」

 リッチモンド(ロンドンン郊外の町)での暮らしは楽しいものであったが,
そうでない憂鬱なひと時があった。1953年(末)のクリスマスの時,私は大きな
(危険を伴う)手術を受けるために再度入院しようとして待機していた。しか
も妻(エディス)や家族全員がインフルエンザで倒れていた。息子(長男)と
彼の妻は 、自分達は子供の世話で疲れたのだと結論を下した。息子夫婦は,子
供達と私とクリスマスの晩餐を共にした後,食べ物の残りを持ち,子供達を置い
たまま家を出て行き,戻って来なかった。私達は子供達(孫達)が好きであっ
たが,私達のそれまでの幸福かつ満ち足りた生活のまっただ中,きわめて多くの
悩ましい問題を引き起こす新たな責任にぞっとさせられた。

The pleasant life at Richmond had other dark moments. At Christmas, 
1953, I was waiting to go into hospital again for a serious operation
and my wife and household were all down with flu. My son and his wife
 decided that, as she said, they were 'tired of children'. After 
Christmas dinner with the children and me, they left, taking the 
remainder of the food, but leaving the children, and did not return. 
We were fond of the children, but were appalled by this fresh 
responsibility which posed so many harassing questions in the midst of
 our happy and already very full life.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB32-120.HTM

<寸言>
 ラッセルはこの時(1953年末)すでに81歳ですから、「きわめて多くの悩ま
しい問題を引き起こす新たな責任にぞっとさせられた」というラッセルの気持
ちがよく理解できます。
 通常は、子供を遺棄することなく、母親か父親のどちらかが子どもの面倒を
みる場合がほとんどと思われます。長男ジョンの病気(統合失調症)が進行し
、妻スーザンも子供をおいてでもついていかなければならなかった(ラッセル
及びその妻エディスが子どもの世話をしてくれるはずと思っていた)のでしょ
うか?
 ところで、ジョンとスーザン(米国の詩人 Vachel Lindsay の娘)は1946年
8月に結婚していますが、二人の間に3人の娘が生まれています。第一子 
Felicity が結婚前の1945年9月、第二子 Sarah がやはり結婚前の1946年1月
、第三子 Lucy は1948年6月に生まれています。3人とも重い精神的疾患にか
かっています。ヴェーチェル・リンジー(1879-1931)のことはまったく知りま
せんが、下記のネット情報によれば、「1910年代に人気を博したが、1920年代
に下り坂になり、1931年に自殺した」とあります。
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%

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(2) ラッセルに関する記述や発言等 
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 今回もお休みです。

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 編集後記 老いての「アニメ」修行? -ハルヒ、エヴァ、鬼滅ー
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 子どもの時だけでなく、若い頃「漫画」を大量に読みました。まだ、アニメ
という表現があまりなされていなかった時代です。漫画なら、現実には可能で
ないことでも「実現」できます。漫画を大量に読んでいたために、発想がどう
しても漫画的?になり、論理に飛躍が生じがちでした。

 成人していつまでも「漫画」を読んでいてはいけないということで、その後、
長い間「漫画」を読まずに来ました。

 しかし -「漫画」はあいかわらず「読みません」が- 数年前から、「アニ
メ」は少しずつ「見る」ようになりました。

 「アニメ」を見るようになったきっかけは、三浦俊彦氏から『エンドレスエ
イトの驚愕ーハルヒ@人間原理を考える』を頂いたことでした。この本を読む以
上、net(YouTubeなど)で見ることができる涼宮ハルヒのアニメを全て事前に視
聴する必要があるということで、全て見てからこの本を熟読しました。熟読し
たおかげで重大な書き間違いを一つ見つけ、著者の三浦氏にお知らせしました。

 アニメを軽く見ていましたが、涼宮ハルヒのアニメ作品で少し目覚め、以後
少しずつ、アニメ作品を見るようになりました。最近では鬼滅の刃です。私は
Amazon Prime 会員ですので、これも 無料で見ることができます。ただし、ま
だ最初の7作品くらいしか見ていません。

 直近ではエヴァンゲリオンのアニメを見始めました。巷では「エヴァ、EVA」
と叫んでいますが、これまで聞き流してきました。三浦氏もエヴァンゲリオン
についていろいろふれています。『エンドレスエイトの驚愕』の第3章第1節
は「エヴァのメタ呪縛」とあります。

 涼宮ハルヒの時と同じく、エヴァを見る前に、エヴァの概要を知って置いた
ほうがよいということで、YuTube で検索したところ、中田敦彦のYouTube 大学
のコンテンツとして、5時間近くに渡る「エバンゲリオンのアニメ版を全力一挙
解説!」というのがありましたので、視聴し、全体像をつかみました。

 そうして、Amazon Prime Video で「新世紀エヴァンゲリオン」新劇場版3部
作(序・破・Q(=急))の「序」を昨日視聴しました。今後、「破」「Q」を
見て、しばらく時間をおいてから、最新版の「シン・エヴァンゲリオン」を見
ようと思っています。 (松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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