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バートランド・ラッセルのポータルサイト

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「(週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン」
  no.0681_2020/04/18 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

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(1) ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
     n.1798〜1802を発行しました。2つ再掲します。

 (1) R英単シリーズ

★ wrestle 【(vt) 〜を組み伏せる,〜と取っ組み合う | (vi) 組打ちする,
       レスリングする | (n) 組み打ち,レスリング】

   https://russell-j.com/beginner/reitan-w046.htm

1.ラッセルの例

St. Paul's view were emphasized and exaggerated by the early Church; 
celibacy was considered holy, and men retired into the desert to 
wrestle with Satan while he filled their imaginations with lustful 
visions.
[聖パウロの見解は,初期教会によって強調され,誇張された。独身は神聖な
ものとみなされ,人びとは世を捨てて砂漠に行き,サタンと戦ったが,その間
,サタンは人びとの想像力を好色の幻影でいっぱいにしたのだった。]
 出典:ラッセル『結婚論』第5章 「キリスト教倫理」
     https://russell-j.com/beginner/MM05-030.HTM

Did he demand absolute quiet while he wrestled with philosophical 
conundrums and wrote his innumerable books?
[彼(ラッセル)は自分が哲学的な難問に取り組んだり、自分の無数の本を書
いているときは、(子供に)絶対に静かにしていることを要求したか?]
 出典:キャサリーン・テート『最愛の人、わが父ラッセル』まえがき
     https://russell-j.com/beginner/AB17-040.HTM


2.参考例

Several police officers wrestled the infamous fugitive to the ground.
[何人かの警官がその悪名高い者を地面に組み伏せた。]
 出典:『究極の英単語 v.4 - 超上級の3000語』p.81

a wrestling match
[レスリングの試合]
 出典:『究極の英単語 v.3 - 上級の3000語』p.81

She wrestled with her attacker.
  出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.

Wrestling is a sport in which two people wreste and try to throw each 
other to the ground.
  出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new
 ed


 (2) 「ラッセルの英語」その2(旧「ラッセルの言葉」)

 「ヴィトゲンシュタイン」(『ラッセル思想辞典』から)

   https://russell-j.com/beginner/WITTGENSTEIN.HTM

 以下は、ラッセルの著書に具体的に言及しておらず、藤川吉美氏(当時、成
蹊大学講師)によるヴィトゲンシュタインの紹介です。そこで、ラッセルがウ
ィトゲンシュタインと初めてあった時のラッセルの描写(英文)を少しだけ追
加しておきました。
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 ヴィトゲンシュタイン(L. Wittgenstein, 1889-1951): ウィーンに生れる。
一九一二年から二年間ケンブリッジ大学においてラッセル、ムーアにつき、哲
学・論理学を学ぶ。一九二〇年から八年間、小学校教師、修道院の庭師、建築
家、等々を遍歴して、一九二九年再びケンブリッジ大学に復帰し、三〇年に客
員講師、三九年より同大学教授、四七年以後は隠遁生活にはいる。
 彼の哲学は『論理哲学論考』(Tractatus Logico-Philosophicus, 1921) を
代表とする前期と『哲学探究』(Philosphische Untersuchung, v. 1: 1936-
1945, v.2, 1947-1949)を代表とする後期とに大別されるが、前期思想とくに
「論理的原子論」(logical atomoism)はラッセルに強い影響を及ぼし、「論
理実証主義」(logical atomism)の中心概念の一つになった。(論理的原子
論、論理実証主義の項目を参照) ヴィトゲンシュタインによると、言語の単
位である要素命題が世界の構成要素と一対一に対応していて、共通する論理的
形式がその対応関係を保証している。すべての命題は要素命題の真偽の組合せ
によって形成されるから、その真理関数であるような命題のみが意味を有し、
価値命題(倫理的道徳的命題)、形而上学的命題、論理的形式に関する命題、
吾について語る命題、等々は無意味な命題と考えられている。そして、本来語
りえないものについて語ろうとするところは伝続的哲学の誤謬があるとウィト
ゲンシュタインは強調する。
 一方、後期に入ると彼は前期の立場を批判し、これを否定することから出発
して、言語現象をそれが使用される社会的文脈において考察の対象とされるに
至った。目的に応じて多くの言語規則なるものが存在するが、いずれも言語と
しては不完全で、その意味は、それが使用される状況、脈絡に応じて定まるも
のとされた。ウィトゲンシュタインによれば、哲学の使命は「言語批判」によ
る形而上学の追放に求められるが、このテーゼは「日常言語学派」に強く影響
を及ぼした。(藤川吉美)

<以下は『ラッセル自伝』からの引用です。>
He was an Austrian, and his father was enormously rich. Wittgenstein 
had intended to become an engineer, and for that purpose had gone to 
Manchester. Through reading mathematics he became interested in the 
principles of mathematics, and asked at Manchester who there was who
worked at this subject. Somebody mentioned my name, and he took up his
 residence at Trinity. He was perhaps the most perfect example I have 
ever known of genius as traditionally conceived, passionate, profound,
 intense, and dominating. He had a kind of purity which I have never 
known equalled except by G. E. Moore. I remember taking him once to a
meeting of the Aristotelian Society, at which there were various fools
 whom I treated politely. When we came away he raged and stormed 
against my moral degradation in not telling these men what fools they
 were. [彼(ウィトゲンシュタイン)はオーストリア人であり,また彼の父親
は大富豪であった。彼は,技術者になろうと考えていて,その目的ために,マン
チェスター(大学)に行っていた(で勉強していた)。数学(の本)の読書を
通して,彼は数学の原理に興味を持つようになった。そこでマンチェスター大
学で,数学の原理について研究している者はいないか尋ねた。誰かが私の名前
に言及した。それで彼はトリニティ・コレッジに住居を定めた。 彼は,情熱的
で,深遠であり,強烈で,抜きん出ており,おそらく,私が今まで知りえた人間の
なかで,伝統的に思い描かれてきた天才の最も完璧な実例であったであろう。
彼には一種の’純粋さ‘があり,それと匹敵するものは,G.E.ムーア以外に知
らない。私は,一度彼をアリストテレス協会(注:アリストレス研究のための
学界ではなく、英国哲学会のこと)の会合に連れていった時のことを記憶して
いる。その会合には,多くの愚劣な連中が出席していたが,私は彼らに対し丁重
な応待をした。私たちがその場を離れた後,彼は激怒し,彼らがいかに愚かであ
るか,彼らに言ってやらなかったのは道徳的堕落だと,私に怒鳴り散らした。


■「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2, n.1543〜1547

1)n.1543:R『権力−その歴史と心理』第15章 権力と道徳律,n.12
         https://russell-j.com/wp/?p=5382
         
2)n.1544: R『権力−その歴史と心理』第15章 権力と道徳律,n.13
        https://russell-j.com/wp/?p=5387

3)n.1545: R『権力−その歴史と心理』第15章 権力と道徳律,n.14
            https://russell-j.com/wp/?p=5390

4)n.1546: R『権力−その歴史と心理』第15章 権力と道徳律,n.15
         https://russell-j.com/wp/?p=5394

5)n.1547: R『権力−その歴史と心理』第15章 権力と道徳律,n.16
         https://russell-j.com/wp/?p=5397


★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.1259j-1265j を投稿
 英 語 version : n.1259e-1265e を投稿

  一つだけ再録します。
      https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j1261.html

 「勇気と蛮勇」

 危険を感知することのできない人にとっては,勇敢な行為は容易であるが,そ
ういった勇気は愚かである場合が多い。無知や怠慢(忘れっぽさ)に基づく行
動様式は,いかなるものも満足すべきものと見なすことはできない。なぜなら,
最大限充分に知り理解することは,望ましいもの全てにとって,不可欠の要素だ
からである。

Courageous behaviour is easier for a man who fails to apprehend 
dangers, but such courage may often be foolish. We cannot regard as
 satisfactory any way of acting which is dependent upon ignorance or
 forgetfulness: the fullest possible knowledge and realisation are an
 essential part of what is desirable.
Source: On Education, especially in early childhood, 1926, by Bertrand
 Russell
 More info.: https://russell-j.com/beginner/OE02-160.HTM

<寸言>
 優秀なアドバイザーが周りにいても、本人がおろかで理解力に乏しければ失
策をしがちとなる。愚かさと狂気をもった人物が権力をもつことは最悪。

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(2) ラッセルに関する記述や発言等 
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★ 「鶴見俊輔 高校生に応えた詩− 56年前、作家・辻原登さんらの同人誌に
    寄稿」
  『朝日新聞』2019年12月19日(木) 文化・文芸欄
 https://russell-j.com/beginner/ochibo-2020.htm#r2020-02
 
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  ラッセルについて触れているのは1行だけですが、鶴見俊輔はハーバード
  大学でラッセルの講義を聞いており、関係も深いため、以下、読み物とし
  て全文掲載させていただきます。
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* 辻原登(本名は村上 博、1945年12月15日〜 ~):中編小説「村の名前」で
第103回(平成2年上半期)芥川賞を受賞。2001年〜2010年まで東海大学文学部
文芸創作学科教授。2012年より神奈川県近代文学館館長・理事長)

 (記事執筆=朝日新聞・滝沢文那)
 
 戦後日本を代表する哲学者の鶴見俊輔が、半世紀以上前に高校生の同人誌に
詩を寄せていた。「憎む自分を憎む歌」と題し、柿の木に託して罰や善を問う
ナイーブな一面を見せる。その同人に、後に作家として活躍する辻原登さんが
いた。
 辻原さんは、今年から大佛次郎賞の選考委員を務める。今年度の受賞は黒川
創さん『鶴見俊輔伝』に決まった。選考会の最後に思い出を誇り出した。「実
は、鶴見さんに詩を書いてもらったことがあるんです」
 まだ原稿があるだろうかー。辻原さんは、帰宅途中、携帯電話で当時の仲間
だった山下健三さんに連絡してみた。「原稿も、残ってるよ」。冊子とともに
大切に保管されていた。
 同人誌の名は「太陽」。1963年4月23日付の創刊号には「ぼく達のビジョン
とイデア」とある。発行と編集は大阪学芸大学付属高校(現大阪教育大学付属
高校)天王寺校舎の同級生5人だ。
 敗戦から20年足らずで、60年安保が終わったばかり。「まだ社会主義やアナ
ーキズムが輝いていた。過激化はしないけど、僕もミーハー的思想少年だった」
と辻原さん。フランス映画を見て、サルトルについて論じる高校生たちが集ま
っていた。
 「高校生による高校生のための総合雑誌」をめざした「太陽」。表紙は岩波
書店の「世界」を意識した。創刊時、辻原さんは、寄稿者の一人に同志社大学
教授の鶴見の名を挙げた。60年安保の強行採決に抗議して東京工業大学助教授
を辞任し、「思想の科学」(の執筆者)でも知られた存在だった。辻原さんは
共同体やユートピアに関心を持ち、鶴見らが「家」をテーマに研究するサーク
ルにも顔を出していた。
 仲間と「僕たちを励ます意味で寄稿してください」と頼みに行った。鶴見は
「いいよ」と言ってくれたが、実際に書いてくれるか自信はなかった。しばら
くすると、高校の教官室に封書が届いた。「先生が驚いたのがおかしくて。
『鶴見俊輔から手紙きとるぞ! すごいなあ』てね」
 「柿の木は/柿の木であることによって/罰せられているのに/なぜその柿
の木に/きずをつけようとするのだろう」(鶴見の詩の冒頭)。辻原さんは
「高校生の目線に立って書いてくれた。自分たちの悩みと通じるものがあって
共感した」と振り返る。一方、雑誌を作る以上はもうけようと、値段をつけ、
近所の書店や洋品店、南海電鉄からも広告を取った。印刷料も値切って見事に
黒字を達成。(「大阪の子でしょ。お金が余ったと喜びました」

 翌年には卒業したが、(第)2号も刊行。巻頭は、なんとノーベル賞を受賞
した哲学者で数学者のバートランド・ラッセルからのメッセージが飾った。核
戦争回避を働きかける文。英文で載せた。
 「いま話しても最初は誰も信じてくれないけど、英語の得意なのがいて、手
紙を書いたら、激励の返事が来たんだ」。「英語が得意なの」は、古代史研究
の第一人者として知られる吉村武彦・明治大学名書教授だ。
 仲間が各地に散り、稚誌は2号で終わった。
 今回、大佛の初選考で鶴見の評伝に触れた辻原さん。鶴見との思い出がよみ
がえった。「不思議な縁ですよね。こういうの、いいなあと思う」

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 編集後記 ようやく少量のマスクをゲット!
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 最近、毎日、ドラックストアを3,4件まわり、なんとかマスクを入手しよ
うと努力してきました。しかし、徒労に終わってきました。大型のドラックス
トアでさえもほとんど入荷せず、入荷しても少量のため、あっという間になく
なり、大幅に増産しているというのに一体どこに消えているのかと、不思議に
思ってきました。

 昨日、地元のナチュラル・ローソンで10枚入りのマスクを770円で運良く?
ゲットできました。(本日また行ったらもうひとつもありませんでした。)
小型店ですが、ローソンは全国的なチェーン店なので、比較的確保できている
のかも知れません。

 これまでは手持ちのマスクをできるだけ長持ちさせようと、使用後にぬるま
湯に中性洗剤を溶かして10分間以上つけ、(もまずに)すすいで軽くしぼって
室内に干し、乾かして再利用して(延命をはかって)きました。

 1週間以内に総理から「ご下賜」される布製マスクが届くでしょうが、小さ
すぎて子ども用だとか、おちょぼくちのお上品な方用のマスクだとか、評判は
散々です。費用がそれほどでもないのならそれも一つの手だろうと思いますが
、466億円もかかっているとのことで、マスク工場を作る企業への補助金にあ
てて工場を拡張してもらったほうがずっとよかったのではないかと感じている
しだいです。(松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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