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アドホック・エッセイ&備忘録 (2005年12月03日)

「ラッセルのホームページの閲覧者について- Google Analytics の紹介



 ホームページを運営している方なら,ほとんどの人が,自分のホームページをどのような人(地域,年齢・性別,職業等の属性,関心領域,その他)がどれくらいの頻度で閲覧してくれているか,知りたいだろうと思われる。
 ホームページのアクセス状況を知るためには,これまで,有料のサービスを利用するか,自分でサーバを立ち上げ,アクセス分析用のCGIプログラムをインストールする必要があった。後者の場合は,URLが変わってしまうため,(以前変更したことがあり苦労したことがあるため)いずれ前者の有料サービスを利用しようと考えていた。
 ところが最近になって,グーグルが無料のホームページのアクセス分析サービス(Google Analytics)の提供を開始した。グーグルのトップページのメニューにはのっていないので,現在のところ,試行サービスという位置づけだろうか(申し込みサイト:https://www.google.com/intl/ja_ALL/analytics/)。
 これはよいと早速飛びつき,利用者登録を11月の半ば頃行った。(ただし,利用申し込みが殺到したため,12月3日現在,新規利用申し込みができない状態になっている。)
 普通,無料サービスというと,たいしたものは多くはないが,グーグルの場合は,Google Map, Google Satellite,電子図書館,その他,使えるサービスがいっぱいある。この Google Analytics も使ってみて,高機能ぶりに驚いている。ここではその一部だけであるが,ご紹介しておきたい。

 11月26日(土)~11月30日(水)のアクセス状況(以下同様)をみてみると,右上の図のように,1日50人前後の閲覧者(実数)があるようである。ただし,アクセスログをとるために必要な Java Script 文は今のところ,トップページのメニューから直接リンクしているHTMLのみに限定して挿入しているため,検索エンジンにひっかかって,直接ラッセルのホームページの記事を表示・閲覧しているもの(トップページを経由しないもの)については,この数字には含まれていない。ちょっとみでは,訪問者数よりページビュー数が少なく見えるかもしれないが,ページビューの目盛りは右側にあり,訪問者数の2,3倍ある。また,時間単位でアクセス数を表示することもできる。ただし,米国にあるサーバを使っているとしたら,米国時間に直さないといけないかもしれない(現在のところ不明)。実際,日本時間だと考えると,深夜に閲覧している人が多すぎることになり,?である(海外から多くの人が見ているのなら別であるが・・・)。

 次に新規訪問者とリピート訪問者との割合をみると,右上2番目の図のようになる。新規訪問者が予想外に多い。この傾向は,他の期間を見てもあまり変わらない。

 閲覧者が所属している国は,圧倒的に日本が多いのは当然としても,米国(ラッセル協会の関係者?),イギリス(日本語がわかるJさん?)と同じ位に中国が多いのには驚いた。読書会会員のTさんが現在北京の某大学に留学中のため,北京はTさんだろうと想像されるが,少なくとも3人は,他地区の中国人閲覧者であることになる。(他に,韓国,台湾,ドイツ,アラブ連邦首長国などからアクセスがある。)

 次に,どのような経路を通ってラッセルのホームページにたどり着いたかみてみると,いずれかのホームページ上のリンクをクリックするなどして直接アクセス(direct)している人が一番多いが,次いで,グーグルやヤフーなどの検索エンジンを使いキーワード検索を行いたどり着いている人が多い。姉妹サイトである三浦俊彦のページ(https://russell-j.com/miurat/)経由で訪れる人も多い。(なおヤフーについては,ラッセルのホームページがヤフー・ディレクトリーに登録されているので,詳細は不明)

 次に閲覧者が使用しているパソコン画面の解像度をみると,800ドット×600ドットという狭い画面の閲覧者も一人だけいるが,予想通り1024×764ドットの人が一番多い。なかには,1600×1200ドットという贅沢な大画面PCを利用している人(Mさん?)もいる。



 さて,日本の閲覧者についてもう少し詳しくみてみよう。東京都が一番多いが,東京のなかを細分すると区部が一番多く,次が調布である。調布は,Mさんだろうか。
 検索エンジンを使っている場合は,どのような検索語を使ってたどりついているか,パソコンで標準的に使用している言語,利用ネットワーク名(プララが多いですね),使用しているドメイン名(kyoto-u.ac.jp 経由の方は,Nさんでしょうか?),使っているOSやブラウザのバージョン,そのほか,非常に多くのデータが参照可能となっているが,今回はここまでにしておきたい。
 Google Analytics のご利用をお薦めしたい。//