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核戦争になっても安全な南極の避難所?

出典:R.カスリルズ、B.フェインベルグ(編著)『拝啓バートランド・ラッセル様 - 市民との往復書簡集』

目次



・・・。次の戦争の生存者のなかに残り,その破局が訪れる前に,寄り集まってひとつの集団を形成したいと思う人々のために,何か方法があるでしょうか? また、彼らが行って(向かって)比較的安全な場所というのは世界のどこかにあるでしょうか?・・・。

ラッセルからの返事(1958年12月19日)

 拝復 ミセス・デビッドソン様

ラッセル英単語・熟語1500
 ・・・。放射能の害毒から逃れるために安全な避難場所を捜そうとしてもそうたいして意味があるようには思われません(I do not think there is much point)。(それよりも)核戦争を防止するための運動に携わっている人たちに加わることの方が、公的にも(社会的にも)個人的にも,ずっと有益だと私は考えます。
 ・・・けれども、もしあなたが比較的安全な地域見つけ出したと思うなら、南半球の方が北半球の方よりもより安全だと言えると思いますし、また、南極に近づけば近づくほど、より安全になると言えそうです。
 敬 具
 バートランド・ラッセル

* compatriot:同胞

Dear Mrs Davidson, (Dec. 19, 1958)
・.. I do not think there is much point in trying to find a safe refuge from radio-active poison. I think it is much more useful, both publicly and personally, to join those who are engaged in trying to prevent a nuclear war .... If, however, you wish to find a comparatively safe region, I think one may say that the Southern hemisphere is safer than the Northern and that it grows progressively safer as you approach the South Pole.
Yours sincerely
Bertrand Russell

(From: Dear Bertrand Russell; a selection of his correspondence with the general public, 1950 - 1968. Allen & Unwin, 1969.)