日本バートランド・ラッセル協会{昭和47年度)第1回研究発表会(予告)
* 出典:『日本バートランド・ラッセル協会会報』第17号(1971年2月)pp.11-12.<
* 研究発表会案内
日時 昭和四十六年四月三日(土)午後五時
場所 富士銀行東京駅八重洲口支店会議室
(東京建物ビル3階)
連絡先 松永法律事務所(電話03-271-8825)
発表者 東経大教授 大竹勝氏
題 目 「文学者としてのラッセル」
数学者、哲学者、記号論理学者としてのラッセル、世界政府と核戦争防止を説くラッセルについての研究は少なくない。
しかし、ラッセルの散文は世界的に有名である。そして、簡明な構文、的確な選語、巧みな論旨の展開などがよく指摘される。更に、ラッセルは、匿名で、小説も書いた。(作者の氏名を(あてる)懸賞募集(を)した時、モームも参加した由)
ラッセルの文体について、あれやこれやと思う時、「文学者としてのラッセル」は、彼の著書に親しんだ者に、興味ある研究テーマである。
今回、ここに焦点をあてて、当協会は、昭和四十六年度第一回シンポジュームとして、英米文学の研究家である大竹教授にその御研究の発表をお願いする次第である。