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ソルジェニーツィンによるバートランド・ラッセル批判

* 出典:『日本バートランド・ラッセル協会会報』第23号(1975年5月刊)p.5.



ラッセル協会会報_第23号
 旧聞になるが、昨年(1974年)6月20日付の『ザ・タイムズ』(The Times)紙に、ラッセル未亡人(Edith)と平和財団の理事2名の署名入りの、「ソルジェニーツィンとラッセル」という同紙主筆への書翰が掲載された。
 ソルジェニーツィンが、ラッセルはソ連の不正・悪事をある意味で黙認・弁護したと、『収容所群島』(1971年)第2巻の中で非難していることに対し、3人が抗議したのである。
 ラッセルの著書や戦後の活動を知らない為であると言えまいか。(編集部)

*A. I. Solzhenitsyn (1918~ ):1970年にノーベル文学賞受賞。1974年に国外追放となり、後にアメリカに移る。