Consider the set of all sets which are not members of themselves. Such a set appears to be a member of itself if and only if it is not a member of itself.筆者(平野次郎)はこのラッセルの逆説の定義をスタンフォード大学が出版した哲学百科事典(Stanford Encyclopedia of Philosophy)で見つけた。
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All Cretans are liars. I am Cretan. Therefore I am a liar.しかしクレタ人である "I" つまりエピメニデスがそもそもウソつきであるから、彼がいっていることはウソになる。そうするとすべてのクレタ人がウソつきであるというのはウソになり、エピメニデスもウソつきではなくなる。そうすると・・・・・・。バートランド・ラッセルはこのエピメニデスの逆説を数学の集合論にあてはめ、1901年にラッセルの逆説を発表したのだった。(松下注:この辺の記述はいいかげん。「「すべてのクレタ人はウソしかいわない(ウソつき)」がウソ」ということであれば話者のクレタ人はウソをついているが、クレタ人の中には正直なものがある、というであれば、矛盾はない。→ 参照:三浦俊彦著『論理パラドクス』pp.18-19.)
(Epimenides' Paradox, 原典より)