画一性の強制 blind impulse towards enforced uniformity


【 バートランド・ラッセル(Bertrand Russell)の言葉 r366-c156-2】

 文明化された人々の間では,画一性を強制したいというこの盲目的衝動は,次第に弱まっていきます。しかし,多くの人は決して文明化されず,生涯,小中学生の持つ,粗野な迫害本能を保持し続けます。もし政治的自由が存在すべきであるならば,この迫害したいという感情を,法律のなかに具現化してはいけません。モルモン教徒(注:一夫多妻主義で有名であったが,今では違うとのこと。)に対し敵愾心を抱かせたのは,ほかならぬ,この感情でした。それは,伝統的な道徳律のなかの一つの信条ではありませんでした。なぜなら,(米国人は同国人に対してはそのような感情を抱いても)アジアやアフリカにおける一夫多妻に対しては,(米国人は)誰も反対しなかったからです。
Civilized people gradually grow out of this blind impulse towards enforced uniformity; but many never become civilized, and retain through life the crude, persecuting instincts of the schoolboy. If there is to be political liberty, this feeling must not be embodied in legislation. It was only this feeling which caused hostility to the Mormons. It was not a belief in the conventional moral code, since no one objected to polygamy in Asia and Africa.
 出典: What is Freedom? (1952)
 詳細情報; http://russell-j.com/cool/0984_what_is_freedom.htm#r366-c156-2

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