『虚構世界の存在論』目次
序 言
第1章虚構作品とは何なのか
 1 作品の変貌と同一性
 2 外延と現象
 3 発見と規定
 4 作品の可能態
第2章虚構世界とは何なのか−不完全性−
 1 余剰情報と不確定性
 2 不確定性への三つのアプローチ
 3 排中律と二値性
 4 発見、選定、創造
 5 D.ルイスの集合説
 6 外挿原理と曖昧さ
 7 個体の追跡
第3章虚構世界とは何なのか−矛盾−
 1 矛盾に依拠する物語
 2 二種類の矛盾
 3 合併の方法
 4 解釈の存在論
 5 論理的非閉鎖と最小離脱
 6 論理的メタフォー
 7 2055年に何が起こったか
第4章虚構的対象とは何なのか−諸説概観−
 1 記述理論(ラッセル)
 2 擬装主張説(サール)
 3 還元主義(ライル)
 4 マイノング主義(パーソンズ)
 5 理論的実体説(ヴァン・インワーゲン)
 6 種類説(ウオルターストーフ)
 7 寓意説(プランティンガ)
 8 代入的量化説(ウッズ)
 9 状況説(ハインツ)
 10 de re 可能世界説(クリプキ)
 11 物理主義(クリプキ、カプラン、ドネラン)
 12 de dicto 可能多世界説(ルイス)
 13 de dicto 超世界説(スタルネイカー、カリー)
 14 メイクビリーブ説(ウオルトン)
 15 de re 心眼理論(ハウエル)
 16 限界仮説と唯一仮説(スタルネイカー)
 17 虚構論の判定軸
第5章虚構理論とは何なのか
 1 現象主義と一世界説
 2 ×メイクビリーブとしての世界観
あとがき
引証文献表
(兼・人名索引)
事項索引