バートランド・ラッセルの言葉



国家悪・権力悪・社会的不正
  1. たとえば,あなたは'政治闘争'に没頭し,あなたの政党の勝利のために一生懸命に働くとしよう。
  2. 仮に,あなたは,上海で綿糸・綿布を製造している会社の一株主だとしてみよう。
  3. いかなる国家も,国民としての誇りを助長したいと望んでおり,この国民的誇りは偏見のない歴史(教育)によってはなすことができないという意識を持っている。
  4. 権力のいいなりになる者(従順な人間)は,思想と行動の両面において進取の気性を失う。
  5. 喜捨をすること(貧しい者に分け与えること)によって自己満足を感ずるどころか、自分たちは他人をこのような窮乏と屈辱的な状態にしてしまう体制で利益を得ていると感じて、社会的良心が痛むのを感じる。
  6. 今から100年前の、現在では消滅した社会における(人々の)自立よりも(貧しい人々への)慈善を優先する考え方は、今日の我々にはグロテスクに映る
  7. 正義と不正は,一緒に取り上げなければならない。
  8. 哲学者や政治家のなかには,国家は単に市民の福祉の手段としてばかりではなく,それ自体として優れた点をもち得ると考える人たちがいます。
  9. 世の中の大多数の人々に比べて,恒常的により快適な境遇のもとに生きる人々は,通常,自分よりも不幸な人々への同情を感じない。
  10. しかし,残酷と搾取によって財産を獲得した人は,たとえ規則的に教会に行き,不正に獲得した収入の一部を公共的な目的(対象)に寄付したとしても,"不道徳な人間"と見なされなくてはならない。
  11. 成功のための技量を持たぬ人々にも権利はある。
  12. 9世紀自由主義のスローガン(合言葉)であった自由競争は,疑いもなく支持すべき多くの長所を持っていた。
  13. 私生活に荒廃をもたらす情熱は、公的生活にも同様の荒廃をもたらす。
  14. 家柄崇拝(上流意識)は,それが誤った価値基準や社会的不平等の容認に結びつく時,重大な悪となる。
  15. 1939/1940学年度(1939.9~1940.6)の終わり頃,ニューヨーク市立大学教授になるよう招聘された。
  16. 私はこの訴訟について,当事者(の一人)になれるように努力したが,'私には関係ない'と言われた。
  17. 私たち(ラッセル夫妻ほか)が会った中で本当に好ましく思った日本人は,唯一ミス・イトウ(注:伊藤野枝)という女性だけであった。
  18. 関東大震災の時,彼女(注:伊藤野枝)がその無政府主義者と同棲している家に,憲兵隊(注:甘粕正彦憲兵犬尉/原文では the police '警官隊'になっているが,甘粕は憲兵であるので,精確には'憲兵隊')がやって来た。
  19. ・・・。はい,非常にしばしば起こります。それはみな,あれこれやりたいという願望(思い)よりも,(混ぜ物のない)全くの権力愛が勝るからです。
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