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バートランド・ラッセル 権力 第3章 (松下彰良 訳)- Power, 1938, by Bertrand Russell

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第3章 権力の形態 n.14 - 知識人の由来


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 知識人は,我々も知っているように,聖職者の精神上の子孫である。しかし,教育の普及知識人から権力を奪いとってきた。 知識人の権力迷信に依存している。つまり,伝統的な(神のキリストへの)顕現(注:三位一体説など)や聖なる書物に対する敬意に依存している。これらのもののなかで,いくらかのものが英語を話す国々に生き残っている。たとえば、(英国の)戴冠式(即位式)での礼拝に対する英国人の態度とか,米国憲法に対するアメリカ人の敬意にそれを見ることができる。だからこそ(英国の)カンタベリー大主教(大僧正)や(米国の)最高裁判所判事が,今もなお、いくらかの学者の伝統的権力を持っているのである。しかし,こうしたものは,エジプトの聖職者(古代の)中国の儒者の持っていた権力の亡霊(a pale ghost 青白い幽霊)に過ぎない。

Chapter III: The Forms of Power, n.14

The intellectual, as we know him, is a spiritual descendant of the priest ; but the spread of education has robbed him of power. The power of the intellectual depends upon superstition : reverence for a traditional incantation or a sacred book. Of these, something survives in English-speaking countries, as is seen in the English attitude to the Coronation Service and the American reverence for the Constitution ; accordingly, the Archbishop of Canterbury and the Supreme Court Judges sill have some of the traditional power of learned men. But this is only a pale ghost of the power of Egyptian priests or Chinese Confucian scholars.
(掲載日:2017.04.21/更新日: )