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『ラッセル教育論-特に幼児期における』(松下彰良・訳)

From Bertrand Russell's On Education
(London; Allen & Unwin, 1926.

Contents(総目次)

第2部 性格の教育 第12章 性教育 イントロ累積版

  1. 性の問題は,非常に多くの迷信やタブーに取り囲まれているので,私は,恐る恐るこの問題をとりあげる。・・・。
  2. (性教育に関する)問題を年齢順にとりあげるならば,母親や保母が最初に直面するのは,自慰の問題である。・・・。
  3. 性的な好奇心は,普通,生後三年目頃に,男女の身体上の相違,及び,おとなと子供の身体上の相違についての興味の形で始まる。・・・。
  4. (いろいろな)質問に答えてあげることが,性教育の主要な部分である。・・・。
  5. 子供が性についていろいろ質問するほどの年ごろ,たとえば満三歳以上になっている場合は,もしも弟や妹が生まれたなら,赤ちゃん(弟あるいは妹)は母親の体内で育ったのだということや,彼(あなた)も同じように育ったのだということを教えてあげるとよい。・・・。
  6. 子供が性(それ)について質問する年ごろになって(も),家族に赤ん坊が生まれない場合は,性の話は,「それは,おまえが生まれる前に起こったことだよ」と聞かされることから生ずることが多そうである。・・・。
  7. 子供が農園(注:通常家畜も飼育している。)で生活しているのでないかぎり,父親が生殖(生命の発生=誕生)において果たす役割は質問に対する答えの形で,自然な話題になる(注目される)ことはなさそうである。・・・。
  8. 性についてほかの子供からまずく教えられる恐れがないのであれば,この(性教育の)問題は,子供の好奇心が自然に働くままにまかせて置き,両親はただ質問に答えるだけにとどめてもおくことも可能であろう。・・・。
  9. 思春期のどれくらい前にこういう(性に関する)知識を与えられるべきかは,(子どもの)状況による(状況・事情によって異なる)。・・・。
  10. 今日,男の子と女の子は同様に扱わなけえばならない,と論ずる必要はないと思われる。・・・。
  11. 若い人たちには,子供を持つこと(作ること)はとても重大な問題であること,また,子供が健康で幸福になれるというかなりな見通しが立たないかぎり,子供を持ってはいけないということを理解するように導いてあげなければならない。・・・。
  12. (子どもに)性愛(性的な愛情)について教える時に,もう一つ,必須であるものがある。・・・。
第13章