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ラッセル『結婚論』第18章「優生学」(松下彰良・訳)

Marriage and Morals, by Bertrand Russell
(London; Allen & Unwin, 1929)


総目次

第18章 優生学  イントロ累積版

  1. 優生学は,計画的な方法によって,種(動植物の品種)の生物学的特質を改善しようとする試みである。
  2. 優生学の主題については,特に大量のナンセンス(無意味な戯言)が書かれてきた。
  3. 優生学には,積極的なものと消極的なものの,二種類がある。
  4. 私の考えでは,断種(不妊化)という手段は,精神的に欠陥がある人にはっきりと 限定するべきである。
  5. 次に,積極的優生学に目を向けてみよう。
  6. けれども,この種の科学的知識を適用(応用)するためには,本書でこれまで熟考してきたいかなることよりも家族に関して、いっそう根本的な変動(upheaval 激変)が必要になるだろう。
  7. けれども,この種の科学的知識を適用(応用)するためには,本書でこれまで熟考してきたいかなることよりも家族に関して、いっそう根本的な変動(upheaval 激変)が必要になるだろう
  8. あるタイプの政治家や政治評論家(publicists 時事評論家)に大変人気のある一種の優生学がある。
  9. 極端な場合,ある民族が他の民族よりも優秀な場合があることは,ほとんど疑いがない。
  10. ユリウス・ヴォルフは,統計のある主要国の全てについて,人口1,000人あたりの死亡に対する出生の超過(数)の表を示している(前掲書, pp.143-144)。
  11. ここでも(注:劣等民族の増大の危険性を強調する西欧の狂信的愛国主義などでも)また,以前の二つの場合と同様に,国際的な無政府状態が続いている間に科学が進歩していくなら,我々は,人類の前途にある危険に直面する。
  12. 個人道徳(注:private morals 私的道徳。社会道徳に対峙するもの)の観点からすると,性倫理は,科学的で迷信的でないなら,第一に優生学的な考慮を優先するだろう。


第19章 性と個人の幸福(福祉)