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ラッセル『結婚論』第7章「女性の解放」(松下彰良・訳)

Marriage and Morals, by Bertrand Russell
(London; Allen & Unwin, 1929)


総目次

第7章 イントロ累積版

  1. 現代における性道徳の過渡的状態は(過渡的状態にあるのは)、主に二つの原因による。
  2. この突然の変化の原因は、私見では(思うに)、二つの面がある。
  3. けれども、女性の政治的な解放は、われわれの(現在取り扱っている)主題と間接的な関わりしか持っていない。
  4. 男女の平等への要求は、最初から、政治的な問題(事柄)だけでなく、性道徳にも関係していた。
  5. この運動全体は、いまだ、ごく初期の段階にあり、今後どのように発展していくか予言することは不可能である。
  6. この種の状況は、もちろん、非常に不安定である。
  7. けれども、ここでちょっと立ち止まって(一息入れて)、女性は男性と(権利において)対等(平等)であるべきであるという要求の論理的な意味合いを考えてみよう。
  8. 以上の事情を考えると、多くの男性が経済的な理由で早い時期に結婚することは不可能と考えている一方で多くの女性がまったく結婚できないでいる以上、男女平等のためには、女性の美徳(ここでは性的美徳/貞操)の伝統的な基準の緩和が要請される,ということが明らかになる。
  9. この新旧の道徳の対立という問題から、非常に明快な争点(issue 論点)が提起される。
  10. これに反して,もしも,古い道徳を回復したいと思うのなら,ある一定の事柄が必須である(。
  11. どちらの道(コース)をとっても,困難と反対が存在することがわかるであろう。
第8章 性知識に関するタブー